身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

みゆきさんの声、その41「組曲(Suite)」アナログ盤♪

2016-03-31 00:48:00 | 中島みゆきさん(声)
聴きました、「組曲(Suite)」アナログ盤♪

想像してたより、何百倍も良かったです。

ただし、私にとっては。

以下は、あくまで、私の個人的な感想ですので、ご注意下さいませ。

「組曲(Suite)」アナログ盤発売のニュースを見て、何故今さらアナログ盤?と正直思いました。

アナログ(レコード)より、デジタル(CD など)のほうが、音質が良いから変わったんだろうから、と単純に思っていました。

アナログのほうが、音に温かみがあるとか音が優しいとかいうのを聞くと、マニアックだなあ~、と思う程度で、私の貧弱な耳だと、アナログ(レコード)とデジタル(CD )の違いなど解るわけないと思っていました。

それに、指が短く不器用な私は、大きなLP レコードの扱いが苦手なんです。f(^_^;

だから、「わたしの子供になりなさい」アナログ盤同様、「組曲(Suite)」アナログ盤も聴けるあてもなく、ある種のコレクションのつもりで購入したのでした。

アナログ盤は買ったもののプレーヤーまで、手を出そうとは思ってなかったんです。

しかし、私が「組曲(Suite)」アナログ盤を購入したことを知った旦那が、自分のレコードを聴くチャンスとばかりに、プレーヤーを欲しがったので購入することになりました。

ちなみに、旦那のチョイスは、audio-technicaの 「AT-PL300 STEREO TURNTABLE 」
というプレーヤーでした。 

これを、チューナーにつなぎ、小型スピーカーから音を出すというシステムです。

それ以上は、私ではわかりません。(^^;

「組曲(Suite)」をそのプレーヤーで、聴きました。

まず、針がレコードに落ちた時(オートプレヤーです)の微かなプツプツというノイズに懐かしさを呼び起こされました。

その懐かしさは、「36時間」が流れ出しても消えませんでした。

音が懐かしい気がしたんです。

音が丸い。

温かいとか、優しいとか言われるのは、こういうことかと思いました。

丸いというのが、一番はじめに浮かんだイメージでした。

そして、音にも声にもどこか紗がかかったような感じを受けたんです。

微かなザラつきのような感じもするんです。

それは、決してイヤなザラつきではなくて、懐かしさを誘うような。

最初にあった、レコード特有の微かなノイズかもしれません。

しかし、それが耳障りなノイズではなく、音全体を繋いでいるような気がするんです。

音全体が溶け合っているような、音の境界線がぼやけて混ざり合っているような感じです。

セピア色の写真。

それも、浮かんだイメージです。

私の中に浮かんだのが、上のsingle「ひとり」のジャケットに写っているマッチの写真です。
(このマッチは、singleのオマケだったけかな?
少し汚れてます、スミマセンm(__)m)

「組曲(Suite)」アナログ盤を聴いていると、懐かしい10枚の写真が貼られたアルバムを見ているような気になりました。

まさに、アルバムですね。(^^)

そして、みゆきさんの声に、この微かなザラつきが合っているような気がするんです。

アナログ盤の歌声を聴いていると、何か泣きそうな気がしてくるんです。

声の響きが胸の深いところに沁み込んでくるんですよ。

懐かしさからくるものかもしれません。

だから、デジタルしか聴いたことのない人だと違う印象を持たれるかもしれませんね。

アナログ盤を聴いた後、すぐに、同条件(音量とスピーカーからの距離など)で、デジタル(「組曲(Suite)」CD )も聴きました。

驚きました。

まず、デジタルってこんなに音がクッキリしてるんだ、という驚き。

1つずつの音の輪郭がハッキリ、クッキリしてる気がしました。

みゆきさんの声も。

CD は、選曲できるので何となく
「Why & No」
を最初に聴いたんです。

そしたら、アナログ盤に比べてCD のほうが、ほんの少しヒステリックに聴こえたので驚きました。

あくまで、私の感想ですけど。(--;)

