手数料収入を収益の柱とは考えていない。Paypayの中山社長の言である。どうやって儲けるんですか、と云う問いには言葉を濁しているが、ビッグデータを切り売りする程度では恐らく投資は回収出来まい。本当にノープランなのかも知れないが、別にあそこの財務状況に気を揉む義理も無いので、今後を見守るに止めたい。私見ではあるが、Paypayの仮想通貨化を狙っているのではないか。今は現金に戻せないが、一定規模の資産価値を有し流動性が担保出来れば、法定通貨に戻す必要も有るまい。B to Bの決済だけではなく、海外送金や現地での買い物に使えればほぼ仮想通貨である。Alipayと「為替契約」を結んでも良いだろう。如何にも孫氏好みの構想である。各国がLibraに拒否反応を起こしている間に日本で実績を積み安定通貨の地位を何時の間にか確立し、ファンドへの投資もPaypayで決済する様になったら大笑いなのであるが、多分もう少し地に足の着いたプランを練っていると祈るのである。
