パニック劇場の記録⑤

2022-02-20 12:04:00 | 子ども
そこまで落ち着いて、
ようやくリアル友達にもLINEで報告しました。

ずっと泣いてたこと。しんどかったこと。

そしたら、友達の1人がこんなことを。

"上を目指してみない?を断ったりくまる君の気持ちも私はわかるかも!!
口では反抗期ゆえに、別にいいやって思ったとか、なんちゃらいうかもだけど、実は、自信がそこまで持てずに一歩踏み出せなかっただけかも。
私がそうだったから。
(中略)
勇気が出なかった。
落ちたらこわいなって。"


私にはない発想だったので、驚いて。

反抗期りくまるが機嫌の良い時に、訊いてみたんです。

そうしたら、落ちるの怖かった、と。

それまでの模試で、
C校は合格確率80%だったけど、
B校は60%止まりだったから、
チャレンジするのイヤだった、と。。

それを聞いて、
そっかぁーーーー、ってなりました。

りくまるにとっては初めての受験。
そんなふうには見えなかったけど、
『不合格』を突き付けられる恐怖というものがあったんだね。

それなら、仕方ないな。
本当に仕方ないな、って思いました。

怖いものを、怖がるな!とは言えない。
怖いものはどうしようもないよね。

私は鶏と思っていたけれど、
りくまるは、卵から出てきたばかりのヒヨコのように、
安心できる安全圏を求めていたんだね。
だからその場で断ったんだ。

その本音を聞いて初めて、
私はこの一連のパニック劇場に終止符が打てました。

りくまるにとっては初めてのことばかりなんだな。
全てを暖かく見守ってやらなきゃいけないんだなぁ…と思いました。


私立高校合格も喜ぶべきことなのに、
私は祝福もそこそこに、
すぐに悩み始めて泣いてしまった。
可哀想なことしたなと思ってます。
ずっと思ってはいたけど涙止まらなかった⤵︎


これを機に、
私はもっと寛大になろう。
もっと暖かく、優しくなろう。

そう決心しました!

が、一昨日金曜日、最後の塾をサボると言って聞かなかったんですよ、りくまるは!
→そしてサボった&ゲームしてた。

早速、決意した私への試練です!




パニック劇場の記録④

2022-02-20 12:01:00 | 子ども
前向きになってきたのは、
私立高校合格から5日ほど経ってから。

りくまるの後ろ姿を見かける機会があって、その背中を見ていたら、

本人が「楽しかった!」と言える高校生活が送れるならいいや

とようやく思えたんです。

高校って、本当にたくさんの楽しい時間を過ごす場所だもんね。
だから、どっちを選んでもいい、と思えた。

なので、
都立受験でC校を見て、
J高校とどっちに行きたいかを選びなさい、
と伝えました。

それでお終い。

ただ、この時点ではちょっとだけ、
ほんのちょっとだけ、まだわだかまりが私の中にあったんだなぁ…と今は思います。


次がラスト。