リンゴとバナナ、どっちがみかん?この質問に「バナナ」と即答したので、GoogleのSGEはなかなか優秀である、と勝手に感心している。先行して公開されているBardとは違うチームが担当しているのかは不明だが、Bingの様に検索結果に連動していると云う点ではよりタイムリーな回答が可能になったと言える。ただ現時点ではチューニングが甘いらしく、大量虐殺のメリットを問われても生真面目に返答する等のアグレッシブさを見せてくれた様である(現時点では検索結果のみ返す様に調整済み)。道具に過ぎないGAIに罪は無く、そう云う質問を思い付く人間が邪悪なのであるが、自らを棚に上げ道具の方に責を負わせがちなのは残念である。センシティブな質問には沈黙を貫く様に頑張っている様だが、それらはあくまで欧米の価値観に則ったものである事にも注意が必要である。全人類的な視点からは本当に正しい答えは「42」以外には存在しない事を、決して忘れてはならないのである。
ばかだねまったく。大量のデータを転送する際、インターネットよりも伝書鳩の方が高速であると云う実験結果が公表された。3TBのデータをSSDに格納し鳩に運んでもらった結果、コピーの時間を含めて150分で無事転送出来たそうである。ネット経由の場合、実験者の環境では450分と見積もられたそうで、鳩の方が遥かに高速である。得られたデータから距離が400マイルまでなら鳩の方が勝ると云う推計もされており、アナログな手法も捨てたものでは無いと感心したのだが、確実性と機密性を考慮するなら自分で運ぶのが無難であろう。こう云う実験を思い付いてやってのけるパイオニア精神には憧れる。だからこそ世界に類を見ない先進的なビジネスが誕生するのであろう(日の目を見なかったアイディアで死屍累々ではあるが)。簡単に真似出来ないしする必要も無いと思うが、自由な発想を頭ごなしに否定しない(肯定しなくても良い)柔軟性は、見習えないものかと思うのである。
普及するといいね。指の静脈による認証サービスを開始すると、日立と東武鉄道が発表した。予めクレカとポイカを登録しておけば、セルフレジに手をかざすだけで支払いが出来るそうである。東武ストアの一部店舗への導入が決まっており、いずれは駅改札やホテルでも利用出来る様にしたいとの事である。すっごく便利になるのは分かるし、沿線住民として応援もしたいのであるが、使う機会が有るのかを心配している。東武だからなあ。外販も積極的に推し進めるそうだからいずれはどこかでそのシステムのお世話になる可能性は有るが、東武経済圏でどれだけの集客を見込んでいるのか不明である。鉄道は他社線に乗り換えるからSuicaを使うし、近所に東武ストアは無いし、地元のホテルを利用する予定は当面無い。全体的に影が薄いのである。せめて駅売店を一部委託しているファミマを巻き込めなかったかと思う。どんなに便利で安全でも、使われなければ意味が無いのである。
避けては通れぬ課題ではある。国交省が自動運転に於ける「トロッコ問題」を法的にどう位置付けるかの要件策定の為に、約2.4億円の概算要求を計上した。レベル4の自動運転を実現するとなれば、回避不可能な状況で総理大臣と子猫のどっちを轢くかの判断をクルマに委ねなければならない。どっちに転んでも轢かれた方はたまったものではないが、責任範囲の共通認識を擦り合わせておかねばならないのは確かである。単に技術的な問題だけではなく関連法規や道路インフラの整備も関わってくる上に、他国との制度上の整合性を取る必要もある。2億円と云う予算の妥当性は事業内容が分からないので判断し兼ねるが、有意義な使い道になる事を祈っている。社会的な影響を勘案すればいずれかを轢くのではなく自爆するのが最適解である、と云う結論が導き出される可能性も有るので自分で運転する様にしたいのだが、私が乗ると問答無用で自爆する恐れは払拭出来ないのである。
デブなので水はよく飲む。伊達に人間加湿器を名乗ってはいない。しかし一度に大量の水分を摂取すると水中毒を引き起こすらしい。正式には低ナトリウム血症と云う名称で、要するに体内の塩分バランスが崩れると起きる病気だそうである。軽ければ頭痛や吐き気で済むが、重症化すると意識障害を起こし最悪死に至る。先日米国で20分間に2リットルの水を飲んだ女性が死亡したそうだが、これは相当稀なケースで、普通は5リットルから10リットル飲まないと発症しないとの事である。水分を控える方が直ちに健康に影響が出る季節柄、過度の心配は不要だろう。と言うより10リットルも飲んだら水中毒以外に問題が発生しそうである。結局は適切なバランスが肝要であり、汗をかいたら塩分等のミネラルの補給も心掛ければ宜しい。背脂豚骨ラーメンの汁を飲み干せば万事解決に思えるのだが、他方面のバランスが崩れそうな気もするので、ヨノナカとは儘ならぬものなのである。