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ビジネスはありものの掛け合わせ 人の心に灯をともす 5034より 写真はMさんからいただいたプレゼン...

2022年07月08日 | 
【ビジネスはありものの掛け合わせ】



堀江貴文氏の心に響く言葉より…


ビジネスなんて、ありもののバージョンアップ、ないしは掛け合わせでしかない。

たとえばフェイスブックの成功は、そのことを示すわかりやすい事例である。

ご存じのとおり、マーク・ザッカーバーグ率いるフェイスブックはSNSの世界で断トツのトップシェアを誇る。


だがフェイスブックの前にもSNSはたくさんあった (フェイスブックは2006年に一般サービス開始)。

グーグルによる「Orkut(オーカット)」 というサービスがすでにあったし、日本では「GREE(グリー)」 や「mixi(ミクシィ)」 が先んじて開設されていた。

それらに比べ、フェイスブックはかなりの後発なのだ。


そのフェイスブックの最大の発明と言われるのが、ユーザーの実名登録システムと、「いいね!」機能である。

だがこの実名登録システム、もとを辿ればザッカーバーグが大学生時代、同じ大学に在籍していたウィンクルボス兄弟が考案したものである。

「いいね!」もそうだ。

ネタ元はある。

従来からあったブログのコメント機能がそれだ。

「いいね!」はそのコメント機能の変形といえる。

また、そもそも「いいね!」に類似したマーキング機能は他の多くのSNSですでに搭載されていた。

ミクシィの「足あと」もそのひとつである。


フェイスブックがよそから真似たアイデアはそれだけではない。

きりがないのでもう触れないが、実名登録システムや「いいね!」のほかにもたくさんある。

だからじつはフェイスブックに技術的な目覚ましさはほとんどない。

そのかわり他社のアイデア、サービスを徹底的にトレースした。

真似しまくった。

その度合い、スピード感が尋常でないのだ。

そうやって先人のアイデアに次々と乗っかり、シンプルに機能を積み上げた結果、今日のフェイスブックの隆盛がある。


2021年10月、フェイスブック社は「メタ」と社名変更し、ユーザーがアバター(仮想の分身)を使って交流できるデジタル仮想空間、すなわちメタバースの構築に本格的に乗り出すことを表明した。

いまメタバースには大手IT企業がこぞって進出している。

あらたな未来構築に向けて野心をたぎらせるザッカーバーグは、きっとそこでもよそのアイデアをハックしていくはずだ。


ぼくは世間からイノベーターと評されることがある。

良くも悪くも新しいことをする人物だと思われているらしい。

でも、ちっとも新しいわけじゃないんだけど?というのがぼくの本音だ。


ゼロから、オリジナルから立ち上げたビジネスはひとつもない。

先行する、ありもののアイデアをぼくなりにマイナーチェンジしているだけだ。

宇宙事業にしても、国内ベンチャーとしては物珍しかったかもしれないが、グローバルで見ればぼくたちよりも早く、巨大資本を備えた企業が市場をつくっていた。

なにもザッカーバーグばりにパクれ、ハックしろ、とあなたを焚きつけるつもりはない。

そうではなく、あなたのためのアイデアはその辺に転がっている、むしろその辺に転がっているからこそ価値があるのだとわかってほしい。

貪欲で、図太くあろう。


《完コピも、立派なアイデアだ》


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堀江貴文氏は「ネタ数」についてこう述べています。


『スマホはあなたにあらゆる情報をもたらす。

といっても、とっておきの、希少価値のある情報なんていうものは存在しない。

それは何度も言っているとおりだ。

希少性はいらない。

そこを追っても意味はない。

あなたに必要なのはネタ数だ。

掛け合わせのバリエーションだ。

ぼくはたぶん普通のひとより多くの情報に触れている。

その自負はある。

なにもだれかと機密情報を交換しているとかそういう意味ではない。

ぼくの情報源はあなたと同じスマホだ。

あなたは会議中にスマホを見るだろうか? ぼくは見る。

対談中も見るし、デート中も見る。

ぼくは毎日だれよりも見る。

そういう意味だ。

スマホでたいしたことはやっていない。

たいしたことなどやりようがない。

仕事をこなす以外は、ふつうのニュースアプリを見て、あとはツイッターやインスタグラムやフェイスブックを巡回するくらいである。

それがぼくにとっての情報収集だ。

これもあなたと同じだ。』



成功の絶対条件は、圧倒的な「量」だと言われます。

それはつまり、成功しなのは、トライする「量」が絶対的に不足しているということです。

逆に言うなら、「失敗の数」が、まったく足りない、ということでもあります。


「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」

と言ったのはジェームズ・W・ヤング氏。

つまり、既存の要素という情報は多いほどいいし、その情報が風変りであればあるほど、ユニークなアイデアが生まれる可能性は高いということです。

組み合わせは「編集」とも言われ、昨今では「キュレーション」と呼ぶ人もいます。


「ビジネスはありものの掛け合わせ」

ネタ数を増やし、新たなことに挑戦し続けたいと思います。






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