あがる直前に、店にチャラチャラしたイケメンが来た。
似たようなチャラ女を連れている。
パッと見はわりと可愛いのだが、話しかけられてギョッとした。
おじさん芝居をする時の神谷淳さんのような声で、
「ちょいと、店員さん!」
と話しかけられたのだ。
見た目の可愛さと、激しくギャップがある。
「店員さん」という呼び方をするのは・・・、
経験上、その筋の方が多い。
やたらに声がデカくて、べらんめえ調で、しかも頭悪そ~~~。
滑舌が悪くて、口の上半分で喋る。
「ムショにいる兄貴が本送ってくれって言うんでさぁ、
ここに書いてあるやつ、全部くれよ」
実際には、下記のような発音でした。
「ムショにぇるあンきぎゃほんっっくってくるぇってんでしゃぁ、
ここに書いたぁるやっっぜんぶくるぇよ」
ごくせんかっ。
手紙をそのまま見せられた。
けっこう繊細な文字である。
「格闘技通信の1月号~4月号のうちで、あるやつ2冊ぐらい。
ラジオライフの1月号~4月号のうちで、あるやつ2冊ぐらい送ってください。
エロいやつはいりません」
これは1冊もないわ!
バックナンバーだもの。
「申し訳ありませんが、1冊もありません」
と言うと、
「そぉるぇは、おかしいだるぉぉがぁ!」
と、ちょっと凄まれた。
隣にいたノダメは、すでにビビっている。
「今、5月の末ですよね。
雑誌はもう7月号が出てしまっているんです。
ご希望が1月号~4月号と書いてありますので、
これはお取り寄せするしかありません」
と説明すると、ちゃんと理解してくれた。
「ほんじゃぁ、とってくるぇよ!」
「ご連絡先をお願いします」
と言うと、
3メートルぐらい離れた所から、大きな声で、
「くるぉだ~!(仮名)
090! ****! ****!」
早口で怒鳴る。
聞き返せる雰囲気ではないので、一気にメモる。
ノダメだったら、聞き取れなかっただろう。
「エロいのも買って送ってやるぉぉっ。
俺って、チョーやさしい後輩じゃね??」
オヤジ声で、やってることもオヤジなのに、
連れの女に話しかける言葉遣いは、イマドキの20代風。
念のため、小さなメモを書いてバックルームに貼る。
「客注番号*-**のお客様、その筋の方です。
態度や言葉遣いに特に気をつけてください」
自分の態度や言葉遣いが感じ悪いことを自覚しているノダメは、
店長に、事の顛末を説明して、
「入荷の電話をする時は、店長お願いします」
なんて言ってる。
店長だってダメだよ。
言ってることが意味わからなくて、要領得ないんだから、
相手がイライラするってば。
「私がかけますよ」と言うと、ノダメは、
「じゃあKEN(♀)さんがいる時はKEN(♀)さん、
いない時は店長が連絡するということで」
・・・と一人で話をまとめている。
心配しなくても誰も、キミに任せたりしないから。
似たようなチャラ女を連れている。
パッと見はわりと可愛いのだが、話しかけられてギョッとした。
おじさん芝居をする時の神谷淳さんのような声で、
「ちょいと、店員さん!」
と話しかけられたのだ。
見た目の可愛さと、激しくギャップがある。
「店員さん」という呼び方をするのは・・・、
経験上、その筋の方が多い。
やたらに声がデカくて、べらんめえ調で、しかも頭悪そ~~~。
滑舌が悪くて、口の上半分で喋る。
「ムショにいる兄貴が本送ってくれって言うんでさぁ、
ここに書いてあるやつ、全部くれよ」
実際には、下記のような発音でした。
「ムショにぇるあンきぎゃほんっっくってくるぇってんでしゃぁ、
ここに書いたぁるやっっぜんぶくるぇよ」
ごくせんかっ。
手紙をそのまま見せられた。
けっこう繊細な文字である。
「格闘技通信の1月号~4月号のうちで、あるやつ2冊ぐらい。
ラジオライフの1月号~4月号のうちで、あるやつ2冊ぐらい送ってください。
エロいやつはいりません」
これは1冊もないわ!
バックナンバーだもの。
「申し訳ありませんが、1冊もありません」
と言うと、
「そぉるぇは、おかしいだるぉぉがぁ!」
と、ちょっと凄まれた。
隣にいたノダメは、すでにビビっている。
「今、5月の末ですよね。
雑誌はもう7月号が出てしまっているんです。
ご希望が1月号~4月号と書いてありますので、
これはお取り寄せするしかありません」
と説明すると、ちゃんと理解してくれた。
「ほんじゃぁ、とってくるぇよ!」
「ご連絡先をお願いします」
と言うと、
3メートルぐらい離れた所から、大きな声で、
「くるぉだ~!(仮名)
090! ****! ****!」
早口で怒鳴る。
聞き返せる雰囲気ではないので、一気にメモる。
ノダメだったら、聞き取れなかっただろう。
「エロいのも買って送ってやるぉぉっ。
俺って、チョーやさしい後輩じゃね??」
オヤジ声で、やってることもオヤジなのに、
連れの女に話しかける言葉遣いは、イマドキの20代風。
念のため、小さなメモを書いてバックルームに貼る。
「客注番号*-**のお客様、その筋の方です。
態度や言葉遣いに特に気をつけてください」
自分の態度や言葉遣いが感じ悪いことを自覚しているノダメは、
店長に、事の顛末を説明して、
「入荷の電話をする時は、店長お願いします」
なんて言ってる。
店長だってダメだよ。
言ってることが意味わからなくて、要領得ないんだから、
相手がイライラするってば。
「私がかけますよ」と言うと、ノダメは、
「じゃあKEN(♀)さんがいる時はKEN(♀)さん、
いない時は店長が連絡するということで」
・・・と一人で話をまとめている。
心配しなくても誰も、キミに任せたりしないから。