ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

5月27日(火) 話せばわかる

2008-05-27 22:52:16 | 本屋ネタ
あがる直前に、店にチャラチャラしたイケメンが来た。
似たようなチャラ女を連れている。
パッと見はわりと可愛いのだが、話しかけられてギョッとした。

おじさん芝居をする時の神谷淳さんのような声で、
「ちょいと、店員さん!」
と話しかけられたのだ。
見た目の可愛さと、激しくギャップがある。

「店員さん」という呼び方をするのは・・・、
経験上、その筋の方が多い。

やたらに声がデカくて、べらんめえ調で、しかも頭悪そ~~~。

滑舌が悪くて、口の上半分で喋る。

「ムショにいる兄貴が本送ってくれって言うんでさぁ、
  ここに書いてあるやつ、全部くれよ」

実際には、下記のような発音でした。

「ムショにぇるあンきぎゃほんっっくってくるぇってんでしゃぁ、
  ここに書いたぁるやっっぜんぶくるぇよ」

ごくせんかっ。

手紙をそのまま見せられた。
けっこう繊細な文字である。

「格闘技通信の1月号~4月号のうちで、あるやつ2冊ぐらい。
 ラジオライフの1月号~4月号のうちで、あるやつ2冊ぐらい送ってください。
 エロいやつはいりません」

これは1冊もないわ!
バックナンバーだもの。

「申し訳ありませんが、1冊もありません」
と言うと、
「そぉるぇは、おかしいだるぉぉがぁ!」
と、ちょっと凄まれた。

隣にいたノダメは、すでにビビっている。

「今、5月の末ですよね。
  雑誌はもう7月号が出てしまっているんです。
  ご希望が1月号~4月号と書いてありますので、
  これはお取り寄せするしかありません」
と説明すると、ちゃんと理解してくれた。

「ほんじゃぁ、とってくるぇよ!」

「ご連絡先をお願いします」
と言うと、
3メートルぐらい離れた所から、大きな声で、
「くるぉだ~!(仮名)
  090! ****! ****!」
早口で怒鳴る。

聞き返せる雰囲気ではないので、一気にメモる。
ノダメだったら、聞き取れなかっただろう。

「エロいのも買って送ってやるぉぉっ。
  俺って、チョーやさしい後輩じゃね??」

オヤジ声で、やってることもオヤジなのに、
連れの女に話しかける言葉遣いは、イマドキの20代風。

念のため、小さなメモを書いてバックルームに貼る。

「客注番号*-**のお客様、その筋の方です。
  態度や言葉遣いに特に気をつけてください」

自分の態度や言葉遣いが感じ悪いことを自覚しているノダメは、
店長に、事の顛末を説明して、
「入荷の電話をする時は、店長お願いします」
なんて言ってる。

店長だってダメだよ。
言ってることが意味わからなくて、要領得ないんだから、
相手がイライラするってば。

「私がかけますよ」と言うと、ノダメは、
「じゃあKEN(♀)さんがいる時はKEN(♀)さん、
 いない時は店長が連絡するということで」
・・・と一人で話をまとめている。

心配しなくても誰も、キミに任せたりしないから。
コメント (4)
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