『醒睡笑』(下)巻之六 児の噂
「一八 しらみが鳴いたら」
児寄り合ひの懺悔に、
大児は、「虱が鳴くものならば、いかばかり人中にて恥ずかしからう。せめて鳴かぬで恥を隠す」と。
小児は、「いや、われは虱を鳴かせたい。その間なりと食はれいでくつろがう」。
集団疎開の経験者には理解できるかも。
「一八 しらみが鳴いたら」
児寄り合ひの懺悔に、
大児は、「虱が鳴くものならば、いかばかり人中にて恥ずかしからう。せめて鳴かぬで恥を隠す」と。
小児は、「いや、われは虱を鳴かせたい。その間なりと食はれいでくつろがう」。
集団疎開の経験者には理解できるかも。