
この日は、終日航行日であり、同時に実質的なクルーズ最終日だった。船は、カナダ、ビクトリア島の東側をバンクーバーに向けて南下していった。この日の10時くらいから、下船のための説明会があったので、朝は、いつも通り、8時前に起床し、リドレストランで朝食。朝食をすませて一度部屋に帰り、メモやデジカメなどの用意をして、説明会場であるラウンジ、二階席へ。説明会の始まる前に、クイズやゲーム、いっぱいクルーズに参加している人の表彰などがあった。クルーズダイレクターのあいさつや、荷物の出し方、清算の仕方、下船の順番などの説明があり、最後は、各部門の責任者の方などからのお別れメッセージと、本当の最後は、歌でしめくくられた。クルーズも終わってしまうのかと思うと、さびしくなった。説明会が終わると、今度は、クルーズビデオの上映会へ、映画用シアターへ。クルーズ中、映画は見なかったので(字幕がないから)、はじめてシアターに入った。ビデオがあたるという抽選に応募したが、はずれた。ビデオは、30分程度のものだったが、私たちは写っていなかった。正確にいうと、ギャレーツアーのシーンで、私の後ろ姿がちらっと写っていた。ということで、このビデオは、購入しないことにし、その代わり、アラスカクルーズの全般的な紹介ビデオが$20位だったので、こちらを購入した。ビデオの購入は、レセプションで行い、部屋番号をつげるとすぐにビデオが渡された。午前中の行事も一段落したので、フォトギャラリーに写真を見に行き、最終的に購入するスナップ写真を決めて、購入した。お土産ものやさんの物色も、ここ数日余念がなかったが、今日は決めて購入しなければ、ということで、ザーンダムのロゴが入ったショットグラス、damshipというロゴの入った帽子(白と黒の色違いを購入)、それ以外にかなり値引きされた、会社土産用チョコレートを購入した。アラスカクルーズは、次回で最終となるためか、食べ物やアラスカのロゴの入ったものは、かなりのディスカウント価格になっていた。お昼は、この日もリドデッキのハンバーガーコーナーで、軽くした。しかし、ここ数日は、船にもすっかり慣れてきたせいか、ランチでも必ずアルコールを飲んでいた。船は、とても景色の良いところを進んでいた。ラウンジやデッキで景色をしばし楽しんだ。午後は、この日のメインイベントである、デザートエクストラヴァガンザ(日本語のクルーズ案内書には、チョコレート祭りと訳されていた)が、3時ごろから、メインダイニングで行われた。沢山のデザートがところせましと並べられている様子は、まさに、贅沢の極みといった感じだった。列になってとりわけていくが、片方の列にしかいけないし、全部を見てから選ぶわけでないので、なんとなく、思ったものがとれなかったのが、少し残念だった。テーブルに着くと、ウェイターさんが、コーヒーか紅茶をついでくれた。デザートの味は、やはり美味しかった。アメリカなのに甘すぎないのがとてもよい。でも、ワンカットが大きめなので、沢山の種類は食べれなかった。ということで、この日の一大イベントも終了したので、夕食前のカジノタイム。ルーレットで、少し稼げた。さて、夜には荷物を出さなくてはならないので、部屋に戻って荷造り。今回の旅行は、普段に比べ、荷物が多めなのでパッキングは少し大変。(でも、一週間まったく荷造りしなくてよいのだから、クルーズは本当にらくちん。)無事荷造りも終了し、恒例の食前酒を飲みに、クローズネストへ。その後、最後のディナーへ。本当に最後まで、食事は美味しかった。これまた、最後のショーを見たあと、一度部屋に戻り、廊下にスーツケースを出した。最後のエクスプローラーラウンジでのお酒タイム。普段は、クラッシックなんてほとんど聴かないが、この一週間は、夜の演奏時間帯に、このラウンジでゆっくりするのが、すごくお気に入りだった。本当に、クルーズは贅沢だぁ、と実感できる場所だった。いよいよ最後のカジノタイム。先ほど稼いだ分を、すっかりコイン落としゲームにつぎ込み、すっきりした。なごりおしく、かなり遅くまで船内をうろうろし、2時近くに部屋に戻った。すでに、荷物は回収されていた。いよいよ、明日は下船だ。さびしい。