どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2519

2019-11-30 18:49:46 | 時間の無駄
平等の実現は難しい。「私の体脂肪は全人類が平等に負担すべきだ」と訴えても、恐らく賛同者は居るまい。平等にした結果、損をする人が多数を占める場合には受け入れられず、強行したら悪平等と批判が高まるのが一般的である。身の丈に合わせず所得税を平等にする法案が国会に提出されたら、蜂の巣を突いた様になるのは想像に難くない。消費税は平等なのに騒ぎにならないのが不思議であるが、世の中そんなもんかも知れない。問題は損する人と得する人が拮抗している場合であるが、具体例を挙げると色々と差し障りそうなので控えたい。また平等と云う表現が余りにも雑に扱われているので、「機会の平等」と「成果の平等」がゴッチャに議論されている場合も有る。民主主義の根幹を成す重要な概念なのだからもう少し慎重に用いた方が良いとは思うのだが、恣意的に濫用する機会は自由・平等に与えられるべきだと言われれば、世の中そんなもんかなとも思うのである。

どうでもいい四百字 2518

2019-11-29 19:28:42 | 時間の無駄
ファイルの復元は可能か否か。保存先がHDD等の磁気媒体であれば、高い確率で可能である。ただ作業が出来るかは別問題である。一般的なファイル復元アプリは「ファイルシステム上削除扱いになっているセクタのデータを繋ぎ直している」だけなのだが、無駄なデータでHDDを満杯にするツール等を使われると、それでの復元は難しい。しかし磁性体は上書きされても以前の磁気的痕跡を僅かに残す。それを手がかりに復元するには分解してプラッタ面を直接読み取るしかないので、どっかのサーバ上であれば現実的には無理であろう。心配だから復元の可能性をゼロにしたいのであれば、専用シュレッダーでサーバごと破砕すれば宜しい。もう少し穏便に済ませたいのであれば、SSDへの移行がお勧めである。電子の保存状態が痕跡として残る事が考え難いし、通電しなければ数年で丸ごと消える事も期待出来る。個人情報保護の観点からも、関係省庁での導入を推進して欲しいのである。

どうでもいい四百字 2517

2019-11-28 17:51:39 | 時間の無駄
価格からサービスの競争へ。飽和するケータイ市場での生き残りに、大手キャリアが本腰である(多分)。auがNetflixとのセット販売を8月に強化したが、対抗するドコモが組んだのはアマゾンである。NOTTV復活を期待していたのだが、エンタメ分野での自前主義には限界を感じていたのだろう。dTVとどう棲み分けるのかが気になるが、知名度に雲泥の差が有るし「アマゾンプライムが1年無料!」と比べてみればインパクトが全く違う。NTTぷららとしては複雑ではあろうが、「観たい」番組が無ければ選んでもらえないのはテレビと同様である。単なるコンテンツ置き場は淘汰されるものと覚悟して欲しい。さてソフバンである。配下にはGYAO!が有るが、知名度的にはdTVとどっこいであり、カウントフリー対象となっているHuluと組むのではないか。そこに総務省が「特定事業者の通信のみ無料にするのは公正な競争を阻害し云々」と相変わらず阻害しているので、私的には見所が満載なのである。

どうでもいい四百字 2516

2019-11-27 18:51:34 | 時間の無駄
これで給料が上がらないんだから、問題ではある。人口が減るから大変、と警鐘を色んな人が鳴らしているので、どの位減少するのか総務省発表のデータを眺めてみた。それに拠れば、2010年から2020年までに、所謂労働人口は約1割、762万人減少し7341万人となるらしい。失業率が上がらない訳である。2035年までには更に1000万人減るので、政府が全世代総活躍に躍起になっているのは、ある意味正しい。しかし人手不足だけど高齢者はちょっとね、と云うのが労働市場の偽らざる心情であろうし、心身共に現役世代並みを期待出来ないのは確かである。なまじ長生きしているから処世術だけは超一流だったりするので、扱い難いと云うのもあるだろう。自分でも良く分かっている。それらの要因で高齢者の給与が安くなるのは仕方ないにしても、それに引っ張られて子育て世代の所得が抑えられてしまうのが問題なのであり、そこに敢えて格差をねじ込む剛腕が、政府には求められるのである。

どうでもいい四百字 2515

2019-11-26 20:52:45 | 時間の無駄
鍋物の季節到来である。到来したばかりの筈なのに、今シーズンの白菜の消費が3玉目に突入したのは何故か。理由を詮索するのが趣旨では無いが、鍋物の本質を突いているには違いない。出汁に白菜とネギと葛切りさえ入っていれば、後は何を入れても鍋物になる。本当に何を入れてもなるのかの追試は誰かに任せるが、豆腐だけだと何となく切なかったと云う経験談だけは記しておきたい。土台となる具材に白菜は欠かせない。ネギや葛切りは別に無くても構わないし、逆に葛切りだけしか入ってない場合、多分それは別の食べ物である。白菜は水分量が多い(95.2%)ので、結構な量でも案外食べられてしまうのも要因だろう。目に付いた食材を適当に刻んで放り込めば、そこそこ食べられる味に纏まるのも鍋物の強みであり、残り汁もラーメンで〆られる。無精者の救世主の様な合理的な料理なのであり、結果として白菜の消費量のみが突出して増えると云うのも合点がいくのである。