そりまちまみのブログ

全国英語通訳案内士・反町真弓の日記です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

勝沼や馬子も葡萄を喰いながら、やまなし〜 2020夏

2020-09-06 | 旅行
芭蕉が甲斐を来遊したのは1682年の江戸の大火で芭蕉庵が焼けたことで都留市にしばらく滞在した一年後。こちらは、ぶどう寺。718年、名僧行基が大善寺を勝沼に開山し、境内に葡萄の苗を植えたという説があります。行基の夢に、葡萄を手にした薬師如来があらわれたことから、その姿を彫って薬師如来像としたそうです。行基といえば東大寺。広く仏教の教えを民間に布教し社会事業に力を注いで人々に人気のあった行基は、聖武天皇にとって悲願の東大寺建立にも欠かせない大きな存在でした。
山門をくぐって階段を上ります。
薬師堂は1270年の火災で焼失、9代執権北条貞時の勧進で1290年に再建立され、1954年に大解体修理されたのち、国宝に指定されています。山梨県最古の建物で、中に入れますが撮影禁止、葡萄を手にした木造の薬師如来蔵は重要文化財、5年に一度ご開帳の秘仏でした。それにしても、鎌倉時代風の美しい建物にうっとり。

靴を脱ぎ、中へ。御本尊は秘仏で内陣に、外陣には、鎌倉時代のヒノキ木造十二神将像と日光月光菩薩像。圧倒されます。

楽屋堂から山門を見下ろす。大善寺は武田勝頼や、土方歳三にもゆかりがあります。

大木がたくさんあって見下ろされている感じ。階段を下りながら、こちらも大木を見上げたくてしばし立ち止まります。

大善寺は民宿があり泊まることも出来ます!座禅も出来ます。住職の方はワインも作っていらっしゃる!本堂の奥にはきれいな庭園もある、とのことで、見どころ満載なのですが、訪れたときはあと30分で門が閉まる、というギリギリで、行けなかったところがたくさん〜。もう一度じっくりいかなくてはいけません!

さてさて、奈良時代の行基から始まった説のある、そんな甲州ワインを買いに、地元の方に聞いて来た山養ワイナリーさんへ。偶然にも猫ラベルをたくさん発見 猫好きとしては、買いです。猫ラベルなのに、お店で迎えてくれるのはワンちゃん。ワンラベルのワインは作らないのでしょうか。

さっぱり軽くて、冷やして美味です。

今回も山梨市で用事があったのでした。お昼ご飯はフレンチ。お店は葡萄畑の広がる高台をずんずん上った先に。

ブドウも収穫の季節を迎えています。いけどもいけども、葡萄畑。ミドリが目に優しいですね。

お店は古民家を改装した素敵な一軒家。

ペニンシュラ東京でシェフをされていた方のレストランです。

和室だけどテーブルと椅子。家具の一つ一つもおしゃれです。

またもや、車なので、スパークリングのジンジャー入りジュース(何味だったか忘れました)で乾杯。アミューズのテーマは「ビールと枝豆」。

冷たいガスパッチョはエビ入り。

前菜はカツオのカルパッチョ。ドレッシングも絶妙でした。

メインの魚料理は金目鯛。柔らかジューシー。シェフのご実家は海のそば。お魚はそこの魚市場からなのだそうです。

メインの肉料理は鴨のロースト。濃厚なのでボリュームあります。

デザートはさっぱり、ムースとシャーベットのコンビネーション。

それはそれはひどく暑い午後でした。とても暑くてじっとり。苦しいほどの暑さでした。写真も暑さと湿気で、もやっている感じ。でも、思いがけないおしゃれな古民家で、本格的な最上のお味の数々に心は軽やか。帰りにはすっかり元気を取り戻しましたよん。ごちそうさまでした♪


 
 
 
コメント
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