どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3524

2022-08-31 18:12:43 | 時間の無駄
法律守るってのは本当に大変。行政手続きに伴う提出資料の記憶媒体としてフロッピーディスクやCD-ROM等を指定している条文は全部書き直すとの、河野デジタル相の仰せである。中にはMD指定のものも有ったそうで、現場担当者の苦労が偲ばれる。USBメモリの郵送もOKになりましたとかのトンチキが出てこない様、厳格な監視を期待したい。クラウド等への移行を促すのは大賛成だが、その技術が10年後も現役たり得るかは十分な吟味が必要だろう。例えば提出書類をPDF形式に限ってしまうと、今後登場するであろう新技術採用の障害になるのは上記の通りである。しかし法律で明文化する以上、そこら辺をガバガバにするのも考え物である。ファイル形式はバージョンアップしていくものと云う前提の建付けが求められるのだが、慎重に審議を重ねる法律と非常に食い合わせが悪い。一周回ってやっぱり紙頼みと云う易きに流されない確固たる意志で、改革に取り組んで頂きたいのである。

どうでもいい四百字 3523

2022-08-30 17:53:01 | 時間の無駄
積み上がったカネには、確かに人を黙らせる力が有る。石川県能登町が道の駅に設置した「イカキング」が人気らしい。特産のスルメイカを模した約13mのオブジェで、費用の大部分をコロナ対策が名目の地方創生臨時交付金で賄った事が批判を浴び、悪目立ちする格好で観光の目玉となった様である。2500万円の支出で経済効果6億円弱、宣伝効果18億円だそうで、費用対効果は確かに抜群である。二匹目のドジョウを狙う首長さんが出てこない事を願っている。この手の公共投資の問題点は、終了条件を設けない所にある。FRP製だから簡単に壊れはしないだろうが、メンテナンスは必須だし老朽化対策も見越しておかねばならない。集客効果が無くなった途端に見向きもされなくなり、朽ち果ててから撤去費用の捻出を考え出すのは全国のSL展示を見ても明らかである。瞬間風速に一喜一憂せず街のシンボル、若しくはご神体として末永く愛される努力を損得勘定抜きに求めたいのである。

どうでもいい四百字 3522

2022-08-29 18:30:17 | 時間の無駄
ソシャゲの必勝法は明快である。福沢諭吉を大量召喚すれば大抵何とかなる。間も無くアップデートで渋沢栄一じゃないとダメになるが、本質的に違いは無い。ただ本当にそれだけだとゲームとして成立しないので、課金したらグッと楽になるけどしないでもプレイヤスキルで何とかなるよ、と云うバランスに落とし込めているゲームが、一般的には良作と呼ばれている様に思える。米国のMMOARPGに10万ドル課金する猛者が現れ、強くなり過ぎて対人戦で誰ともマッチしなくなって遊べないと云う不具合が発生したそうである。開発者冥利に尽きる話ではあろうが、明らかにバランスの設計ミスである。ここまでベンジャミン・フランクリンが大量召喚される事を想定しろと云う方が無理には違いないが、欲張らずほどほどの天井を設けておけば回避できた事態でもある。ただ、気に入ったらせめて野口英世ぐらいは召喚してあげるのが、健全なソシャゲ業界の形成に繋がるとも思うのである。

どうでもいい四百字 3521

2022-08-28 18:27:00 | 時間の無駄
最近の若いモンは目下ばっかりじゃ。そんな進次郎構文でお嘆きの方は放置するとして、情報の広告汚染に若年層の方が敏感だと私は思っている。気になる飲食店は食べログやぐるなびでは調べず、同年代の誰かが公開しているインスタの写真を漁るそうで、時流に振り回されるマーケティング担当者にはご愁傷様としか言い様がない。魑魅魍魎が大手を振ってルンバを踊っているのがネット空間であるから、誰かに情報操作される事を極度に警戒するのも無理は無い。広告はその意図が金目当てと露骨だから猶更なのかも知れない。広告よりも「個人の感想」の方が情報として良質であるとは、一般的には担保されない。しかしクチコミを信用しがちなのが人間心理の面白い所であり、ネット社会の「失敗したくない症候群」の現れとも取れる。「地雷は踏む為に有る」をモットーに散々爆死してきた経験からすれば神経質に過ぎると思うのだが、若いモンの心配にも一理有るのである。

どうでもいい四百字 3520

2022-08-27 19:34:19 | 時間の無駄
AIお絵描き祭りは収まる気配が無い。呪文に「kawaii」を足すとアニメ絵が錬成されるとか、深層学習も変な方向で日々進化を遂げている様である。残念ながらMidjourneyの方は無料枠を使い切ったので、Stable DiffusionをGoogleのPython実行環境にインストールしてチョコチョコ弄っている。そう云うシロモノがブラウザで使える時点で色々とサイバーなヨノナカになったものだと感慨深いのだが、それはどうでもいい。ただ如何ともし難いのが言葉の壁である。素晴らしい錬成に成功した人のツイートには案の定「呪文クレクレ」リプが溢れ返っていて大変な模様である。遂には「DeepLを使って日本語の呪文を英訳する」サービスが立ち上がったりしており、自然言語で詠唱しても期待通りにはならんぞとは思ったりはするが、敷居が高い人には有難いだろう。更には万葉集を自動翻訳してもらって宮崎駿と新海誠のテイストで錬成させる猛者も登場しており、AIに人間が遊んでもらう時代の到来を肌で感じるのである。