つくるかい&Yanzu Diary

お絵描き、陶芸、アイシングビスケット。
小さな幸せと自宅教室つくるかいのお知らせです。

評価とやりたいこと

2020-01-16 12:03:17 | 日記

これは幼稚園の頃の娘が可愛い弟を描いたもの。
惜しげもなく失敗!と丸めてゴミ箱に捨てたので、慌てて拾いあげ
サインさせて今も額に入れてある。
私はとても気に入っている。
そしてこの絵の前で時々不思議なものだな、と思う。

娘の描く絵や作品は、気が抜けていて
なかなか真似できない味派。
しかも作品に向かう時は一生懸命取り組むものだから
先生や審査員にはくすぐられる部分があるようで、予想以上の評価や賞に
本人だけがえー?!と言っている。

昔から、なんとなく独特のセンスは感じていて褒めちぎり、
幼少期は汚して良い部屋も
用意していつも気分良くお喋りするように描いていた。

ただ彼女の興味は年長さんあたりから
だんだん別のところにいき、
将来苦労してでもやりたいとも思わないし、
もっと上手に!など、何の欲もない。
だから、自慢にも何とも思っていない。

昨日中学から手紙が届いて、
選ばれて、区の美術館に2点展示されているから是非行くようにと。
本人はそのうち返却されるんだから、わざわざ見に行かなくても良いよと言っている。

周りが感じる適性や評価と、
本人のやりたい事がちょっぴりずれる。
そんな事もあるんだな〜。
なにかを表現したい事には変わりないのだが
使いたいツールが違うそうだ。
音か文字が好きらしい。

それでは仕方がない、頑張って下さい。
した分の努力だけは報われますように。
そんな事を額縁の埃を払いながら思う朝でした。

#絵 #幼少期のスクラップは宝物
#まだ字が書けないから絵を描いていた
#絵はおはなし