
【お金が尽きると、夢が尽きる】5338
西野亮廣(あきひろ)氏の心に響く言葉より…
2022年1月に、市川團十郎さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル 〜天明の護美人間〜』 (新橋演舞場)にて、「SS席」を3万円で用意し たところ、「高すぎる!」という炎上騒ぎが起きた。
ちなみに、プペル歌舞伎の「SS席」はものすご〜い勢いで売れた。
つまり、クレームを入れたのは、「SS席を買わない人達」だ。
日本では、しばしば、「高価格帯商品を買わない人が高価格帯商品の値段にクレームを入れる」という奇妙な光景が見られる。
「もっと安くしろ!」と。
彼らは高価格帯の商品を潰すべく日夜活動を続けているが、これがいかにバカで残酷なアクションなのかを、説明する。
「飛行機の料金」を例に考えてみよう。
飛行機は、座席(サービス内容)によってゴッリゴリに値段が違ってくる。
ファーストクラスはエコノミーの約9倍で、ビジネスは3倍の値段だ。
さて、話はここから。
この「高価格帯の商品がある世界」から、クレーマーのお望み通り「高価格帯の商品(VIP席)」を取り除いたら、一体どうなるか?
広い席(ファーストクラス等の)を取り除いた分、エコノミーの席は増え、総客席数も増える。
それで、全部満席になったとして計算すると、たとえば東京→ニューヨーク間でいうと、一人当たり約5万円を負担しなければならない計算となってしまう。
つまり、エコノミークラスに座るときは、「約5万円」をVIPのお客さんが負担してくれていたわけだ。
新作歌舞伎でも3万円のSS席を用意したことによって、B席の値段を下げることができて、おかげで客席はファミリーで埋まった。
「高価格帯の商品」をなくしてしまうと、待っているのは、「お金に余裕がない人からお金をとる世界」だ。
『夢と金』幻冬舎
https://amzn.to/3pfXz1I
西野氏は「スペック」についてこう語る。
『日本(近年)の職人の歴史的大敗といえば「携帯電話」だろう。
当時、いろいろなメーカーが多種多様な携帯電話を売り出し、群雄割拠の様相を呈していた。
ガラケーの晩年に、日本の携帯電話メーカーが、どんな競争をしていたか覚えているかな?
「軽さ」を競っていたんだ。
新機種が出る度に「コンパクト」「軽い」を売り込むメーカー。
そしてそれを求める職人さん。
お客さんの「満足ライン」を超えても尚、技術競争に走った。
その後、オーバースペックに資源を投資し続ける日本の全ての携帯電話メーカーを、まったく軽くもない「iPhone」が、たったの1機種で駆逐した。
「別の価値(別の購買理由)」を提案した黒船に、日本は大敗を喫したんだ。
「オーバースペック」が職人の矜持(きょうじ)や自己満足であり、社会的には無駄骨になる可能性を多分に秘めていることは、分かっておいた方がいい。
それが「お金」にならないことも分かっておいた方がいい。
2023年。
すでにあらゆるサービスは「満足ライン」を超えている。
自分の商品を高く売るには「技術以外の何か」を提供する必要がある。』
技術以外の何かについては、こう語る。
「顧客は『機能』を買い、ファンは『意味』を買う」という。
たとえばコロナ禍で「支援が集まった店」は、ファンに支えられている店。
「支援が集まらなかった店」は顧客に支えられている店。
インターネットが発達し、飲食店はメチャクチャまずい店はなくなった。
家電や様々な商品も同じで、スペック(機能)の上での差もほぼない。
すると、どこで買うかというと、人とのつながりがある店で買う。
つまり、顧客ではなく、ファンになっている店から買うということだ。
西野氏は「お金が尽きると、夢が尽きる。これが真実だ」という。
我々は、お金についての知識をもっと知る必要がある。
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2022年1月に、市川團十郎さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル 〜天明の護美人間〜』 (新橋演舞場)にて、「SS席」を3万円で用意し たところ、「高すぎる!」という炎上騒ぎが起きた。
ちなみに、プペル歌舞伎の「SS席」はものすご〜い勢いで売れた。
つまり、クレームを入れたのは、「SS席を買わない人達」だ。
日本では、しばしば、「高価格帯商品を買わない人が高価格帯商品の値段にクレームを入れる」という奇妙な光景が見られる。
「もっと安くしろ!」と。
彼らは高価格帯の商品を潰すべく日夜活動を続けているが、これがいかにバカで残酷なアクションなのかを、説明する。
「飛行機の料金」を例に考えてみよう。
飛行機は、座席(サービス内容)によってゴッリゴリに値段が違ってくる。
ファーストクラスはエコノミーの約9倍で、ビジネスは3倍の値段だ。
さて、話はここから。
この「高価格帯の商品がある世界」から、クレーマーのお望み通り「高価格帯の商品(VIP席)」を取り除いたら、一体どうなるか?
広い席(ファーストクラス等の)を取り除いた分、エコノミーの席は増え、総客席数も増える。
それで、全部満席になったとして計算すると、たとえば東京→ニューヨーク間でいうと、一人当たり約5万円を負担しなければならない計算となってしまう。
つまり、エコノミークラスに座るときは、「約5万円」をVIPのお客さんが負担してくれていたわけだ。
新作歌舞伎でも3万円のSS席を用意したことによって、B席の値段を下げることができて、おかげで客席はファミリーで埋まった。
「高価格帯の商品」をなくしてしまうと、待っているのは、「お金に余裕がない人からお金をとる世界」だ。
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西野氏は「スペック」についてこう語る。
『日本(近年)の職人の歴史的大敗といえば「携帯電話」だろう。
当時、いろいろなメーカーが多種多様な携帯電話を売り出し、群雄割拠の様相を呈していた。
ガラケーの晩年に、日本の携帯電話メーカーが、どんな競争をしていたか覚えているかな?
「軽さ」を競っていたんだ。
新機種が出る度に「コンパクト」「軽い」を売り込むメーカー。
そしてそれを求める職人さん。
お客さんの「満足ライン」を超えても尚、技術競争に走った。
その後、オーバースペックに資源を投資し続ける日本の全ての携帯電話メーカーを、まったく軽くもない「iPhone」が、たったの1機種で駆逐した。
「別の価値(別の購買理由)」を提案した黒船に、日本は大敗を喫したんだ。
「オーバースペック」が職人の矜持(きょうじ)や自己満足であり、社会的には無駄骨になる可能性を多分に秘めていることは、分かっておいた方がいい。
それが「お金」にならないことも分かっておいた方がいい。
2023年。
すでにあらゆるサービスは「満足ライン」を超えている。
自分の商品を高く売るには「技術以外の何か」を提供する必要がある。』
技術以外の何かについては、こう語る。
「顧客は『機能』を買い、ファンは『意味』を買う」という。
たとえばコロナ禍で「支援が集まった店」は、ファンに支えられている店。
「支援が集まらなかった店」は顧客に支えられている店。
インターネットが発達し、飲食店はメチャクチャまずい店はなくなった。
家電や様々な商品も同じで、スペック(機能)の上での差もほぼない。
すると、どこで買うかというと、人とのつながりがある店で買う。
つまり、顧客ではなく、ファンになっている店から買うということだ。
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