どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3006

2021-03-31 18:28:12 | 時間の無駄
戦時体制を想定出来ない縛りが有る以上、仕方ない面も有る。ファイザー製ワクチンを一瓶から7回吸引出来る注射器が認可され、年度内に2000万本生産すると云う記事を読んだ。その創意工夫とカイゼンの飽くなき追求には敬意を表するが、肝心の国産ワクチンが認可されるのは2022年以降になりそうであり、戦略での劣勢はどんなに戦術で頑張っても覆せるものでない。外交関係者各位には暫く忍耐の日々が続きそうである。ただ国内の戦術レベルでもまだまだ改善の余地は有る。4月に輸入されるファイザー製ワクチンは3月の4倍弱になると見込まれているが、それを迅速に運搬し接種する体制が整っているとは言えない。首相官邸のHPに拠れば3月末までの輸入量は回数ベース換算で91.6万回、接種総数は89.1万回と健闘しているが、医療従事者と云うプロが対象だからこその数値である。全国のじさまばさまを仮想敵とした臨戦態勢の構築が、十分に進んでいるとは思えないのである。

どうでもいい四百字 3005

2021-03-30 18:33:38 | 時間の無駄
春霞の季節である。東京での観測は10年ぶりらしい。黄砂は毎年飛んで来るが、水平視程が10km未満になるまで濃くなった場合に「黄砂発生」と分類している様である。取り敢えず洗濯物は部屋干しにしておくのが望ましい。日常では厄介者ではあるが、カルシウムを始めとした砂漠のミネラルを日本海に運び、漁場を豊かにする役割も果たしている。PM2.5をバラ撒いているだけの人間様が偉そうな口を叩ける道理は無い。そもそも黄砂の発生源とされるタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原の面積の合計は日本国土の5倍であり、人為的にどうにか出来る範囲を超えている。経済発展目覚ましい中国の影響を指摘する声も有るが、人民が奮闘努力しても総量から見れば微々たるものの様である。大自然に逆らわず素直に諦め、歌にでも詠むのが賢い付き合い方に思える。意の儘にならぬ事の多い憂き世である。洗車を終えたばかりであるが、それもまた人生と、霞む空を見上げるのである。

どうでもいい四百字 3004

2021-03-29 18:33:54 | 時間の無駄
製造業には頭の痛い問題であろう。先日発生した電子部品工場の火事で、多くの自動車生産ラインが減産若しくは停止を余儀なくされた。某国のサイバー攻撃を疑う人も一部地域に居るが、元々自然災害が多発する国である。原因を問わず、何らかのアクシデントは発生し得るものと考え、備えるしかあるまい。ただ調達の冗長化は平時には無駄である。当然それは製造コストにも跳ね返る。より良いものをより安くと云う企業努力とリスク分散の為の費用、その綱引きの落し所が何処かと云う正解は多分無い。敢えてやるとすれば問題発生時に引責辞任するだけの仕事の人を雇っておくのが一番安上がりであるが、根本解決とは言えない。保険等による金銭面の損失軽減も然りである。余裕が無いから何処かで目詰まりを起こせばそれが忽ち全体に波及すると云った「効率を求めるが故の非効率」は首都圏の通勤ラッシュで御馴染みであるが、そろそろ見直してはどうかと思うのである。

どうでもいい四百字 3003

2021-03-28 18:20:09 | 時間の無駄
話は内々に進んでいた様である。海外渡航者を対象として、ワクチン接種の電子証明書発行に政府が乗り出すそうである。4月に陰性証明書を閲覧出来るスマホアプリをリリースするそうだが、それに機能追加する方針の様である。差別や格差を助長する懸念が有るとして国内での運用には消極的らしいが、それを前提にしておかないと後の禍根になりそうな気がするので、今からでも再考を求めたい。そもそもスマホが必携となるんだったら格差もへったくれもないだろう。そろそろ観念して自治体によるスマホの無償貸与に踏み切ってはどうかと思うのだが、自助と公助の線引きはなかなかに難しい。しかし今後もこの手の電子証明書が増加していくであろう事は想像に難くなく、行政のユニバーサルサービスを維持したいのなら、何らかのデジタルデバイスは全国民に所持させるべきである。それがマイナンバーカードだったら良かったのにね、と今更ではあるが嘆息するのである。

どうでもいい四百字 3002

2021-03-27 18:24:37 | 時間の無駄
まったく、人間ってやつはなあ。飲食店予約サービスを提供する企業の取り纏めに拠れば、大人数の会食は昼と夜の時間帯で減少している。政府の度重なる要請及び飲食業界の協力による賜物であろう。その代わりおやつの時間帯の予約が爆増しているそうで、メッセージの伝え方にもう一工夫必要だったのではないかと思っている。ただ単純に人数制限しても、現場で徹底するのは困難である。「4人のグループが3つ、テーブルは隣り合わせで」と云う小学生の頓智レベルの裏技を繰り出す人が、必ず出てくる。店としても強く断れないだろうし、仮に追い出したとしても今の季節なら外で宴会を始めるのがオチであり、本来の目的が達成出来ない上に誰も幸せにならない。食事を共にし語り合うのは、睡眠欲や性欲に並ぶ欲求なのだと諦める所から再出発してはどうか。疫学的にPCR検査を全国民に定期実施するのは無意味なのだが、社会心理学的には有益なのかも知れないのである。