それに、音が立体的なことにも驚きました。

みゆきさんが、ミキシングの時、
「その単語のアクセントは頭ではなく、後だとなったら、後ホイっと上げるとか、色んなことやっていかないとね」と、語っていたのがわかったような気がしました。

今まで、何を聴いてたんだ、って言われそうですが、私のメインは携帯プレーヤーなもので、、、f(^_^;

音の強弱が、ハッキリしていて、押したり引いたり、まさに波のような感じがしました。

音の圧が違うんですよね。

小型スピーカーなので、比較的近くで聴いていたため、音が前に出た時の圧力をスゴく感じて、アナログ盤より音量を下げました。

それだけ、音に奥行きがある気はします。

音の厚みを感じます。

アナログがセピア色の写真なら、デジタルは鮮やかな3Dみたいな感じですね。

何度も書きますが、あくまで、私の感想です。

リマスター盤の時も思ったんですが、個人の好みで評価は分かれるでしょうね。

聴き比べようと意識するから、違いがわかるんだと思いますしね。

本当に、わかってるのか?と突っ込まれたら、私にはそう聴こえたと言うしかないのですが、、、(--;)

そうだ、「わたしの子供になりなさい」アナログ盤も初めて聴きました。(^^)v

「組曲(Suite)」同様、音に浸ってる感じがして感動しました。

ただ、こんなにアナログ盤に感動するんだったら、手放すんじゃなかったと、後悔が、、、(T_T)

少し事情があって、実家を手離すことになった時に、みゆきさんを含めたレコードを家族のぶんと一緒にまとめて、業者に売ったんです。

レーザーディスクだけ残して。

今となっては、レコードのほうを残せばよかったと思いますね。

しかし、プレーヤーがなかったし、みゆきさんはCD があったので、保管を考えたら、手元に置いとけなかったんですね。

残念です。(T-T)

ただ、全部売ったと思っていたのですが、この機会に家捜ししたら、レーザーの間に、
「はじめまして」と「36.5℃」
の2枚だけが残っていました。

勿論、この2枚も聴きました。(^^)v

よかったです。(^o^)

せっかく聴けるようになったのに、本当に、残念ρ(・・、)

ということで、あくまで、個人的な「組曲(Suite)」アナログ盤の感想でした。

"みゆきさんの声"のわりには、みゆきさんの声について書いてないような気もしますが、お許し下さいませ。m(__)m

そうそう、
「中島みゆき名曲集~豪華トリビュートライブ&貴重映像~」が、再放送されますね。

4月3日(日)16:00~17:29 
NHK BSプレミアム
です。

みゆき愛にあふれた番組でした。(^.^)

見逃した方は、是非!(^^)v

最後に、「ひとり」特製マッチの裏側です。


よくぞ、残っていたものです。(^.^)

何かイメージばかりで、わかりにくい記事でスミマセンm(__)m。

それでも、最後までお読み頂いた方、ありがとうございます。(^^)

では、また。(^-^)
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みゆきさんカラオケ、その9「旅人のうた」

2016-03-07 00:13:41 | 中島みゆきさん(カラオケ)
先日、今年始めてのカラオケに行ってきました。

勿論、ヒトカラ(^^)v

「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」劇場版を観た後だったので、気分は"アルカディア"♪

頭の中を
「なぜか橋の下」や「呑んだくれのラブレター」が渦巻く中、

『♪何を泣いていたか忘れても
自分でも見えない悲しみが
流れ続け引き継がれてゆく
誓いは生きる』

「アルカディア」では、みゆきさんが歌う(アルバム「問題集」では、和ちゃんが歌う)この部分が歌いたくて、1曲目は、
「身体の中を流れる涙」。

いくら感動していても、1曲目から
「India Goose」 を歌うと、ノドが、、、(--;)

