どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2885

2020-11-30 18:38:23 | 時間の無駄
国内向けワクチンは十分に確保している。政府はそう胸を張っている。実際、アストラゼネカから1.2億回分、ファイザーから1.2億回分、モデルナから5000万回分のワクチンを購入する合意を取り付けている。他国にも分けてあげてはどうかとも思うが、国際競争上の戦略物資である。同盟国だからと云って素直に分けてもらえるとは限るまい。また、それをどう運ぶかの問題も解決済とは思えない。mRNAワクチンはマイナス70度で保管しなければ数日で効果を喪う。そんな無茶な条件のブツを大量輸送できる態勢が、今の航空業界に有るのか。手持ちの旅客機の半分は客室ぶち抜いて冷凍庫詰め込む程度の思い切った投資を、政府は促すべきである。また物流網との兼ね合いから、それだけの冷凍倉庫・トラックの手配は難しい。ここは発想を転換し、空港で通関したらすぐ接種出来る様な施設を造ってはどうか。ボジョレー・ヌーヴォーに出来てワクチンに出来ない理屈はない筈なのである。

どうでもいい四百字 2884

2020-11-29 19:01:34 | 時間の無駄
弊社ワクチンの有効率は90%です。弊社は94.5%です。あ、最新のデータでは95%です。子供のケンカかと言いたくなるが、開発競争及び売り込み合戦自体は頼もしいと思う。そこに「我が偉大なる祖国のワクチンも95%でハラショー」と云う発表が割り込んだ関係で全体的に胡散臭さが漂ってしまったのが残念であるが、有効率も誤解を招きやすい数字である。単純化すると、ウィルスに曝露した1万人の内100人が感染・発症する可能性が有るとして、接種でその人数を10人に減らせたら有効率90%と云う計算になる。ワクチンとしては優秀には違いないが、発症に至らない人でも、一定期間伝播者にはなり得る。医療崩壊の救世主にはなろうが、ワクチンが出回ればウィルスが根絶されて従来の生活に戻れると楽観しない方が良さそうに思える。結局は自身の免疫強化と、それが難しい人との接触制限しか経済回復の道は無さそうなのであり、おっさんには厳しい季節の到来を嘆いているのである。

どうでもいい四百字 2883

2020-11-28 20:15:23 | 時間の無駄
白菜も一玉200円を切ったので、鍋本番である。既に二玉目の消費に突入している人間が言っても何の説得力も無いが、「何しても取り敢えずは食える」事に関してキャベツと双璧を為す野菜であり、鍋だけに使っている訳ではないからセーフ、と支離滅裂な理屈で話を先に進める。白菜、長ネギ、葛切りを出汁で煮立て、後は冷蔵庫に有る何かを投入したものを、私は鍋と定義している。寄せ鍋が一番実態に近いのだろうが、在庫状況によって水炊きになったり豆腐チゲになったりミネストローネになったりするので、我ながら確証は無い。そう云うフリーダムの障害が春菊である。独特のほろ苦さは大好きなのだが、あれが鍋に合うとは思えない。パクチー位の破壊力があればゲームチェンジャーとなり得るのだろうが、そこまでの獰猛さが有る訳でもない。遠い春を待ち焦がれつつ食するのが鍋の王道なのであろうが、一束が白菜一玉より高価だと、手に取るのも躊躇われるのである。

どうでもいい四百字 2882

2020-11-27 19:16:19 | 時間の無駄
取る方に関しては機敏である。一部県市民税で先行しているスマホ納税だが、国税も実施を検討している様である。代行収納業者はPaypay等のコード決済企業で、手数料は国が負担する様であり、その点は評価したい。尤も銀行振替の手数料も国が持っていたんだから当然ではある。数少ない利益の源泉を侵食される銀行は、もう少し危機感を抱いてはどうかと思うのだが、デジタル日本円の方に軸足が移っているので、そこで挽回する心算なのかも知れない。それにPay-easy(ペイジー)の面子をどう立てるかと云う問題も有る。ネットバンクの普及と共に鳴り物入りで導入された収納代行システムだが、そんなピンポイントな用途しかない代物が普及する筈もなく、今に至っている。この儘忘れ去られるのを待っているのかも知れない。銀行が一緒に提供していた金融インフラとサービスの分離は更に進むのであろうし、徴税はその原動力の一つには違いないのだが、何となく腹が立つのである。

どうでもいい四百字 2881

2020-11-26 19:53:36 | 時間の無駄
今回はそれなりにマトモな様である。楽天が企業・団体向けに、唾液PCR検査キットの販売を開始した。半年前に綿棒を鼻に突っ込む方式のを売り出した時は、検査後の豪快な投げっぱなしが大好評で即座に中止に追い込まれていたが、今回は医療機関のフォローアップもある様である(別料金だが)。あくまで「検査」であって「診断」ではないと云う姿勢は崩していないが、それはどうでもいい。千葉市がこのキットを福祉施設が使用する際には補助金を出すと表明している様で、先例が有れば他の自治体でも採用し易いだろう。問題は精度と頻度である。唾液でも綿棒突っ込んだ場合と遜色無い結果が出るらしいが、やるのは素人であり一定数の不備は発生するだろう。また陰性であってもそれは「検体採取時」の話であって、その後の濃厚接触等での曝露は当然有り得る。毎日は非現実的であるが、定期的に再検査出来る様に、リピーター割引の導入を検討してもらいたいのである。