これも時代の一つの節目であろう。間もなくイングレスの旧スキャナがサービス終了となる。既に新スキャナに移行し、日々呪いの言葉を吐きながら歩き回っているので実害は無い。しかし簡素で軽量なUIは今でも愛好者が多く、残念がる声は少なくない。とは言えイングレスのユーザ数は伸び悩んでいるし、ドラクエウォークの様な強力なライバルも登場している。コアなエージェントは多分世界の終末までプレイし続けるのであろうが、全世界で見ても1万人超えるかは微妙である。その為に多くのリソースを割けないのも当然であろう。それに新スキャナの評価も変わりつつある。背景にはスマホ性能の爆発的な向上が有り、ベンチマークで最新機種は3年前の倍のスコアを叩き出す。ゲーム用スマホであれば猶更である。5G環境が整えば新たな要素も登場するだろう。6年間の来し方を感慨深く振り返りつつ、安スマホを片手に呪いの言葉を呟きながらズルズル徘徊するのである。
年金制度の破綻が懸念されている。個人的には首都直下型地震の方が確実なので、そっちに備えた方がいいんじゃないかなと思うのだが、天災と老後の不安は別問題と云うのがこの国のコンセンサスらしい。人口動態から見れば現役世代の社会保障の負担は増えて高齢世帯の受取額は減るのは確かだから、地震に比べれば政府に文句を言い易いと云う側面も有るのだろう。しかしこの問題解決は案外簡単である。給与を倍にしてしまえば良いのである。労働者が半減しても納める保険料が倍になればトントンである。そう簡単に賃上げ出来る筈は無いと云うなら、それを公約に掲げた政党を立ち上がれば済む話である。結果的には私達が消費するモノやサービスのコストが倍になるので年金生活者は苦しむ事になるのだが、破綻するよりはマシだと思って諦めて頂きたい。給与が上がらなければ働くモチベも上がらないと云うのは、首都直下型地震の発生よりも当たり前に思えるのである。
彼の少女の訴えは真摯に傾聴したい。偏執的な自然主義者だとかそう云う支援団体に踊らされているとか、色々批判は上がっている。ただそうだとしても主張は切り離して考えないと、陳腐な詭弁の術中に嵌る。「食べ過ぎは身の毒、腹八分目」と云う私の主張に一片の説得力も無い事と、内容の妥当性は独立して扱われるべきである。取り敢えず「貴方達の無策のせいで未来は破滅的だ、どうしてくれる」と云う訴えには「ごめんなさい」で済ませるとして、何らかの手は打ちたい。まずは飛行機で大移動した割には大した成果も出ない国連総会を廃止してはどうかと思うのだが、石油消費の総量から見れば微々たるものであろう。サハラ砂漠を国連軍が接収し太陽光パネルを敷き詰めると云うのは面白そうだが、ただでさえややこしい地域を混乱させるだけに思える。妙案は浮かばないのであり、「ごめんなさい」の気持ちをレジ袋辞退で示す位しか出来ないのが恥ずかしいのである。
一般討論演説なう@国連総会。それをエルサルバドルではどう表現するのかは知らないが、一国の元首がスマホで自撮りする時代である。ITでは世界の潮流に3周ぐらい遅れているんじゃないかなと、危機感を募らせている。取り敢えずIT担当大臣のホームページ位、ちゃんと使える様にしてあげて欲しい。今や一介の市井人の方がヘタな国会議員よりも発信力・影響力が大きいのが当然である。大票田である高齢者ばかり見ていては、ふわっとした民意に足を掬われるであろう。今政権では難しいだろうが、以後大臣を待機組から選出する要件に、最低3回はツイートをバズらせると云う一項を追加してはどうかと思う。党員確保のノルマを課する様な前時代的党勢拡大よりも、余程効果的に思える。実際それで結果を出し、名望を高めている大臣も居るのである。一部は大炎上状態となって大変ではあろうが、IT活用を率先垂範で高めるのもイマドキの政治家の仕事だと思うのである。
楽しくクールでセクシーに。他ならぬ大臣のお言葉である。持続可能な環境問題対策を、真摯に考えてみた。40秒後「ハイパークールビズを導入すべし」との神託が下ったので、適当にそれを提唱したい。来夏から、全ての日本国民は全裸で通勤通学する為の法整備を、次の国会で審議して頂きたい。冒頭のトリレンマを解決するにはそれしかあるまい。公序良俗に反すると云うのであれば、水着の着用までは認めよう。確かにスッポンポンでは、防御の面で男性が著しく不利である。生き甲斐を失った露出狂の自殺率が上昇する危険性も有る。街中に居る人が皆水着であれば別に冷房に頼らずとも、適宜水をぶちまければ十分涼が取れる。好きな時にプールや水風呂に入れる様にするのも良いだろう。ゲリラ豪雨は正に干天の慈雨となるに違いない。なかなかの妙案に思えるのだが、そう云うおっさん達で溢れ返った通勤電車に乗るのは、やや楽しくクールでセクシーに過ぎるのである。