イスラム急進派とイスラエルの極右勢力を捉えて、あるアメリカ人(rtah_2000sunshine)は次のように彼らを冷笑する。
”Both Muslim and Jew are responsible for all the hatred in this world. Both have spread out around this world with their hatred for each other and dragging us TRUE peace lovers and those that know the TRUE GOD into their conflicts. Jew and Muslim gods are a thought in each of their minds and on paper. Nothing more. The TRUE GOD will some day punish cut throat jews and muslims and the TRUE LOVE OF MY GOD will be supreme and the hate monger god of the jews and muslims will never be remembered. NEVER, NEVER, NEVER AGAIN WILL SUCH HATRED BE ALLOWED ON THIS EARTH. MY ALMIGHTY GOD HAS TOLD ME SO”
今ではジャップって言われてもその意味が解せない日本人も多いのではないかと思われるが、これは褒め言葉ではない。気にするのが愚かしく思えるほどの他愛無い、日本人に対する蔑称だ。この種のいじめをうけると気の弱い人間はひどく傷つくもんだが、同様のことが西洋社会ではユダヤの人々に対して長年行われてきた。ここで話題にする反ユダヤ主義の風刺画はそういう次元のものだ。
落書き(Graffiti)や差別-これらは人間の幸せとは対立する、罪深い代物だ。英国では2005年6月に前者を規制する法律(Clean Neighbourhoods and Environment Act 2005 、通称「近隣環境浄化法 The Clean Neighbourhoods Act」)が出されたので気をつけろ。条文はこちら。
reference:Flickr情報:モスクワでの右派政治集会050212(ロシアにおけるpolitical street artについて紹介)
ところで、イスラエルには反ユダヤ主義の風刺画(Anti-Semitic cartoons/picture)を掲載し、世界の反ユダヤ主義・イスラエル批判(ユダヤ人の差別)の動向を小まめに監視する御用団体がある。ユダヤ人のための人権擁護協議会だ。 ここのHPには日本人を捉えて”よお、ジャップ!”って感じでユダヤ人たちを侮蔑する行為の痕跡(証拠写真)が掲載されている。
写真はドイツのユダヤ人墓地での光景-
ナチスドイツの党章ハーケンクロイツ Hakenkreuzを墓石に落書き。
ユダヤ人はシェークスピアの喜劇『ベニスの商人』にも高利貸しとして登場するから、彼らを異端視するその根は深い。ここに掲示されたものは2003年以後における落書き・風刺漫画・墓地荒らし・放火などの嫌がらせ行為70数件ー場所と報告件数だが、南米(エクアドル・ベネズエラ・ブラジル・アルゼンチン・ボリビア・チリ)-15件、西欧(英仏、スペイン・ベルギー・イタリア)-21件、北欧(ノルウェー・スウェーデン)-2件、東欧(ロシア・ウクライナ・ハンガリー・チェコ・モルドバ)-12件、オーストラリア・NZ-14件を中心にアメリカ合衆国・トルコ・香港-3件とグローバルナな広がり。対人口比をみると、アジア・アフリカ(・アメリカ合衆国)では少なく、オーストラリアに多い。国によっていじめの中身には違いがあって、南米ではシナゴグSynagogueなどへの落書き(反米とパレスチナ紛争への反感 下の写真
)が多いが、ヨーロッパ諸国では風刺漫画、墓地荒らしや店舗の放火など陰湿さ・悪質さが増す。
ブリュッセル大学のDr. Joël Kotek(1958-) は近著Joël et Dan Kotek, Au nom de l'antisionisme: L'image des Juifs et d'Israël dans la caricature depuis la seconde Intifada 『反ユダヤ主義の由来:漫画に見る第二次インティファーダ以後におけるユダヤ・イスラエルのイメージ』(Brussels: Éditions Complexe, 2003). [French]の中でアラブ社会で流通してきた反ユダヤ主義の風刺画に関する興味深い分析を行っている。その紹介は別途(「漫画の文化政治論」(Cultural politics of the Cartoons)-ユダヤ人迫害の現在 ②~-)に行うとして、彼を特集したJerusalam Centre for Public Affares(1976年に設立された、前の国連大使Dore Gold氏率いる政策研究所)もユダヤ人を巡る間違ったイメージ(世界の脅威・戦争屋そして”'the Eternal Jew”)は再生産をされ続け、それはアラブ社会だけに留まらず、EU域内(キリスト教社会)、いな汎世界的規模の広がりを見せているという。
参考
戦争と平和(Arms and gown)・・・・・かくも戦争I(戦時思想と)は人間精神を細らせるのかぁ(The war makes the human spirit shabby. )
参考
①もう一つのアラブ(UAEに代表される成金趣味@Flickr)②FlickrにおけるCartoon関係画像③Cartoon関係のClusters④Muhammed 関係のClusters
