また無茶な要求をする。発売が予定されている空間コンピューティングデバイス「Apple Vision Pro」であるが、VR、AR、XR、MR等の用語を説明に使わない様にと云うガイドラインをアプリ開発元に提示している様である。見た目はHMDに酷似しているが全く別物であり、空間コンピューティングアプリと称するべきと云うのが理由らしいが、マーケティング担当者にはご愁傷様としか言い様が無い。そう云う無理を強いるなら呼び易い新名称も用意してあげるのが筋だと思うし、何だったら「A.R.E」を転用してはどうかと思うのだが、日本以外では通じないだろう。先行する各社とはコンセプトが違うと主張したい気持ちは理解するが、専用アプリがある程度揃わない段階では既存アプリを移植しないと使ってもらえないだろう。これぞ空間コンピューティング、とセケンが納得する隠し玉が有るのかも知れないが、いずれにしてもリアリティに欠けるブランディングは止めた方が良いと思うのである。
