AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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vol.3216 武士道の根幹精神 魂が震える話より 写真はMさんからいただいたプレゼントですヾ(@⌒ー...

2017年01月26日 | 
武士道のお話です。


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武士道といふは死ぬことと見つけたり。


この部分を戦前の日本の軍部は教科書にして小学生に配り、戦場で死ぬことを理想とするよう求めました。


葉隠の真意は違います。


ここには重大な言葉が省かれているのです。


「死ぬこと」の前に、「誰のために」が省かれています。


侍の本来の世界では、ここに「君主のために」が必ず入っていなければなりません。


すなわち「君主のために死ぬこと」が武士道のはずなのです。


ところが葉隠はあえて、それを入れなかった。


なぜか。


「君主でなくてもいい。自分以外の他の誰かのために死ぬことが、武士道だ」という考えがあったからです。


この一節は、死ぬことを語っているのではなく、「生きよ。人のために生きよ」と言っているのです。


「もしも自分のことばかり考えて生きていれば、どれほどうまくやっても、あるいは栄達しても、やがて必ず死ぬのだから人生はつまらない、空しい。


しかし、自分以外の人のために生きるのなら、命が次に繋がっていくのだから、空しくない。


生きよ、人のために生きよ」。


それが日本の武士道のほんとうの根幹精神です。


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ぼくらの哲学

青山 繁晴 著

飛鳥新社


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小泉八雲氏(ラフカディオ・ハーン)は、今から100年以上前の日本人を観て、どの民族にも増して幸福になる手段を心得ていると賞賛し、こう言いました。


「日本人のように、幸せに生きていくための秘訣を十分に心得ている人々は、他の文明国にはない。


人生の喜びは、周囲の人たちの幸福にかかっており、そうであるからこそ、無私と忍耐を、われわれのうちに培う必要があるということを、日本人ほど広く一般に理解している国民は、他にあるまい」


【人生の喜びは、周囲の人たちの幸福にかかっている】


その通りだと思います。


周りの人を喜ばせるから、自分の目に映るのは「喜んでいる人たちの光景」になります。


周りの人たちに使う言葉は、相手が喜ぶ言葉だから、自分が一番よく聴く言葉は「喜びの言葉」です。


周りの人たちを喜ばせようとする心がいつもあるから、自分といつも一緒にいるのは「あたたかい心」でしょう。


だからこそ、


【人生の喜びは、周囲の人たちの幸福にかかっている】


つまり、「自分のためにだけ生きてんじゃねーよ!自分だけ得しているように思えるかもしれんけど、自分が一番つらい人生になるぞ!」ということです。


人は死ぬ時、


死を目前にした時、


自分のことは考えず、支えてくれた人や、周りの人、


そして何より、


あとのことを考えるのではないでしょうか。


自分がいなくなった後のことを。


その基準で考えたら、私心なんて微塵も出てこないでしょう。


本当に、世の中のため、人のため、仲間のため、家族のため、何をするべきか、何をしたいのかが明確になると思います。


死を意識するということは、「人のために生きる」を意識することにもつながります。


だから、アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏は、


「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私はやりたいだろうか?」と自分自身に毎日問いかけていたのでしょう。


「今日やる予定のことを私はやりたいだろうか?」だけだったら、私心やわがままな答えが出ます。


「もし今日が人生最後の日だとしたら」があることによって、私心なく本当にやるべきことが見えてくるのだと思います。


なかなかこの平和な時代の平和な国で「死」を意識するのは難しいのですが、いつか死ぬということを、本当の意味で理解している人は、覚悟や志が違いますね。


生きている人全員に与えられた絶対のルール。


「いつか死ぬ」ということ。


マルティン・ルター氏の言うように、


「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」


いつか死ぬと分かっているから、向上しない、勉強しない、あとに残さないのではなく、


たとえそうだとしても、そうだからこそ、学び続け、向上し続け、あとの人により良いものを残していけるひとでありたいですね♪


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http://soul.jp.net/20170320/



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