周りの雑木林も黄変が始まり、秋が深まっていく気配を感じる。
空も秋特有の澄んだ感じになり鰯雲が見られるようになって来た。
この道や 行くひとなしに 秋の暮れ 松尾芭蕉
この句は芭蕉が51歳の時の句。
弟子同士が争いその仲裁のために大阪に行った際に。
俳句でも和歌でもその句が詠まれた背景を知るとぐんと味わいが違ってくる。
そして芭蕉が言いたかった気持ちがこの年になるとずしんと響いてくるのだ。
ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲 佐々木信綱
思わず吟じたくなるような流れの良い句である。
このまま素直に味わえば良いのであろうか?
秋の空
四季咲き薔薇の二番花が楽しめる。
枯れ葉が舞い始める季節にはうれしいことだ。
薔薇ーー左側のバラはビンゴ・メイディランド、右側はブラスバンド
薔薇(快挙)
薔薇(ニコール)