日本語 ボランティア【めいめい】@ 東京都 足立区

にほんご ボランティア【めいめい 】@ とうきょうと あだちく

2024年 定額減税(ていがくげんぜい)をやさしい日本語で

2024-06-26 | ダイアリー

日本で働いている外国人は、どのくらい税金を理解しているのでしょうか。会社に勤めている人は、給与から源泉徴収され、所得税や住民税を納めています。個人で仕事をしている人は、確定申告をして、納めます。今回、早ければこの6月に始まる定額減税について、できるだけやさしい日本語で、解説してみます。簡単な漢字は読めると想定します。全部はできないので、みなさんが外国人に説明するときのきっかけになればと思います。

にほんではたらいている がいこくじんは、どのくらい ぜいきんを りかいしているでしょうか。かいしゃにつとめているひとは、きゅうよから げんせんちょうしゅうされ、しょとくぜいや じゅうみんぜいを おさめています。こじんでしごとをしているひとは、かくていしんこくをして、おさめます。こんかい、はやければこの6がつにはじまる ていがくげんぜいについて、できるだけ やさしいにほんごで、かいせつしてみます。かんたんなかんじはよめる、とそうていします。ぜんぶはできないので、みなさんが がいこくじんに せつめいするためのきっかけになればとおもいます。

(ここから やさしい日本語)

はたらいて、もらったお金(所得 しょとく)にたいして、日本では、2つの税金(ぜいきん)をはらいます。一つめは、所得税(しょとくぜい)です。会社からもらう毎月の給料から引かれて、自動的にはらっています。自分で計算するのはたいへんだから、会社が計算しています。これを 源泉徴収(げんせんちょうしゅう)といいます。

2つ目は、住民税(じゅうみんぜい)です。これは、1月1日に住んでいる町に 払います。前の年の所得によって、住民税が決まります。会社の給料から払っている人と、自分で払っている人がいます。

日本では、もののねだんが高くて、生活が苦しい人が多いので、税金を少なくすることになりました。これが、定額減税(ていがくげんぜい)です。

1年以上、日本に住んでいて、税金を払っている人は、1人について、所得税3万円、住民税1万円、安くなります。合計4万円です。家族が、自分のお金で生活しているとき、その家族を扶養(ふよう)しているといいます。扶養家族1人につき、同じように、所得税3万円、住民税1万円、安くなります。ただし、ここでいう扶養家族は、日本に住んでいる家族だけです。税金が安くなることを減税(げんぜい)といいます。

たとえば、4人家族で、おとうさんが会社で働いていて、おかあさんと、こども2人で生活しているとき、扶養家族は3人です。この家族は、16万円、減税されます。

会社で働いている人は、6月の給料から、今まで引かれていた所得税が、引かれなくなります。自分の減税額まで行くと、また、いつものように、所得税の源泉徴収が始まります。住民税は、減税の計算をしたあと、はらうための紙(納付書 のうふしょ)がきます。

所得が少ない人は、あとからお金がもらえます。(給付金 きゅうふきん)。給付金がもらえる人には、あとから、連絡があります。

会社ではなく、1人で仕事をしている人は、次の年の3月の確定申告(かくていしんこく)のとき、定額減税の計算をします。確定申告は、1年分の自分のもらったお金と、税金を計算することです。

日本に住んでいるながさや、母国と日本の約束によって、いろいろな場合があります。わからないときは、会社の人や、税務署の人に聞いてください。 

(やさしい日本語、おわり)

 

今回の減税も含めて、納税や社会保障のしくみを 外国人に理解してもらうことは、大切です。知らなくて、納税義務を怠って、不利な状況にならないように、まわりの日本人は積極的に関わってほしいと思います。

こんかいの げんぜいもふくめて、のうぜいや しゃかいほしょうのしくみを がいこくじんに りかいしてもらうことは、たいせつです。しらなくて、のうぜいぎむをおこたって、ふりなじょうきょうに ならないように、まわりのにほんじんは、せっきょくてきに かかわってほしいとおもいます。

 

 

 

ブログ/HPは、毎週更新しています。

日本語ボランティア | 日本語ボランティアめいめい

 

 

 


虹(にじ)

2024-06-12 | ダイアリー
みなさんは、をみたことがありますか? 夏の夕方、雨上がりに東の空にがでることがあります。みなさんは「虹の色は?」と聞かれたら、何と答えますか? 日本では7色、赤・橙・黃・緑・青・藍・紫とされています。これは、万有引力の法則で有名なニュートンの考え方が伝わったようです。しかし、いろいろな国を調べてみると、共通して7色というわけではないようです。同じ色を見ていても、見る人・見る国・地域や文化、その色を表現する言葉があるのか、ないのかでも変わるようです。たとえば、アメリカでは6色、中国は5色だそうです。みなさんの国では何色ですか?
 
みなさんは、にじをみたことがありますか? なつのゆうがた、あめあがりに ひがしのそらに にじがでることがあります。みなさんは「にじのいろは?」ときかれたら、なんとこたえますか? にっぽんでは7しょく、あか、だいだい、き、みどり、あお、あい、むらさき とされています。これは、ばんゆういんりょくのほうそくで ゆうめいなニュートンのかんがえかたが つたわったようです。しかし、いろいろなくにをしらべてみると、きょうつうして7しょくと いうわけではないようです。おなじいろをみていても、みるひと・みるくに・ちいきやぶんか、そのいろをひょうげんする ことばがあるのか、ないのかでも かわるようです。たとえば、アメリカでは6しょく、ちゅうごくは5しょくだそうです。みなさんのくにでは なんしょくですか?
ことわざに『朝虹は雨、夕虹は晴れ』があります。意味は朝に虹が出るとその日は雨になり、夕方に虹が出ると翌日は晴れになるという天気のきざしを表しています。自然の現象から天気を予測する古代の知恵の一つです。
 
ことわざに『あさにじは あめ、ゆうにじは はれ』があります。いみは あさに にじがでると そのひはあめになり、ゆうがたに にじがでると よくじつは はれになるという てんきのきざしをあらわしています。しぜんのげんしょうから てんきをよそくするこだいのちえのひとつです。
 
 
10日の教室には、一年ぶりにフィリピンからご姉弟のお二人、新しくスタッフになった K さん、スタッフ希望の S さん、総勢34人となりました。いつものように、明るく、楽しい教室でした。
 
10かのきょうしつには、いちねんぶりにフィリピンから ごきょうだいのおふたり、あたらしくスタッフになった K さん、スタッフきぼうの S さん、そうぜい34めいとなりました。いつものように、あかるく、たのしいきょうしつでした。
 
 

次回のめいめい教室は

6月24日(月)午後2時から

日本語ボランティア | 日本語ボランティアめいめい

 

HP/ブログは、毎週更新しています。

 

ことしも スカシユリ さきました。