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AI (ええ愛・Atelier Ichien)

ここは、『AI(ええ愛)』のある人たちの自由な空間です。一つ一つの記事に『AI(ええ愛)』が込もっているものばかりです。

屋上のクジラ 人の心に灯をともす 1100より

2012年08月30日 | うたしやきなお話
一円さん♪の愛読しているメールマガジンより…お福分けさせていただきます…m(__)m…
写真は…言玉ひかりさん♪の提供です…ありがとうございます…m(__)m…


【屋上のクジラ】№1100


大野寿子さんの心に響く言葉より…


大輝くんは男の子ばかりの4人兄弟の末っ子で、当時は小学校2年生。

「家族全員でディズニーランドに行きたい!」という大輝くんの夢は、かなえることはそう難しいものではありません。

大輝くんが抱えていた病気は、神経芽細胞腫という交感神経にできる小児がんのひとつでした。

5歳で発病し、それからは入退院を繰り返していました。


宿泊先は、東京ディズニーリゾートと東京湾に面した「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」。

たまたまボランティアさんのなかにこちらのホテルの重役さんと知り合いの方がいて、夢の実現のために協力をお願いしたところ、宿泊料を無料にしてくれたのでした。

しかも、当日はホテルの前で大勢のホテルマンが一家をお出迎え。

部屋にはボランティアさんとホテル従業員の手によって、にぎやかに飾り付けがほどこされていました。


ディズニーランドをめいっぱい満喫して、3日目の朝。

ホテルが用意してくれたリムジンの到着をロビーで待っているときのことでした。


大輝くんは、こう言いました。

「大人になったら、シェラトンホテルの社長になる」


大輝くんは「シェラトンホテルの社長になって、たくさんの子どもたちを泊めてあげたい」と話していたそうです。

「自分がしてもらったように、みんなにも」


シェラトンからメイク・ア・ウィッシュに電話がかかってきたのは、1年後のことです。

「一般の人から総支配人を任命して、1日社長をやってもらうというプログラムをつくったのですが、その第1号を、ぜひ大輝くんにお願いしたいんです」


羽田空港に迎えにやってきたのはピカピカの社長専用車。

ホテルに着けば、社員の方々がズラリと並んで待ち構えています。

ホテルがこの日のためにわざわざ仕立てた小さなスーツに着替えると任命式、続いて重役会議。

ジャケットを羽織った大輝くんは、すでにカチンコチンに緊張しているようでした。


「社長、なにかご提案を」

重役会議ではホテルに対して提案をしてくださいと、あらかじめ大輝くんには伝えられていました。


「飛行機の窓からシェラトンが見えたんだけど、飛行機からシェラトンホテルってわかるように、屋上に絵を描くといいと思う。

子供が喜ぶような… 夏ならクジラ、冬なら雪だるまの絵」

大輝くんの発言に、「そういう発想があったか」「とてもいいアイデアだ」と、会議室は一気に沸き立ちました。


2001年の7月。

それは体感温度が40度を超えた、とてもとても暑い日のことでした。

テレビを観ていたら、偶然、そのニュースが流れたのです。


「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの屋上に、従業員によって体長20メートルのクジラの絵が描かれました」

たくさんの人々がペンキで色を塗り、照りつける太陽の陽を浴びながら、こぼれる汗を拭い、休むことのない数々の手…


もちろん、大輝くんのもとにもクジラの絵が実現したことは伝えられていました。

「絶対に見に来てね」と、宿泊券つきで。


「元気になったら行く」

そう言ったまま、クジラの絵が完成して3ヶ月後、大輝くんはこの世を去りました。

その後、この大輝くんのクジラの絵のことは、『大輝くんのクジラ』という絵本になりました。

『メイク・ア・ウィッシュの大野さん』メディアファクトリー



メイク・ア・ウィッシュの活動は、1980年にアメリカ・アリゾナ州で生まれました。

アリゾナ州に住む7歳の男の子・クリスくんは、白血病と闘っていました。

クリスくんの夢は「おまわりさんになること」。


あるとき、その願いを知ったアリゾナ警察は、世界でいちばん小さな本物のおまわりさんに任命したのです。

特製のパトロールカーに乗って、パトロールや警察官の職務をこなしました。

それから5日後、クリスくんは亡くなりましたが、彼は殉職した警察官として葬儀がとりおこなわれたのです。

(同書より)


「クリスくんのように難病のために夢をかなえられない子どもたちのお手伝いをしよう!」という趣旨で設立されたのが、このメイク・ア・ウィッシュ。


夢さえあれば、人はなんとか崖っぷちからでも、踏みとどまることができる。

しかし、難病という制約があり、その夢をかなえられない子どもたちもいる。

そんな子どもたちの夢をかなえようと、本気になって動く大人たち…


人のため、子どもたちのために、真剣に動く大人に心からの拍手を贈りたい。






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