”Both Muslim and Jew are responsible for all the hatred in this world. Both have spread out around this world with their hatred for each other and dragging us TRUE peace lovers and those that know the TRUE GOD into their conflicts. Jew and Muslim gods are a thought in each of their minds and on paper. Nothing more. The TRUE GOD will some day punish cut throat jews and muslims and the TRUE LOVE OF MY GOD will be supreme and the hate monger god of the jews and muslims will never be remembered. NEVER, NEVER, NEVER AGAIN WILL SUCH HATRED BE ALLOWED ON THIS EARTH. MY ALMIGHTY GOD HAS TOLD ME SO”
今ではジャップって言われてもその意味が解せない日本人も多いのではないかと思われるが、これは褒め言葉ではない。気にするのが愚かしく思えるほどの他愛無い、日本人に対する蔑称だ。この種のいじめをうけると気の弱い人間はひどく傷つくもんだが、同様のことが西洋社会ではユダヤの人々に対して長年行われてきた。ここで話題にする反ユダヤ主義の風刺画はそういう次元のものだ。
落書き(Graffiti)や差別-これらは人間の幸せとは対立する、罪深い代物だ。英国では2005年6月に前者を規制する法律(Clean Neighbourhoods and Environment Act 2005 、通称「近隣環境浄化法 The Clean Neighbourhoods Act」)が出されたので気をつけろ。条文はこちら。
reference:Flickr情報:モスクワでの右派政治集会050212(ロシアにおけるpolitical street artについて紹介)
ところで、イスラエルには反ユダヤ主義の風刺画(Anti-Semitic cartoons/picture)を掲載し、世界の反ユダヤ主義・イスラエル批判(ユダヤ人の差別)の動向を小まめに監視する御用団体がある。ユダヤ人のための人権擁護協議会だ。 ここのHPには日本人を捉えて”よお、ジャップ!”って感じでユダヤ人たちを侮蔑する行為の痕跡(証拠写真)が掲載されている。
写真はドイツのユダヤ人墓地での光景-
ナチスドイツの党章ハーケンクロイツ Hakenkreuzを墓石に落書き。
ユダヤ人はシェークスピアの喜劇『ベニスの商人』にも高利貸しとして登場するから、彼らを異端視するその根は深い。ここに掲示されたものは2003年以後における落書き・風刺漫画・墓地荒らし・放火などの嫌がらせ行為70数件ー場所と報告件数だが、南米(エクアドル・ベネズエラ・ブラジル・アルゼンチン・ボリビア・チリ)-15件、西欧(英仏、スペイン・ベルギー・イタリア)-21件、北欧(ノルウェー・スウェーデン)-2件、東欧(ロシア・ウクライナ・ハンガリー・チェコ・モルドバ)-12件、オーストラリア・NZ-14件を中心にアメリカ合衆国・トルコ・香港-3件とグローバルナな広がり。対人口比をみると、アジア・アフリカ(・アメリカ合衆国)では少なく、オーストラリアに多い。国によっていじめの中身には違いがあって、南米ではシナゴグSynagogueなどへの落書き(反米とパレスチナ紛争への反感 下の写真
)が多いが、ヨーロッパ諸国では風刺漫画、墓地荒らしや店舗の放火など陰湿さ・悪質さが増す。
ブリュッセル大学のDr. Joël Kotek(1958-) は近著Joël et Dan Kotek, Au nom de l'antisionisme: L'image des Juifs et d'Israël dans la caricature depuis la seconde Intifada 『反ユダヤ主義の由来:漫画に見る第二次インティファーダ以後におけるユダヤ・イスラエルのイメージ』(Brussels: Éditions Complexe, 2003). [French]の中でアラブ社会で流通してきた反ユダヤ主義の風刺画に関する興味深い分析を行っている。その紹介は別途(「漫画の文化政治論」(Cultural politics of the Cartoons)-ユダヤ人迫害の現在 ②~-)に行うとして、彼を特集したJerusalam Centre for Public Affares(1976年に設立された、前の国連大使Dore Gold氏率いる政策研究所)もユダヤ人を巡る間違ったイメージ(世界の脅威・戦争屋そして”'the Eternal Jew”)は再生産をされ続け、それはアラブ社会だけに留まらず、EU域内(キリスト教社会)、いな汎世界的規模の広がりを見せているという。
参考
戦争と平和(Arms and gown)・・・・・かくも戦争I(戦時思想と)は人間精神を細らせるのかぁ(The war makes the human spirit shabby. )
参考
①もう一つのアラブ(UAEに代表される成金趣味@Flickr)②FlickrにおけるCartoon関係画像③Cartoon関係のClusters④Muhammed 関係のClusters