「問題集」の"アルカディア曲"を次々選曲して、思いっきり
「India Goose」 をガナリと言うか、怒鳴ってスッキリ。(^o^)v

"アルカディア"をスッキリさせて、次は
「一会」へとシフトチェンジ。

全部歌う時間がなかったので、セトリ順を無視して、今歌いたい順に入力。

とりあえず、喉は温まったし、新しい曲からと
「空がある限り」、
「Why &No」。

そこから
「浅い眠り」
「友情」、
「ベッドルーム」等々。

本当に、気の向くままに。

これが、ヒトカラの一番の利点ですよね。(^^)

回りに気を使わなくてもいいというか、気にする必要さえないのですから。(^^)v

唯一、互いに全く知らない歌を歌っても大丈夫な友人がいて、何年かに1回程度カラオケに行きます。

その時は、私はみゆきさん、彼女は最新のアニソンを歌いまくります。

互いに、知らない曲ばかりでも退屈することもなく、延々と歌いまくるという、他の友人に言わせるとシュールなカラオケを楽しむんです。

で、互いに聴いてないだろうと思っていたら、案外聴いていたりして驚くことがあります。

最近で一番驚いたのが、
「India Goose」
を歌い終わった私に、彼女が一言、

「鳥目なのに、夜に飛び立って大丈夫?」。

「へっ?」(・o・)?

思わぬ方向からのボールに、一瞬理解不能。

『♪飛び立て 飛び立て 夜の中へ』
(「India Goose」)

「え"っ、、、」(゜ロ゜;

続いて絶句。

正直、指摘されるまで考えたこともなかったので、頭は真っ白。

心の中で、「そこ、突っ込む?!」と突っ込みながら、何か答えなければと
「ほとんど、夜明けだから大丈夫じゃないかなぁ、、、」(^o^;)
などと、わかったような、わからないような説明をしてしまいました。

みゆきさん、変な説明をしてスミマセンm(__)m。

二人でも楽しいのですが、ヒトカラだと、そんなハプニングもなく楽しめます♪

そう、ヒトカラだと気兼ねも緊張もなく、歌いたい歌を楽しめるのですが、この日は少しだけ事情が異なり、大変緊張して歌った1曲がありました。

その曲というのが、
「旅人のうた」。

「一会」で、みゆきさんが鳴り響いていると、感動した曲です。

で、何で緊張するかと言うと、この曲、トラウマになってたらしく、珍しいくらいに聴かない曲になっていたんです。

特に、single version は。

2nd version は、アルバム「パラダイス・カフェ」(1996)に収録されているので聴きますが、ほとんど聴き流してました。

元々、シングルよりアルバムのほうが好きな、天の邪鬼なので、
"singles "シリーズは携帯プレーヤーに入っているけど、滅多に聴かないアルバムになってます。

そんなトラウマの原因は、ヒトカラなんて思いもよらない大昔に起こりました。

昔話に少々お付き合い下さいませ。

昔々、カラオケは仕事の延長でした。

会社の飲み会の二次会は、カラオケ。

とりあえず、二次会まで付き合うのが、最低の礼儀、暗黙の了解。

最初の仕事先では、とりあえず、一人1曲は歌うのが義務と化してました。

音痴だからは、通用しません。

その代わり、1曲歌えば後は自由。

歌いたい人(上司)は、ひたすら歌う。
 
こちらは、愛想笑いを浮かべて聴いているフリをして時間をやり過ごす。f(^_^;

で、そこで歌う1曲が難しいんですね。

趣味に走ると、間違いなくみんな引きます。

いくら好きでも、さくらももこさんのように、会社の飲み会で、みゆきさんの
「極楽通りへいらっしゃい」(「mss. M.」1985)を歌う勇気はありません。

『♪今日は何回頭下げたの ひとからバカだと言われたの
殴り返したい気持ちを貯めて あたしを笑いにきたんでしょ』
(「極楽通りへいらっしゃい」)

ももこさん、ドン引きされたそうです。(>_<)

私も最初の頃に一度、それこそ身の程知らずに、
「歌姫」を歌って、目一杯引かれたことがあります。(--;)

