土日朝班、平日昼班、土日昼班の順に3公演あり、
次から次へと、ところてんのような騒ぎだった。
場当たり、ゲネ、本番、場当たり、ゲネ、本番、場当たり、ゲネ、本番、
・・・のくりかえしで、あっという間に1日が終わった。
去年は2チームだったので、もうちょっと余裕があったけど、
今年は食事する暇もないぐらいだった。
(去年のことはこちらの10/20の日記)
↓
http://blog.goo.ne.jp/mhb00425/m/200610
まず、娘のチームが12時半に開演。
ジージ、M夫人、純平、Inago、
キャラメルボックスの寛美ちゃん&お嬢さん、
それから娘の友達や、演劇部の仲間が数人来てくれた。
じーさんに、カズ兄を紹介することができてよかった。
(カズ兄のお父様とはかつて試合をした仲)
「お父さんにそっくりだな」と言ってました。
奇縁です。
娘の本番を客席で観ていたけど、
凄い、羽永先生のゴージャスな存在感。
あの美しいキャシーが、ボンバルリーナが、ターニャがいます。
こんなふうに時間を重ねて行きたかったなぁ。
「ダンシングクイーン」は圧巻だった。
娘より、先生方をつい見てしまった。
私が何か気を遣うと、
「うるさい、黙ってろ!」とじーさんが怒るので、
ものすごく気を遣ったわ~。
オーディションシーンで娘は、
「一昨日、17歳になったばかりです」と言って、
明先生から「おめでとう」と言われ、
「今回、夜の部に参加しているお母さんをどう思う?」と聞かれて、
「50近いのに若いなぁと思います」と答えていた。
まだ50には2年あるってば!
3時開演の部は、受付をお手伝い。
上田亜希子さんがいらっしゃいました。
明先生のお客様です。
舞台で拝見するより小柄だった。
佐和子先生のお母様もいらっしゃいました。
プロになっても、娘の舞台はいつでも観たい。
母親の気持ちは同じなのだなぁ。
ラフィキ先生の、重力に逆らう歌、
ものすご~~~~~っく素晴らしかった!!!
最高だった!
拍手がやまなかった。
また普段の飾らな過ぎるお姿とのギャップが魅力的なのだ。
朝一番の、寝起き姿で出てきた場当たりとは、
別人のような、スイッチの入った本気の歌声。
ドナも、エルフィも、絶対ラフィキ先生ならできる。
ラフィキ先生で観たかった!
たちまち7時開演の部。
もう、場当たりですでに汗びっしょり。
猫の毛が口にくっつくよ。
ゲネ。
ズンズンでは、光枝さんがひとりひとりにかけてくれます。
ああああ、これって、これって、ニヤニヤしちゃいけないんだよね。
でも、ニヤニヤしちゃった。
にらみかえすのも変だし、いいよね。
本番。
付け爪って、なんて厄介なシロモノなんでしょう。
これ、つけると何もできないね。
落としたペンを拾うことさえできないや。
「CATS」が終わったら、とっととはずしました。
一番苦労したダンシングクイーン、
「ただの妊婦に見えるよ」という娘の毒舌に耐え、
息切れして窒息しそうになりながら、終了。
後ろを向いた時に、先生方が笑っているので、
すごく心強い。
ホサナっちゃいそうでした。
(いや、あの振り返った時の振り付けはホサナかも)
せっかくの先生方の歌の時は、
着替えに夢中なので、よくわかっていません。
「ビギン・ザ・ビギン」だけは袖で見ていました。
明先生はじめ、先生方が全員出て来て踊ったので、
最高にサービス満点の回になりました。
My ラストソング、ズンズン。
客席で見ていると、私の位置はほとんど見えないことがわかったので、
安心して、ニヤニヤ・・・というより、
最高のアイコンタクトを交わしてしまいました。
(そう思っているのは私だけです)
