20年以上も前からの話です。
あのカールルイスを破ったベン・ジョンソンが筋肉増強剤を使っていたことが明るみになってから、陸上競技やアメリカのプロスポーツで禁止薬物を使用した事例が多数続きました。メジャーリーガーでも、マグワイア、サミー・ソーサ、バリー・ボンズなどのホームランヒッターが次々に使用したことが判明しております。その深刻さ故、年々ドーピング検査を繰り返しその判定手段も微に入り細に入り研究がすすんでいるようであります。一方ではこの検査をすり抜ける新薬を開発し、巧妙に検査をくぐりぬける方法も進化、いたちごこっこだといいますね。
アメリカのプロスポーツの選手にアンケートを取ったところ、その大半が「ステロイドは、深刻な健康被害があって寿命が縮まっても、プレーの能力が向上するなら使用する」と答えています。
人間というのは「未確定な将来のリスクは軽視し、目前の利益を追求する」生き物で有ります。漠然とした危険は危険と考えないようにし、目先の快楽・メリットを享受しようといたします。沢尻さんがいい例ですね。愛煙家も然り。福島の原発も同源であろうと思います。
ここにきて、またぞろロシアがドーピング検査の結果改ざん・隠ぺいを起こしたとして、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)がロシアを国際大会4年間出場禁止処分との結論を出しました。
10年位前から、ロシアは何度もこのドーピング失格を繰り返す札付きであります。その度に、個別の種目のみとか、パラリンピックのみ出場は停止、個人資格ならオッケーなど中途半端で大甘の処分でしたから、懲りずに「禁止薬物による選手強化」を止めようとしないのです。
人間というのは「自らの行動の結果を、自分に都合よく解釈(想像)したがる」動物であります。バレないだろう、バレても限定的な処分で済むはずだと考えダメ元、やったもん勝ちで違法や道義に反する行動をとります。これらを抑制するのは、正しい情報に基づく判断力・自らを律する自制心、その人を誤らせない社会・環境・周囲の人間などです。学校教育や家庭環境かもしれません。政治や社会のリーダーたちの立ち居振る舞いも大きく影響するでしょうね。
そもそもロシアという国は、あるいはロシア人は、民族意識が高くプライドだけは世界一であります。半面、体が大きいだけで脳みそに栄養が回っていないように見えます。野蛮で野卑で残忍であります。知性が乏しく道徳心もなく欲望にのみ動かされる人種であります。
ロマノフ王朝を倒したロシア革命では、王家の人間は女子供を問わず皆殺しにされました。太平洋戦争末期、日ソ不可侵条約を突如破棄し、満州侵攻、北方4島占領をいたしました。この時にシベリアに抑留された日本兵はほとんどが死ぬまで酷使されたのは有名ですが、一方で民間人あわせて何十万人という死者がいて、特に婦女子が、ロシア兵によって残忍でむごい目にあったことも忘れてはなりません。政府はこれに関しては長らく沈黙し、いまだに闇深い北の大地に葬られたままです。どこかの隣国とえらい違いです。最近では、国費を使ってシベリアに行っては、日本人兵士ではなく、ロシア人の遺骨を持ち帰るという間抜けた事業も行っています。
こんな、ロシアは個人であろうがなんだろうが東京オリンピックに参加させることはありませんよ。
北方4島など、永久に戻ってきません。ロシアにせよ中国にせよ共産国は一度手中にした戦利品です、返すわけがない。返すつもりならとっくに返しています。沖縄・ドイツの壁・香港・マカオなどを見れば一目瞭然。日本政府は、食べられもしない絵にかいたおやつを手にしているロシアに、よだれを垂らしてお手をする飼い犬と同じです。
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