アメリカが元気だった頃の1950年代のものを集めてディスプレイをしてちょっとはその元気にあやかろうとしたけれど厚さに頭がモーローとして少しも元気の伝わらないディスプレイになってしまった。
ピンクのプードルもだけれどこのピンクのゾーさんも1950年代に流行ったそうです。
ご存知ファイヤーキングのドットのミキシングボールと黒いガラスのコンポート。
柔らかい漆喰のような素材のチョークウェアのランプです。
今回はVera Newman(ヴェラ・ニューマン)のナプキンを使ってみました。かわいいお花のデザインを利用して小さなスカーフをあごの下で結ぶようになっています。
トレードマークのてんとう虫はグッドラックのお守り。
鮮やかな色彩とわかりやすいデザインが特徴のヴェラ。てんとう虫が登場するのは1960年代になってから。
スカーフのデザインを多く手がけたヴェラ。てんとう虫なしのこのサインは1970年代の物。ベルトやドレスも手がけていますが帽子は作っていないと思います。この帽子をみたらなんとおしゃるのでしょうか?
see you soon!
by 山本ゆきこ
夏の季語にもなっている麦わら帽子。また「赤毛のアン」、「カールおじさん」などが連想されてとても身近に感じられる帽子ですね。その名前の通り麦わら、または葦などから作られています。日本でも開国以来必要に迫られて岡山県などで生産が始まったそうですが、欧米ではイタリアのトスカナ地方の麦わらが有名でした。
上2点はアメリカ製1940年代の帽子ですが今は残念ながらこのような手の込んだ麦わらは生産されていないと思います。
左は二種類を使ってレースの様に編まれたブレードから作られた帽子。アメリカ製1930年代。右はイミテーションの麦わらの一種。紙、セロファン、レーヨン糸から出来ています。アメリカ製1950年代。
ヘレンカミンスキーの帽子と言えばラフィア。ラフィアも天然素材で厳密には麦わらではないけれど夏帽体の帽子という意味で一括りにして麦わら帽子。パナマ帽は別格なので麦わら帽子というのはちょっと無理がありそう。エクアドル製のパナマ帽はパナマ草(英語ではNana Palm)という小型のヤシの木みたいな草の葉から作られるそうです。パナマ帽という名前の由来はアメリカの26代大統領のセオドア・ルーズベルトが1906年にパナマ運河の何かのセレモニーに出席の時に被ったのが絵はがきになりそれが世界中に飛び回ったので世界的にそのように呼ばれるようになったとか。YAHOO!JAPANではそのいわれを1834年にセオドア・ルーズベルトがパナマで被ったからと書かれていたけれどルーズベルトは1858年生まれなので?マーク。ちなみにルーズベルト大統領はテディベア誕生の発端ともなった人物です。