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「汚いなぁ~」
っていうのが私の最初のこの島での印象。
残念です。
だって「南の島~♪」だなんて聞いたら
パソコンのデスクトップスクリーンにあるような画を思い出しますよねぇ。
でもここにはそれがない!!!
ポンペイ島には白い砂浜のビーチはなく
周囲をマングローブで囲まれています。
私はミクロネシア連邦、ポンペイ島に赴任されました。
ここはこの国の首都があります。
他の州の中で一番栄えている島です。
まだ来て3か月程。
今この国にいる環境隊員の中で新人です!
空港から中心部へ向かう際
ポンペイ島で使用している唯一のゴミ処理場を通過します。
といってもただの「埋め立て地」。
すべてのゴミを一緒くたに持ってきて、
ただ埋めている(山盛りに盛る?)という
斬新なことをしています。
そう、この島ではゴミに対する知識や考えが甘い!
街はごみで散らかり放題。
分別をしない、ポイ捨ては平気。
TVやラジオといったメディア媒体がこの島にはしっかりあり
他の途上国とは少し様子が違う部分があります。
そう、人々はちゃんと環境が悪化していることを知っていて
何がいけないとか、いろんな情報を教授できる状況にいるんです。
ただ、甘い。甘い、甘い!!
海面上昇とか、汚くなっていく川や街を、
目の前に住んでいる現地の人が
な~んにも本気でトライしようとしない。
人々だけでなく、国も、州も。
でも幸いなことにごく一部の人が気がついて、
どうにかしようとしています。
たとえば私の配属先CSP(Conservation Society of Pohnpei)は
本当にアツいパッションを持った、
現地人が中心となっているNGOの環境保全団体です。
→http://www.serehd.org/
これはCSPのWEBサイトですよければ見てください。
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*ついこの間私たちは
アメリカが主導するパートナーシップ
(310の世界中の環境保全団体エントリー)の中から
2008年度、この地域において優秀な活動をおさめた
Equator Prizeを受賞しました。
この受賞は地元新聞、太平洋州地域のネットニュースに掲載され
大きく評価されています。
http://www.pacificmagazine.net/news/2008/11/05/conservation-society-of-pohnpei-receives-international-award
私は本当のところ、緑の問題に取り組みたくてJICAに応募し
JICAで活動することを決めて来ました。
でも場所によっては、あまりにも人々の衛生状況を考慮して汚い!
それがこの島の一番の環境問題だと感じて
ゴミ問題の着手に向いてきています。
私の活動がどういうふうに2年後足しになっていることがあるのか、
まったくの未知数ですが、それでも私はとりあえず「やってみます」。
前職や学歴など、何を考慮しても私には解決のための経験値は0。
ど素人に何ができるんだ!
その視点から、遠く小さなマニアックな島で
ごにょごにょしているシガキの動向にご興味のある方は、
このページを通してお付き合いください。