- 松永史談会 -

   こんにちは。ご機嫌如何ですか。

DXOラボによるデジタル一眼レフカメラの格付け

2009年01月16日 | 断想および雑談
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DXOラボ(β版)による,色の深度(Color depth あるいはColor sensitivity...色の深度あるいは色の感度とは 原義はデジタル値としてコード化できる色数。カメラが持つカラースペクトラムの幅と色と色との間の分離の度合いを示すもので、これが高いほど、判別される色のニュアンスは豊富になる、色再現性)/ダイナミックレンジ(例えば白とび、黒潰れしにくい傾向・特性)/Low_light ISO(所与のSNRが許容されるISO感度の最大値、いわゆる「高感度耐性」)を使ったDXO Mark Sensorという新開発のスケール(DXOラボの開発したアナライザーを用いて算出されるDxOMark Sensorスケール;カメラのRAW画像の良し悪しを指数化)によって、カメラ別ランキング(格付け)なるものが出されている。わたしはDXOラボが提案した方法が妥当なのか否かいささか懐疑的なのだが・・・、ご紹介しておこう。

画像をクリックするとサイトに移動(オンマウスで静止)

DxOMarkスケール(訂正;図表中のD30は30D,IDsMⅢはIDsMⅢ&3D)

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 ニコンだけの評価を見た限りではまことしやかだが。。。。この評価本当に信じていいの?!
生活実感や常識から逸脱した結論がだされるケースというのがある。一つはその説明があまりにも独創的で、常識に対してコペルニクス的転回を求めるようなケース(A)、いま一つは間違った手続きを踏まえた事実誤認に導かれるケース(B)である。
結論的にいえば大いに”?”だ。。
よくあることだが、DXOラボ製品(DxOアナライザーという画像評価ツール)の販売のためちょっとアドバルーンを揚げてみたって印象が強い代物だっ。

さて、DXOが算出したDxOMark Sensorの得点/100点満点ランキングは・・・・?

第一位は- Nikon D3X 、第二位は - Nikon D3 、第三位はNikon D700 。
明らかにニコン寄りの評価だな~。

以下、4 - Canon EOS 1Ds Mark III 、5-Canon EOS 5D Mark II6-Sony Alpha 900 、7 - Canon EOS 1Ds Mark II 、8 - Nikon D90 、9 - Canon EOS 1D Mark III 、10 - Canon EOS 5D 、11 - Samsung GX 20 、12 - Pentax K10D

露骨なキャノン叩き?!
8 - Nikon D90 、9 - Canon EOS 1D Mark III ・・・・・・・・・・・、つまりこういう結果を出してしまうDXOMark Sensorというのは・・・・・・・・・・・・、やはり。

やはり、ここまでくるとわれわれのJPEG画像の鑑賞を通じて形成された常識、使用実感とはかなり違った評価になっていることに気づく。
13 - Nikon D300 、14 - Canon EOS 1D Mark II N 、16 - Canon EOS 1D Mark II 、16 - Pentax K200D 、17 - Pentax K20D 、18 - Sony Alpha 350 、19 - S5 Pro など。ちなみに24 - Canon EOS 50D だ。

このDxOMark Sensor得点ではキャノン40Dより50Dの方が下位となり、フォーサーズの名機オリンパスE3(41位)、ニコンのD40(42位)とが最下位グループで順位を争う。ライカM8やニコンのD2Xなどは入門機D80以下・・・・・・・・・・・・・・・・どうも、わかり難い、いい加減なランキングだといえると思うのだが・・・・・。

Low_lightISO(高感度耐性)を指標として採用するとニコンのフルサイズ機種が有利になることは分かり切っているし、キャノン製フルサイズ機の画像の解像感(resoluiton起源の画質)の良さ、撮像素子の小さいオリンパス・パナなどDxOMark Sensorでは看過されてしまうだろう。このDXOが開発したでモデル(DxO Analyzer)では用いられたデジタルカメラ画質のパラメタに若干問題がありそうだ。
次にKenRockwell.comの簡易実写テストの結果をみていくが、DXO方式のRAW画像評価のために行われるセンサーテスト結果だけからのカメラランキングが、いかに統計のマジックや短絡した思考によって支えられたものであるのか、判ってこよう。DxOMarkスケールが客観的(科学的形式的)で信頼できる測定基準というには(実態上)問題がありすぎるのだ。




なお、2009 KenRockwell.com(ややニコンひいきの傾向)によると昨年末に発売されたニコンの3DXは(中判Penta645Nに画像の解像度で劣るが、)キャノンの5DⅡなどよりよい(断っておくがCanon EOS 1Ds Mark IIIの資料は不在)



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ペンタ645Nの画像をベースに、ニコンD40(DxOMarkスケール23位),ニコン3D(同スケール、以下同様、2位),3DX(1位),キャノン5D(10位),5DⅡ(cr2、5位)の画像のシャープネスを比較(レンズ:50ミリ標準レンズ)。
ニコンはD3Xでキャノンに追いついた。3DXと5DⅡ(cr2)は同等。両者は中判に迫る精細感だが、残念ながら芝生や樹木の葉っぱはべたっと総描され、樹枝の線描も同様にリアルさなし。kenrockwellはD3Xがよいと評しているが、D3Xと5DⅡ(cr2)が同等。したがってコストパフォーマンス的にはα900、5DⅡやD700の後継機(おなじ撮像素子だと仮定して)に期待したほうがよさそう。それにしても5DⅡ・D3Xのノイズリダクションのかかり具合は凄まじい。5Dはアナログ的、それとも輪郭強調?・・・・・・・・・・・・テースト的に5DⅡとは異質だ。




色深度・ダイナミックレンジ・高感度耐性上位4機種(DXO Labによる)





DxO Labsの測定値
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