どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2671

2020-04-30 18:45:21 | 時間の無駄
確かにその罠に嵌まる人が出てきそうである。巣ごもり消費、特に食に関する出費が想像以上に嵩むかも、と云う内容の記事を何処かで読んだ。外食にもレジャーにも行けないから、その分浮いた予算で豪華なお取り寄せ食材を堪能する、と云うのは気晴らしとしては良い案である。問題は大抵の通販はクレジット決済となる点である。家計簿アプリ等でインポートでもしていない限り、利用残高をサイトでいちいち確認する人は少ないと思う。パッと見で把握しにくい事に加え、請求が2か月先だったりするから、後になって「こんなものに使った覚えは無い、ハッキングされた」などと逆上する人も居るだろう。更に一定額以上は自動的にリボになる設定を忘れていて、余分な利子を支払う羽目になったりもする。カード会社側としてはしてやったりであり、今思い出しても腹が立つ。そう云う罠に嵌まらない訓練としても、キャッシュレス決済の積極的使用をお勧めしたいのである。

どうでもいい四百字 2670

2020-04-29 18:36:18 | 時間の無駄
ハンコは全くナンセンスだと思う。経団連会長はそう言い放ったが、お膝元の製作所がハンコを全廃したかどうかを私は知らない。これだけ地位の高い人がナンセンスだと思っても止められないのが、トップダウンで決められない社会に於ける習慣の恐ろしさであろう。止める為の労力と止める事による利得が全く釣り合っていない、と云うのもあるかも知れない。本当にハンコを全廃したかったら民法をひっくり返さねばならず、国を相手に戦う覚悟が必要である。そこまで過激に走らないにしても、「会計監査でハンコ捺してもらえませんでした」と云う事態になれば、企業の信用に係わる。そう簡単に止められるものではない(会計監査が通らないのは別の問題として)。尤も会長は「サインで十分」と云うのがナンセンス発言の本意の様なので、「署名の為に出社する」習慣を変革したいとまでは思っていなさそうであり、この国のトップダウンの難しさを改めて感じるのである。

どうでもいい四百字 2669

2020-04-28 17:48:38 | 時間の無駄
医療崩壊は何とか踏み止まっている様である。その代わり、保健所が崩壊しているらしい。川口市保健所では、74人の職員の内34人が濃厚接触疑い等で一時自宅待機していたとの事である。ここでの業務が滞れば検査への対処が遅れるのは自明である。増援で凌ごうとしている様だが、ちょっと落ち着こうか。現場目線では「手伝える事があるなら手伝って来い、と言われて来ました」と云う人が大量に押し掛けるのが(有難いにせよ)一番厄介である。現有戦力の更なる離脱を防ぐのが最優先であり、雑務を増やすだけの増員は、大抵管理職の自己満足で終わる。まず一旦は手を止めて、各人が受け持っている作業の棚卸しからである。そのリストを基に他の人に振り替えられる作業を決めて要員を手当てした方が、結局は早い。結果として「手持ちの全部がその人しか出来ない」と云う衝撃の事実が判明する恐れもあるが、その人が倒れて突如崩壊するよりは、多少はマシなのである。

どうでもいい四百字 2668

2020-04-27 19:19:42 | 時間の無駄
シェアリングエコノミーは今後生き残るのだろうか。そんな気分になる昨今である。不特定多数と何かを共用するのは、心理的に憚られるのが正直な所だろう。尤もさいたまの辺境ではそもそもの母数が小さいので、シェアもへったくれもないのが現状である。そうなるとビジネスとして成立するのは東京でも23区内の様な、坪単価がべらぼうに高い地域に限られる様に思う。WeWorkが失速したのも、創業者の素行の悪さだけが原因では無かったのではないか。しかし所有から利用へのシフトは費用対効果の面からは合理的であり、一部の潔癖症を除いては受け入れる人は今後も増えるのだろう。私も自家用車とかシェア出来るものならしたいのであるが、クルマが下駄代わりである関係上それも難しいし、何より衛生面でズボラな私とシェアしたい人がどれだけ居るかも分からない。そう云う価値観のセグメント化も含めて考えれば、相当の人口密集地でなければ儲かりそうにないのである。

どうでもいい四百字 2667

2020-04-26 18:55:27 | 時間の無駄
偉大なる我らが大統領様の仰せである。国を挙げて静脈注射可能な消毒液、及び体内から照射可能な紫外線発光機を生産、献上すべきである。そして実際に使って頂こうではないか。それが愛国心と云うものだろう。より滅菌力の強いガンマ線を全身に浴びて頂くのが、より愛国的だと思う人も居るかも知れない。否定はしないが、念の為同意書にサインを貰っておいた方が良いだろう(サインしそうな気がする)。綸言汗の如しとはよく言ったもので、人の上に立つ人はあらゆる発言が善意にも悪意にも解釈され斟酌され忖度されるものである。昔どこかの殿様が食事中、茶碗の中にネズミの糞が混じっているのに気付いたそうである。それが知れれば誰かが腹を切る事になる。その殿様は黙って平らげたそうである。リスクマネジメントとしてそれが正解だったとは思えないが、言いたい事も堪えて腹に収めておく度量は、人の上に立つ以上、持たざるを得ない宿命に思えるのである。