我が家は雑木林に近接しているので、時間によっては木洩れ日の中で過ごすことがある。
そんな時には数千年前の縄文時代人と同じ感覚になる時がある。
(今日は少し朝霧が出ている)
「木漏れ日」に正確に対応する英語の単語は存在しないそうだ。
自然に密着し四季の移ろいを愛でてきた日本人らしい感性から出た言葉なのだろう。
縄文時代が1万年以上続いたのは、人と森が共存していたからだろう。
ナラ、コナラ、ミズナラ、トチ、シイ、クヌギ、カシなどからドングリが出来る。
クルミの木もある。
縄文時代に酒はあったか?
ヤマブドウ,ヤマグワ、キイチゴなどの果実が実る。
果実によっては自然発酵するものもあっただろう。だから酒はあったと考えたい。
縄文時代の見事な火焔式土器などは酒を飲みながら作ったのではなかろうか。
時代は下って万葉時代、
験(しるし)なき物を思はずは一杯(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあるらし 大伴旅人
(しょうがないことを考えたりするよりは一杯の濁り酒を飲んだほうが良い)
シュウメイギクが咲き始めた。
もう秋が近い。