オーディションシーンのことは、ほとんど忘れかけていました。
明先生は、いつもこちらが予測しない質問を投げかけて来ます。
「お嬢さんと一緒に参加していたけど、ご主人はなんて言ってる?」
おかげで、「あれっ? なんて言ってたっけ?」と一瞬迷って、
平仄が一致しない日本語をつかってしまいました。
× 「私がしあわせなら、俺もしあわせだよ」と言ってます。
○ 「おまえがしあわせなら、俺もしあわせだよ」と言ってます。
後者が正解ですね。
後悔。
客席で「ヒュー」と言ったのは、りえちゃんでしょ。
みんなの「ONE」を袖で見て、ちょっとだけ踊ったりして、
カーテンコールだけ挨拶に出ました。
明先生、ありがとうございます。
客席の通路を駆け上がるという技にも挑戦しました。
(去年は私だけ舞台横の出口から出ていた)
勾配がゆるやかなので、なんとか駆け上がれた。
そして、ロビーでお見送り。
私のお客様は、
けいちゃんと共通の光枝さん友達、よ~んさんご夫妻、
マイミクで、キッズチームのママでもあるスージーさん、
ミクシィで知り合ったRunaさん、
北川軍団のSenさん、Konさん、
学生時代の芝居仲間であるハーミア、ちか、
テアトルエコーの名優である後藤さん、
そして夫。
(2~3人、娘にお客様を取られた)
今まで皆勤で来てくれていたのんちゃんがいなかったのが残念。
ラフィキ先生の歌を聴かせてあげたかったよ。
後藤さんが、とても嬉しい言葉をくださった。
「ONE」に出られなくて、とても悔しがっていたのに、
パーッと笑って挨拶に出て来たので、泣きそうになったって。
後藤さんは「ダムヤンキース」をご覧になっているので、
明先生や光枝さんを見ていただきたくて、お呼びしたのだが、
私のようなシロウトの戯れ事を、
プロの俳優さんにお見せするのは心苦しかった。
でも、言うことをきかない脚と格闘して落ち込んでいる時に、
いただいたこの感想の言葉は、宝物のように心に沁みた。
25年前より、今の私の方がずっと努力していたかもしれません。
ありがとうございました。
夫は、真那先生のファンだ。
(もちろん私も、娘も)
「真那さんだけを見ていましたって伝えて」と言ってました。
夫に荷物をある程度持ち帰ってもらい、打ち上げへ。
さっき階段を駆け上がった脚は、
着替えて、帰る準備が整った時には、まともに歩けなくなっていた。
なんだよ、もう。
羽永先生と、真那先生は、打ち上げ不参加でお帰りになった。
明先生、光枝さん、ラフィキ先生、佐和子先生が、
まとまって席にすわってしまい、
その周辺をスタッフの方が固めた。
あー、光枝さんの近く、GETできず。
娘はちゃっかり、ラフィキ先生の隣で幸福そうにお酌していた。
そのうち席が崩れてきたので、明先生のそばに移動した。
「プロになる道を選ばない方が幸福だということもある」とおっしゃり、
「選ばなかったからこそ、この娘に出会えたんでしょ」ともおっしゃった。
その通りです。
娘は、私の宝物です。
ちょっと出っ尻で、O脚気味で、チビですが、
スタイルがよくて、可愛いと思っています。
「ただの妊婦に見えるよ」なんて言う娘ですが。
娘が眠そうにしていたので、
光枝さんが席を立つタイミングに合わせて、帰宅。
駅まで、しばしご一緒しました。
でもなんだか、幸福感より寂しさが先立つの。
チンクチンクもしたんだけどね。
今日は、痛み止めを4回飲んだけれど、
深夜に眠ったまま「痛い、痛い」と呻いて、夫が腰を押してくれたようです。
(よく覚えていないのです)
終わってしまうと、この2ヶ月は何もなかったもののような気がします。
さあ、どんな秋がやってくるのか。
娘はもうひとつの本番(文化祭公演)を残しています。