ある動画

ある動画紹介の案内文
愛知県のある女性が作った絵本。ここには彼女の18年の人生のすべてが詰まっていました。
作ったのは、愛知県江南市に住む、坂野春香さん(18)。
2020年12月20日に脳のがんである脳腫瘍で亡くなりました。
発症したのは小学６年生(11歳)のとき。
数ある脳腫瘍のなかでも悪性度が高く、半数の患者は発症から約１年で亡くなる病気でした。
それでも７年生き抜きました。
右半身麻痺と失語症に苦しみ、体が動かなくなっていくなか、左手だけで絵本を描きあげました。
これは、病に冒されながらも、自分の命の意味と向き合い、１８年と９か月を懸命に生きた少女の物語です。
愛知県のある女性が作った絵本。ここには彼女の18年の人生のすべてが詰まっていました。






youtube動画には様々な動画があり、また同様に悲しいお話が
沢山あります。
だが今まではそのような動画を見るという意識も興味も有りませんでしたが
たまたまふれた動画に心が揺り起こされ声を出して泣いてしまうほどの
衝撃的なものでした。
と同時に自身の日常生活への意識が大きく変化しました。
それは妻への対応意識です。
以前から妻に言っていたのは、目と口にはなれないが手足は代わって上げられる
から日常のことはオレが全部やるということです。
この動画を拝見してからは自身の健康への意識が今まで以上に認識させられました。
妻より先に逝くわけにはいかないのだから

或る動画を見て

つい先日、youtube動画で、わずか18歳という若さで脳腫瘍によって
断ち切られた命・・・何とも悲しいお話でしたが
その動画の存在を知ってからも毎日数十回も見て、その度に
声を出して泣いてしまう自分があります。

それは我が家の現実を投影したんでしょう。
数年前、妻に「あなたの目や口にはなれないが手と足にはなれるから
心配しないで・・」といいました。
何があっても支えるから・・と

最近になって私に「最近出かけないね・・・ストレスで体調崩されても困るから
好きなだけ出かけさい」と言われました。
「大丈夫、ただ一緒に居たいだけだから気にしないで」と返しました。

現役バリバリの頃は互いに疎ましいと思うような時期もありましたが
時の流れと共に互いが支え合わないと生きていけないということが
まさに現実となってきました。

私的には今が一番充実した貴重な日々であり幸せな時間であることを実感してます。
同時にそこへの気づきが遅かったことが後悔であり反省でもあります。
そんな中にあっても唯一の救いは息子と娘がいて孫がいる事です。
後々に迷惑をかけるようなことがないように少しづつ整理していかなければと
思ったりもするが最期は少し甘えてみたいと思ったりもします。

音信

近ごろは季節の移ろいよりも日々の時間が有ることに
感謝です。
あぁまだ生きてるんだ・・・この先に“その日”が
来るのかと思うと・・いま在ることが有りがたい。

2020年のyoutubeで、当時18歳の女の子が脳腫瘍で亡くなったという
動画を見て・・・その子の生きたいという心情や、その子を支える
両親や姉の無念さを察すると悲しさがこみあげてきて
たまらなかった・・・声を出して泣いてしまった。

世の中には不慮の事故や怪我、病気などで尊い命を出来事が
毎日のように報道されたりしています。
そんな中で人生を全うするというのはむしろ奇跡かも知れないと
思ったりします。
もっと生きたいという願いも虚しく逝ってしまうということは
どんなに辛くて寂しく悔しいことかという思いに寄せると
胸が締め付けられる思いになります。

もうずいぶん昔のことになるが・・恩師からゴルフのパターを
貰ったことが有ります。
「オレはもう長くは生きられないからこのパターを上げる」と言われて
それを貰いました。その時「えっ？今でも元気にしているじゃないですか？
何でもう長くはないと分かるんですか？」と聞いた事がありました。
「本人には分かるんだよ」と言われました。