ストレス無く使えれば何でも構わん。Amazonが独自のOSを鋭意開発中との事である。自社のFireブランドのタブレットやスマートスピーカ、映像ストリーミングデバイス等は「Fire OS」で動いているが、中身はAndroidをカスタマイズしたものである。新機能を盛り込みたいと思ってもその制約を受けるし、スマホ向けの機能は元々IoT機器には不要な場合が多い。「独自の」と言っても結局はLinuxベースではあろうが、カーネルの中まで手を突っ込めるメリットは大きい。内製化するだけの理由は十分に揃っていると言える。それでAlexaが劇的に賢くなったりFire Stick TVの動作のもっさり感が改善したりはしないだろうが、同社の機器同士の連携は強化されるだろう。自宅の部屋毎にEchoを置いておけば、Alexaに24時間監視してもらえると云う素敵な生活が送れる様になるかも知れない。そう云う形で囲い込まれるのは少々腹立たしいが、独居老人にとって便利なら個人情報をブッコ抜かれても別に構わないのである。