McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

*McCoy's Country Store**

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● 元祖ゆるキャラ?*ミスターピーナッツ

2013-05-06 14:48:02 | ● アンティーク物語

フレンチブルドッグ イラスト 店長犬

ピーナッツの袋にプリントされた黄色い南京豆のキャラクターをどこかで目にした事はありませんか?アメリカのプランター社のマスコットのミスターピーナッツ。




創業から10年たった1916年に会社のロゴを公募したところ、14歳の男の子の描いたピーナッツの絵が採用されたというのが始まり。




シルクハット、白い手袋、スパッス、杖と丸い片メガネは後からアーティストが付け足したそうですが。





杖や片メガネの場所が右になったり左になったり、時代とともに少しづつデザインが変わってくるので、例えば一番上の写真のガラスのジャーの丸いフタに描かれたミスターピーナッツは1927年から1947年の間に製造されたものとわかる。ミスターピーナッツは歴史の長さからも世界で一番有名なコマーシャルのキャラクターと言えるでしょう。

Mr.ピーナッツのコレクターのウェブサイト「Peanut Pals」でいろいろなコレクションをみることができます。
*ミスターピーナッツのコレクションはこちらから*





OMAKE



*もと店長犬サラ*


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● ベークライト物語

2013-04-05 14:05:17 | ● アンティーク物語


「ベークライト」という言葉を一度は耳にした事があるでしょう?ベークライトの食器だったり、ベークライトのラジオだったり。この写真は中央がベークライトのランプ、両サイドのコダックカメラもベークライト製です。中央のランプはスタンドの部分がバタースコッチ色のベークライトです。





ベークライトは有機化合物から作られた樹脂で、1909年にベークライトという商品名がついたそうです。ごく初期のプラスティックと思っていただければ良いと思いますが、プラスティックより重たくて耐熱性があります。耐熱性がある事を利用して主に工業製品に利用されていたけれど、1929年の世界恐慌後には安価なアクセサリーとして色とりどりなブローチやバングルなど作られる様になりました。シャネルがベークライトのアクセサリーを使用した事から雑誌にもベークライトのアクセサリーは取り上げられてブームになった事もあったそうです。





戦後はプラスティックに取って代わられて、ベークライトは時代遅れな物となってしまったけれど、ベークライトのアクセサリーのコレクターだったアンディー・ウォホールのコレクションが彼の死後1987年にオークションにかけられたのを期に、コレクターが増えて今に至っています。
かつては木や金属の代わりになる安価な代用品だったベークライトが、いまはコレクターにもてはやされているというのがおもしろいですね。上の写真はベークライトのボタンと鉛筆削り。






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*OMAKEはいつも店長犬サラ(フレンチブルドッグ)のイラスト。探してねっ*




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● ヨーロッパのホーローとアメリカのエナメルウェア

2013-01-12 18:00:47 | ● アンティーク物語


このホーローのミルク缶も今回の骨董ジャンボリーで手に入れたものです。ミルク缶だけど右側のキッチンタオルに描かれたアメリカ製ミルク缶とは形が微妙にちがうところをみるとヨーロッパから来たものと思われます。(キッチンタオルはMADE IN USA)





一目でアメリカ製とわかるホーロー。ヨーロッパではあり得ない色と柄。アメリカでは1920年代まではほとんどがこのような色で、白は病院用。絵柄の付いたファンシーなものはほとんど作られなかった様です。




ドイツ、フランス、イギリスなどは色のバリエーションが豊富で装飾的な絵柄の付いているものも多い。もちろん薄いグレーもあったけど。




シアーズの1900年のカタログから。アメリカのホーロー製品はポット、やかん、バケツ、水切りなどのキッチン用品が主。ヨーロッパはキッチン用でもキャニスターセットとか壁掛け式のお塩入れとか壁に取り付けるおたま掛けなどキッチンに彩りを添える製品も作られていたのです。ホーローに関しては地味なアメリカ。そこが好きだけどね。






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● ヨーロッパのキッチンタオル

2012-06-24 14:28:48 | ● アンティーク物語


英語では「dowry」と言いますが「嫁入り道具」として何枚もキッチンタオルを持参していたという時代のお話です。




代々引き継がれて行くべき物なのでイニシャルを刺繍したのでしょう。左は100年以上前のドイツ、右の手織りの綿はフランスのものです。




ディッシュタオルともいわれるように洗い物を拭くのが主な目的で、大きさは小さめなバスタオルといったところ。どこかに必ず引っ掛ける為のテープが付いているのが特徴のようです。
このドイツ製のタオルは未使用。代々受け継がれて行くという目的が果たせなかった気の毒なキッチンタオル......





こんなキッチンでいかにも使われていた感じ。壁に何枚がぶら下がっていて乾いているのから順に使っていったのでしょうか?




今はオーブンの取っ手に掛けておくのが普通。
残念ながら私のキッチンではなくHEARST BOOKSの「romantic country style」P.83を使わせていただきました。





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● くつボタンでめ!

2012-05-04 13:55:24 | ● アンティーク物語


「このごろ目がしょぼしょぼするんです」。と黒テリアにこぼす白テリアであった。






「この目では視力回復はむずかしいです。シューボタンにしましょう。」とドクター。






新しい目と交換するため手術台に上がった白テリア。





シューボタンとは100年くらい前に流行したボタンで留めて履く靴に使われたボタンのこと。このイラストのおじさんが履いてるのがボタンシューズ。左手に持ったフックでボタンを留めて靴を履くのです。





「テディベアさんと同じ目になったわん。」とよろこぶ白テリア。





「目が見える様になったからしっかりと仕事をするように。」と先輩風をふかす店長犬サラであった。





今日は先輩らしくやたら力の入ったサラ。





「クリッ」と応援おねがいします。ありがとう!






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