行雲流水の如くに

日本の子供の読解力低下を憂える

国際学習到達度テスト(PISA)というのがある。

OECD加盟国を中心として3年毎に実施される15歳を対象としたテストだ。

(読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野)

読解力が前回の8位から15位に下がった。これは教育関係者にとっては、大きなショックだったようだ。

 

薔薇(セバスティアン・クナイプ)

ドイツ コルデス作出 ドイツ人神父にちなんだ名前。

1821年生まれ、バランスの取れた生活には、定期的な運動、健康的な食事、心のバランスが大事だと考えた。

 

日本の子供はスマホ中心でパソコンの使用率が少ない(15歳生徒で35%)。子供だけでなく若者も似たような傾向だ。

スマホは便利だが、あまりにこれに頼り過ぎると表面的な理解で「わかった気になる」弊害がある。

その情報から一歩も二歩も分け入って考えることがおろそかになる。

しかも1日に4時間以上、ゲームや漫画、小説などを見ている生徒は学力が低下するようだ。

薄っぺらな「せんべい人間」ばかり生み出す危険性あり

 

薔薇(クイーン・エリザベス)

さすがに女王の名にふさわしい銘花だと思う。

 

低下の原因の一つとして、自由記述問題への無回答率が高かったという。

確かに最近の若者の文章(ラインなどで見かける)は、感覚的な言葉のやりとりばかり、論理的に表現することが苦手のようだ。

今頃になってデジタル庁など言っているようでは、30年くらい遅れているのではなかろうか?

学問は治国の根源  上杉鷹山

 

オクラの花


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コメント一覧

megii123
安倍晋三の家庭教師をした平沢勝栄は今度やっと大臣になりました。
安倍政権の時になぜなれなかったか?
あまりに安倍晋三の頭が悪くて定規で頭を叩いたらしい。

安倍晋三は教育に関して何をしたかというと、「歴史修正主義」に迷い込み、真の教育の充実は無頓着。

ご指摘の通り「人文科学」の軽視は、目に余ります。
実用国語、論理国語、文学国語とは一体何なんでしょう。
分ける意味が理解できません。
「読解力」が全ての学問の基礎だと思います。
9vs9qvsq
 この問題は大きいと、ずっと不安だった。日本の政治に長期的視点が弱く、これを考えるための長期的視野に立つべき基礎資料もちゃんと集めているのかなどなどと。
 日本が成し遂げたアジア最早期の近代化は、何によってもたらされたか。江戸時代の庶民にも広がった寺子屋・識字率。明治政府の西欧視察からの教育重視、世界最先端教育制度の構築。師範学校をどんどん創り、日本に四つしか創らなかったなかった高等師範学校も男女二つずつ創ってそこには成績さえ良ければ金がない庶民でも行けた。

 今の政府が、人文科学を軽視してきたのは有名な話。今またまた、実用国語、論理国語、文学国語と分けて、後になるほど軽視する発想に入り込んで来た。昔言われたように「文学国語なんて、ごく少数の創造者に必要なだけだろう」という発想なのだろう。

 このエントリーの原因をこそ、文科省の役人に訊いてみたい。今の前川喜平氏なら、僕と同じことを語る気がする。
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