真摯に取り組みたい課題である。さいたま市の調査に拠れば、2017年に家庭から排出されたゴミに食品が6.3%含まれており、年間14,000トンのフードロスが発生している計算になるそうである。1日に1トン平らげる大食漢でも40年は食いつなげるだけの食べ物がカネかけて焼却されているのであるから、心底勿体ない。余った食材は日曜日にスープにして食べ尽くそう、と云う「Saitama Sunday Soup」なるプロジェクトも有る様だが、子供達のトラウマになる様なエクストリーム闇鍋が爆誕しない様に祈っている。せめてカレーであればまだ救い様が有りそうな気もするので、是非ご検討願いたい。食事もなるべく残さないのが望ましいが、そこで疑問が有る。シャケの皮やエビフライの尻尾は、フードロスに含まれるのか。これらを好んで食べない人に完食を強いるのも少々酷である。その線引きをハッキリさせて欲しいのであるが、そんな事よりも無駄な食材を買わない方に重点を置くべきなのである。