ミクロネシア 青年海外協力隊環境隊員のブログ

ミクロネシア連邦国において環境分野で活動する青年海外協力隊、シニアボランティアからの報告。コメントお待ちしています。

19年度 2次隊 彌永 和子

2008-11-17 11:47:13 | 隊員活動紹介
配属先:コスラエ州資源管理委員会(KIRMA)/サニテーション

グアムから飛行機で約3時間半、途中チューク、ポンペイを経由してコスラエ州に到着します
要請内容は、"水質調査の実施・技術移転、水質管理に関する住民への啓発活動"。
この島には廃液を流すような工場は1つも無く、問題となるのは生活排水です。処理施設がないため排水はそのまま海へ流れ込み続け、そしてそこには500種類を越すカラフルな魚が生息し珊瑚が広がっています。
島には3つの山が連なり、10箇所の貯水池から各家庭にパイプが引かれています。塩素処理はされておらず飲料水には適していないため、多くの家庭は雨水をタンクに溜め利用しています。
現在、サニテーションではそのタンクの水質検査を実施していますが、大腸菌が検出されることも多く、住民に対する啓発活動を続けていく必要があります
KIRMAは環境全般の問題に取り組んでおり、環境教育を主に手伝っています。
残りの任期は、10ヶ月。"大腸菌不検出"になる日を夢見て、コスラエの人たちと共に頑張っていきたいです

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2 コメント

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ワコちゃんへ (frutita)
2008-11-27 07:52:28
ワコちゃん

お久しぶりです。
ブログ開始おめでとうございます。

それにしても、
役所が管理している、
いわゆる水道ってのが、
涵養水・地下水・雨水などを集めた
貯水槽から、処理せずに渡っているのでしょうか。
それって、住民にとっては、有料ですよね。
でも、
飲料用には、水道ではなく、
各家庭で集めた雨水を使っているのでしょうか?
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Unknown (notwe)
2008-11-28 13:53:39
frutitaさま、コメント有難うございます

川の上流に水を溜める簡易的な貯水池があり、その水がそのまま家庭の蛇口から出てきます。そのため、豪雨時は濁った水になります。一時、塩素処理を行っていましたがうまく運営できなかったようで現在はこのような状況です。(安全な水を供給するプランは現在もあり、検討を続けています。)
水道水は無料です
水道料金の徴収は難しく、飲料水は雨水タンクから確保できているので無理に塩素処理をする必要もないかなと思ったりします

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