それ以降は、とりあえず、みんなが知っていて、ある程度ノリの良い曲を心がけるようにしました。

主に中森明菜さん、みゆきさんなら
「悪女」か、「ひとり上手」と決めていました。

仕事を変わっても、飲み会に関しては、変わりませんでした。

変わらないと言うより、悪化しました。

1曲では許してもらえないだけではなく、適当に選曲して、後輩に歌わせるのが好きな先輩がいたんです。

そんな先輩が選曲したのが、当時ヒットしていた「家なき子2」の主題歌
「旅人のうた」。

で、先輩が白羽の矢を立てたのが、私だったんです。

会社では、誰のファンかなんて話はしたことがなかったので、たまたま、「悪女」を歌った私を指名したみたいでした。

しかし私、みんなが見ているこの人気ドラマ「家なき子」が苦手で見てなかったんです。

主題歌だし、最初の何回かは見ましたが、ギブアップ。

なので、「家なき子2」に至っては、最初から放棄してました。

たぶん、曲だけを聴くために1、2回は見たとは思うのですが、それもよく覚えていません。

この飲み会が、シングル発売後かどうか、今となっては定かではないのですが、たぶん発売前だったような気がします。

シングル購入後も、あんまり聴いた記憶がないので。

で、音痴の私は、何度も何度も繰り返し聴いて覚えてないと、すぐに迷子(音外し)になるんです。

ドラマは見てないし、覚え込むまで聴いてないので、案の定1番の途中で迷子になってしまって、、、(TT)

指名した先輩にマイクを取り上げられてしまいました。(--;)

その時のことが、トラウマになって、
「旅人のうた」を無意識に敬遠していたみたいです。

「一会」で聴く少し前に、「歌縁」大阪公演で安藤裕子さんがこの曲を歌われたんですが、その時、本気で曲名と曲が私の中で、上手く繋がらなかったんです。

曲名を聞いても、歌われるまでどんな曲か出てこなかったし、歌い出しからやっと、この曲だったのかと思い至ったのでした。

だから、と言うわけではありませんが、最初「旅人の歌」と誤表記してしまいました。
(今は訂正してます)

「歌縁」で、上手く繋がらなかったのが不思議で、考えた末に、この昔話を思い出したんです。

そして、何気にトラウマになっていたようだと、思い至ったのでした。

本当に、考えれば考えるほど、聴いてないなぁ~って、思えてきて、、、f(^_^;

1990年代、「空と君のあいだに」と並ぶ、ミリオンセラーでオリコン1位獲得曲ですから、超メジャー曲として記憶にあるはずなんですが、、、。(^^;

「一会」で久しぶりに聴いて、曲調もみゆきさんの力強い歌声も、ドストライク!

"なんて、いい曲なんだ!"って、今更ながら感動したので、自分でも歌ってみたくなったんです。

だから最初から歌うつもりで行ったのに、何となく後回しにして、もうあんまり時間ないなぁってところで、思いきって歌ってみました。

たぶん、マイクを取り上げられて以来です。

最初こそ何か物凄く緊張しましたが、思いの外歌いやすくて、物凄く素直に声が出せて、気持ち良かったですねぇ~♪

「永遠の嘘をついてくれ」、
「宙船」、
「India Goose」
この3曲が、ストレス発散曲だったんですが、これからは、
「旅人のうた」
も加えようと思いました。(^o^)v

あんまり気持ち良かったので、この日の〆にもう一度歌ってしまいました。(笑)

カラオケ定番曲が1曲増えました。(^^)v

ちなみに、「旅人のうた」はトラウマになったのですが、それ以降、先輩に無茶ブリされなくなったような気がするので、悪いことではなかったのかもしれませんね。

そう考えたら、私って自意識過剰だったのね、と思えてきました。(笑)

何か、変な昔話に付き合わせて、スミマセンm(__)m。

お付き合い下さって、本当にありがとうございます。(^^)

では、また(^-^)
コメント (2)
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