どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2855

2020-10-31 20:51:42 | 時間の無駄
航空会社を救う術は無いものか。全世界的に旅客事業が壊滅しているから手の打ち様が無いのは確かだが、この手の装置産業は一回ダメになると復旧に莫大なコストと時間を要する。国を越えた救済合併も進むであろうが、政府専用機を自国企業が整備出来ないと云うのも、偉い人には癪であろう。とは言え空を飛ぶだけに浮き沈みの激しい業界なので、海外でもそれなりの航空会社が当たり前の様に破綻している。縮小する市場に対応する企業努力は勿論だが、当座を凌ぐ救済策も必要である。どうせやるなら景気良くやってはどうか。例えば米国からハワイを借り切って、1000万人を抽選でご招待するのである(ただし2週間は滞在するのが条件)。先方も困っている様だし、ここで貸しを作っておくのも悪くないと思う。それが難しければグアムでも良いし、他の島嶼国でも構わない。GoToの予算がもう1兆増えるかも知れないが、飛行機の飛ばせない島国になるよりはマシなのである。

どうでもいい四百字 2854

2020-10-30 19:28:29 | 時間の無駄
大好評の為か、バージョンアップも頻りである。GoToトラベルの後出しジャンケンであるが、これまで黙認していたビジネス利用の自粛が要請された様である。また観光目的の宿泊でも、オプションのサービスの方が高額であった場合、コミに出来ない様にルールを変えるらしい。いかがわしいオプション付きツアーが有ったがあれはともかくとして、自動車免許をこの制度を利用して合宿で取得しようと思っていた人は急いだ方が良さそうである。他にも施設利用料をクーポン化して宿泊料金に含めるのも、度が過ぎるとダメらしい。一流ホテルのスパとかエステとかでラグジュアリーな時間を満喫するのは立派な観光に思えるし、いかがわしい方面に走らなければGoToの主旨に反しないと思うのだが、お役人にそこまで柔軟な運用を求めるのも酷である。国民の側が忖度する方向で収めたい。少なくとも「綾波の匂いがする」箱根小涌園ユネッサンのL.C.L.の湯は、観光として健全なのである。

どうでもいい四百字 2853

2020-10-29 18:47:14 | 時間の無駄
日本郵政は哀れである。人手不足解消の一環として日本郵便の土曜休配を決定したが、そんな経営判断ですら法改正が必要らしい。大株主は財務大臣(約63%を保有)なので、一周回ってガバナンスが働いているとも言えなくもない。あれだけの不祥事を起こしながら経営責任を問われた形跡は今の所無い(裏では分からない)のでガバナンスもへったくれも無いのであるが、万事に亘り株主の意向には逆らえないのが哀れである。その上配当まで要求してくるんだから強欲極まりない。今期は中間配当を見送ったが、色々な意味でそれ所じゃないと思う。ゆうちょ銀行やかんぽ生命の営業体制の立て直しは急務であるし、成功とは言えない海外物流の整理も必要だし、何より年賀状を売り出さねばならない。毎年大量の紙片を全国にばら撒くのは郵便屋としての意地もあろうが、電子化するのにも法改正が必要なのかも知れない。せめてJR九州並みの自由度は与えてあげて欲しいのである。

どうでもいい四百字 2852

2020-10-28 18:42:25 | 時間の無駄
最近元気かな、クールジャパン。e-Japanも消息不明だが、e-Taxを始めとする「イーナントカ」シリーズを世に送り出した実績は有る(E電は無関係)。「これがクールです(ドヤッ)」と海外展開したモノはほぼ壊滅状態の様であるし、エキゾチックジャパンで思考が止まっている人は口を出さないのが賢明に思える。アニメを中心とした創作物で高い評価を得られるのは、その裾野が馬鹿馬鹿しい位に広大だからである。四半期毎に地上波で新作が20本とか正気の沙汰では無い(中国は追い上げてきた)。それでもアニメ化出来るのはその土台の漫画とかラノベとかの最上層であり、その麓では同人作家が日々呻吟している。1本のヒットの足元には数万の屍が転がっているのであり、そう云う苛烈な環境だからこそ世界に通用するコンテンツが生み出されるのである。無駄の排除とか、選択と集中とかを掲げて裾野を削る愚行は、これからもクールと評価されたいのなら慎むべきなのである。

どうでもいい四百字 2851

2020-10-27 19:55:46 | 時間の無駄
異文化の禁忌を侵す権利は、どこまで許容されるべきか。それを考えると、フランスは困難な問題に首を突っ込んだと思う。個人レベルであれば各々がそれなりに責を負えばそれで済むが、それを共同体にまで引き上げると、色々と厄介である。家でクサヤを焼くなと云う近所からの苦情に対しては、個人の嗜好の範囲であれば平謝りしたり開き直ったりすれば済む問題である(済まない場合も有る)。しかしクサヤは神聖にして侵さざるもので、それを毎日焚き上げないと地獄に堕ちると信じている集団に対し、それを公に否定する権利を筋立てるのは結構ややこしい(個人的に嫌いと云うのは幾らでも言える)。取り敢えずの方便は「近所に住まない」なのであるが、今やインターネットで「あいつがクサヤを焼いているぞ」と初対面のブラジル人から叩かれる時代である。妙案は浮かばないが、人の数だけ宇宙の中心は有ると云う事だけは、心掛けておいた方が良さそうなのである。