久しぶりにのんびりした週末を過ごすことが出来た。金曜日は早目に事務所を出て久しぶりに懐かしきホテルに出かけた次第。いつものといっても、よく考えると最後に行って以来、半年以上
も行っていなかった事に気がついた。若干どころかあまりにも間隔があいてしまったが、でもこればかりは仕方なし。でもいつものカウンターに陣取り、周りを眺めながら、じっくりとワインリストを眺めはじめた。今夜のこの時間にゆっくりと飲めそうなオーストラリアのワインを選び、コルクをあけてもらった。これまたいつものように大き目のワイングラスを用意してもらい、注がれたワインからこぼれるような芳香が鼻をくすぐり始めた途端に、いつものような身体の中からエネルギーが湧き起こってくるのを感じはじめていた。これって至福の時だよね、と自分自身に言い聞かせ、とにかく今夜はゆっくりするぞ
、のんびり時間を過ごすぞ
と言い聞かせ、これからの至福の時を少しでも全身で感じ取るようにゆっくりと座りなおした。(続く)


