断るのも無礼であろう。インドが自国の呼び名をヒンディー語の「バーラト」に変更する方針らしい。そう要請されたら、公式にはそう呼ぶしかあるまい。ミャンマーやジョージアの先例も有る。経済発展著しく国際社会でも発言力が強まっていると云う背景もあり、植民地時代に押し付けられた名称を改めるべき、と云う民族主義的な発想になるのも自然の成り行きであろう(その民族も461系統存在するらしいが)。Japanと呼ばれても気にしない私にはピンと来ないが、きっと愛国心が欠けているに違いない。インド太平洋経済枠組み(IPEF)とかに影響が及びそうだが、恐らくインド洋の呼称は変わらないので、そちらに付け替えればギリセーフであろう。インドカレーも「料理の固有名詞である」と云う解釈で切り抜けられそうである。最大の難関は当て字である印度、その略称である印に代わる表現を定着させられるかであるが、国内問題であると逃げを打つしか無さそうなのである。