
「恩」のお話です。
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あなたが産まれたとき、ご両親もはじめて親になります。
あなたが3歳なら、親御さんも親としてはまだ3歳。
あなたが成人してはじめて、親御さんもあなたの親として成人する、ということです。
自分を産み育ててくれた親も、縁起からするとあなたと同じ年齢です。
親だからといって万能な人はどこにもいません。
悩み、苦しみ、喜びながらあなたのそばで生きてきたとても身近な人なのです。
お釈迦さまは、自分がこの世に生まれる縁となっただけではなく、育てて一人前にしてくれた父母を敬う大切さを説いています。
(中略)
インドでは恩を「クリタジュナ」と言いました。
「なされたことを知る」というのが語源です。
自分がご両親からどんなことをしてもらったか。まずは思い出してみましょう。
仏教での恩は「返す」より、まずは「知る」ものです。
そもそも、人は人に完全な恩返しをすることはできません。
これまでかけてもらった愛情も時間もお金も、そのまま返すことはできない。
それに、ご両親もそれを望んではいないでしょう。
それならば、いまのあなたができる形で、身近な方に振り向けてみてください。
パートナーやお子さんなど、身近な方を大事にしましょう。
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小さな心から抜け出すお坊さんの1日1分説法
彼岸寺 著
永岡書店
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「恩返し」するにはまず、「恩知らず」ではいけません。
もちろん、すべての「恩」を知ることは出来ませんが、少なくとも知ろうとしなければ気付かずに過ごしてしまいます。
「受けた恩は石に刻め 施した恩は水に流せ」
あのジョン万次郎さんは、14歳から24歳までお世話になったホイットフィールド船長への別れの手紙にこう書いたそうです。
「あなたは、私を、子供から大人になるまで育てて下さいました。
私はそのご恩、ご親切を決して忘れることは出来ません。
それなのに、私はこれまで何のご恩返しもすることができませんでした。
そして今私は、故国へ帰ろうとしております。
ご挨拶もせずに帰国するなど決して許されることではありません。
しかし、人間としての善意を失わずにおれば、やがて世の中が変わり、再びあなた様にお目にかかれる日が必ず来ると信じております。
私がお宅に残してきた金銀、衣服などは何か有益な事にお使い下さい。
本と文房具は、私の友人たちに分け与えて下さいますよう。
ジョン・マン」
恩を知り、返そうとする人の生き様です。
そして、自分がした「恩」を、いつまでも覚えていて「水に流さない」というのは如何なものか?
川の水は常に流れているからキレイです。
沼の水はその場に留まっているから淀んでいます。
人間の体内の水分量は約70%、
つまり、その位「水」と似ているのかもしれません。
自分がした「恩」をいつまでも流さずに覚えているのは、沼の淀みと一緒で腐ってしまう恐れがあります。
受けた恩も、日本では「恩送り」欧米では「ペイフォワード」と言われるように、どんどん流していけたらイイですね♪
最後はゲーテの言葉で締めます。
「忘恩はつねに一種の弱さである。
わたしは有能な人たちが恩知らずであった例を知らない」
__________
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
心より感謝します。
__________
ブログにも記事をアップしてあります。
「魂が震える話」ブログ
http://ameblo.jp/and-kei/
このメルマガは、
転送、掲載、自由です。
朝礼や飲み会の席、友人や家族との会話で、どんどんご活用いただけたらと思います。
こちらから登録出来ます。
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ブログやメルマガ、フェイスブック等のネタとして使用する際は、以下のような文を入れて頂ければ、断りは要りません。
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この話は、メルマガ「魂が震える話」で紹介されていました。
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よろしくお願い致します。
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発行責任者 「魂が震える話」けい
お問い合わせ kei@tamafuru.com
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あなたが産まれたとき、ご両親もはじめて親になります。
あなたが3歳なら、親御さんも親としてはまだ3歳。
あなたが成人してはじめて、親御さんもあなたの親として成人する、ということです。
自分を産み育ててくれた親も、縁起からするとあなたと同じ年齢です。
親だからといって万能な人はどこにもいません。
悩み、苦しみ、喜びながらあなたのそばで生きてきたとても身近な人なのです。
お釈迦さまは、自分がこの世に生まれる縁となっただけではなく、育てて一人前にしてくれた父母を敬う大切さを説いています。
(中略)
インドでは恩を「クリタジュナ」と言いました。
「なされたことを知る」というのが語源です。
自分がご両親からどんなことをしてもらったか。まずは思い出してみましょう。
仏教での恩は「返す」より、まずは「知る」ものです。
そもそも、人は人に完全な恩返しをすることはできません。
これまでかけてもらった愛情も時間もお金も、そのまま返すことはできない。
それに、ご両親もそれを望んではいないでしょう。
それならば、いまのあなたができる形で、身近な方に振り向けてみてください。
パートナーやお子さんなど、身近な方を大事にしましょう。
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小さな心から抜け出すお坊さんの1日1分説法
彼岸寺 著
永岡書店
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「恩返し」するにはまず、「恩知らず」ではいけません。
もちろん、すべての「恩」を知ることは出来ませんが、少なくとも知ろうとしなければ気付かずに過ごしてしまいます。
「受けた恩は石に刻め 施した恩は水に流せ」
あのジョン万次郎さんは、14歳から24歳までお世話になったホイットフィールド船長への別れの手紙にこう書いたそうです。
「あなたは、私を、子供から大人になるまで育てて下さいました。
私はそのご恩、ご親切を決して忘れることは出来ません。
それなのに、私はこれまで何のご恩返しもすることができませんでした。
そして今私は、故国へ帰ろうとしております。
ご挨拶もせずに帰国するなど決して許されることではありません。
しかし、人間としての善意を失わずにおれば、やがて世の中が変わり、再びあなた様にお目にかかれる日が必ず来ると信じております。
私がお宅に残してきた金銀、衣服などは何か有益な事にお使い下さい。
本と文房具は、私の友人たちに分け与えて下さいますよう。
ジョン・マン」
恩を知り、返そうとする人の生き様です。
そして、自分がした「恩」を、いつまでも覚えていて「水に流さない」というのは如何なものか?
川の水は常に流れているからキレイです。
沼の水はその場に留まっているから淀んでいます。
人間の体内の水分量は約70%、
つまり、その位「水」と似ているのかもしれません。
自分がした「恩」をいつまでも流さずに覚えているのは、沼の淀みと一緒で腐ってしまう恐れがあります。
受けた恩も、日本では「恩送り」欧米では「ペイフォワード」と言われるように、どんどん流していけたらイイですね♪
最後はゲーテの言葉で締めます。
「忘恩はつねに一種の弱さである。
わたしは有能な人たちが恩知らずであった例を知らない」
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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
心より感謝します。
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