《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

さらば、三木進一さん!

2013年01月30日 19時37分11秒 | Weblog
ときにタケさん、
(だから、タケさんて誰やねん?)

先だって「宗教のイロハも分かっておらん!」と噛みついた
三木進一さん著『夢追いびと 等伯』のその後なんですが、
226ページで読むのを中断し、2日間ほど放置したんですが、
あと18ページだから、と思い直してまた読み始めたのでした。



が、しか~~ぁし、……率直に言って、読むんじゃなかった……。


だって、長谷川等伯さん、京で死んじゃうんですよ。
ムチャクチャでござりまするよ。

最晩年になっても幕府に長谷川派を売り込むため江戸に乗り込む等伯をどう捉えるのか、
つまり、
野心、野望いまだ衰えず、さすが能登の仏絵師から一代でのし上がった男!と捉えるのか、
老いが、妄執、醜態、俗物根性を覆い隠せなくなった、と捉えるのか、
己を超えたであろう後継者(久蔵)を失った長谷川派総帥の悲哀を感じるのか、
など、作家の人間を観る力がもっとも試されるところなのに、

そして、等伯さんには、
そうまでして下った江戸に着いて、
わずか2日後のなくなるという
ドラマがそこに待っているというのに、

京で死んだことにしちゃうなんて、敵前逃亡ですか。


例えば『松林図屏風』のイメージとの整合性をとることから逃げたとか、
出版元から指定されていた紙数を超えてしまったとか、
(勝手な憶測で済みませんが)
そんなことが理由だったら、

本当にガッカリだよ!


京で死んじゃうことにするくらいなら、
死の直前で The end. にするか、

いっそ、等伯を主人公にして欲しくなかったですね。

さらば!三木進一さん。
「さすがは日蓮宗の住職に『南無阿弥陀仏』と言わせた男」
これを別れの言葉として捧ぐ。



ときにタケさん、
(だから、誰?)

2020年オリンピック招致の都民支持率が70%を超えたそうですね。
猪瀬さん、おめでとうございます。

私は、税金が増えたり、国・自治体の借金が増えるのではないかという懸念がどうしても払拭できないうえに、
都民ではないものですから、
日和見派ですが、
邪魔はしません。

それどころか、↓この招致シンボルマークは、とっても気に入っています。



このマーク、東京開催が決まったら公式マークになるんですよね。
公式マークは別に公募、ってのは無いですよね。

このマークをデザインした旗が東京中に、世界中に翻るなら、
税金・国債、目つぶっちゃおうかなぁ?