AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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vol.3373 恩は「返す」より、まずは「知る」もの 魂が震える話より 写真はMさんからいただいたプレ...

2017年07月02日 | 
「恩」のお話です。


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あなたが産まれたとき、ご両親もはじめて親になります。


あなたが3歳なら、親御さんも親としてはまだ3歳。


あなたが成人してはじめて、親御さんもあなたの親として成人する、ということです。


自分を産み育ててくれた親も、縁起からするとあなたと同じ年齢です。


親だからといって万能な人はどこにもいません。


悩み、苦しみ、喜びながらあなたのそばで生きてきたとても身近な人なのです。


お釈迦さまは、自分がこの世に生まれる縁となっただけではなく、育てて一人前にしてくれた父母を敬う大切さを説いています。


(中略)


インドでは恩を「クリタジュナ」と言いました。


「なされたことを知る」というのが語源です。


自分がご両親からどんなことをしてもらったか。まずは思い出してみましょう。


仏教での恩は「返す」より、まずは「知る」ものです。


そもそも、人は人に完全な恩返しをすることはできません。


これまでかけてもらった愛情も時間もお金も、そのまま返すことはできない。


それに、ご両親もそれを望んではいないでしょう。


それならば、いまのあなたができる形で、身近な方に振り向けてみてください。


パートナーやお子さんなど、身近な方を大事にしましょう。


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小さな心から抜け出すお坊さんの1日1分説法

彼岸寺 著

永岡書店


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「恩返し」するにはまず、「恩知らず」ではいけません。


もちろん、すべての「恩」を知ることは出来ませんが、少なくとも知ろうとしなければ気付かずに過ごしてしまいます。


「受けた恩は石に刻め 施した恩は水に流せ」


あのジョン万次郎さんは、14歳から24歳までお世話になったホイットフィールド船長への別れの手紙にこう書いたそうです。


「あなたは、私を、子供から大人になるまで育てて下さいました。


私はそのご恩、ご親切を決して忘れることは出来ません。


それなのに、私はこれまで何のご恩返しもすることができませんでした。


そして今私は、故国へ帰ろうとしております。


ご挨拶もせずに帰国するなど決して許されることではありません。


しかし、人間としての善意を失わずにおれば、やがて世の中が変わり、再びあなた様にお目にかかれる日が必ず来ると信じております。


私がお宅に残してきた金銀、衣服などは何か有益な事にお使い下さい。


本と文房具は、私の友人たちに分け与えて下さいますよう。


ジョン・マン」


恩を知り、返そうとする人の生き様です。


そして、自分がした「恩」を、いつまでも覚えていて「水に流さない」というのは如何なものか?

川の水は常に流れているからキレイです。


沼の水はその場に留まっているから淀んでいます。


人間の体内の水分量は約70%、


つまり、その位「水」と似ているのかもしれません。


自分がした「恩」をいつまでも流さずに覚えているのは、沼の淀みと一緒で腐ってしまう恐れがあります。


受けた恩も、日本では「恩送り」欧米では「ペイフォワード」と言われるように、どんどん流していけたらイイですね♪


最後はゲーテの言葉で締めます。


「忘恩はつねに一種の弱さである。


わたしは有能な人たちが恩知らずであった例を知らない」


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