身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

「中島みゆきBOX 2"寒水魚~夜を往け」が、やって来ました。(^^)

2014-12-31 11:33:00 | 中島みゆきさん(その他)

やって来ました、
「中島みゆきBOX 2"寒水魚~夜を往け」。(^^)
上はBOX正面、下は裏面です。
(いつもながら、下手な写真でスミマセンm(__)m)

「なみふく」で申し込んだので、裏面向かって右下のみゆきさんのサインの下に、私の会員No.と氏名が入ってます。
(一応個人情報なんで隠しました)



私のいい加減な個人的感想を以下に書いていますが、その前にこの
「中島みゆきBOX 2"寒水魚~夜を往け」収録曲を紹介するラジオ番組があるようなので、その情報を。
(中島みゆき研究所様情報です。
中島みゆき研究所様ありがとうございます。)

2015年1月1日 14:30~15:30
TBS ラジオ
「2015 新春みゆき初め」
駒田健吾アナウンサーと音楽家評論家の前田祥丈氏が、BOX2収録曲を紹介しながら、みゆきさんの音楽を紐解いていくという趣旨の番組だそうです。

しかし、私は聴けないだろうな(TT)

で、上記番組はラジオなんで、
「中島みゆきBOX 2"寒水魚~夜を往け」
の外観だけでも年内に紹介しようかと。

ただ、暮れのバタバタな時なんで、受け取りも遅れましたし、ハッキリ言って、まだ落ち着いて全部マトモに聴けてません。(--;)

一応、
「寒水魚」から順に聴いていますが、落ち着いて聴く暇がなく、携帯プレイヤーに取り合えず放り込んで、移動中や掃除しながら聴いてます。

話は少し逸れますが、今、gooブログのアクセス解析お試し週間で、検索キーワードがわかるんです。

それを見てると、「夜会」関係の次に多いのが、
「中島みゆきBOX 2"寒水魚~夜を往け」関係のワードです。

「中島みゆきBOX」、
「中島みゆきリマスター」
「中島みゆきリマスターBOX」等々。

ちなみに、3番目が、
「India Goose」関係。

意外だったのが、
「病院童(びょういんわらし)」関係で、毎日必ず入ってます。

思いの外、人気あるんだあ~、と嬉しく思ってます。(^^)v

さて、マトモに聴けてない私が言うのもなんですが、結論から言うと、
「中島みゆきBOX 2"寒水魚~夜を往け」を、買って良かったと思ってます。(^^)

購入動機は「予感」さえレベルが上がればいいかというものだったんですが、第一印象は、ご乱心時代以降のアルバムのほうが、効果が大きいかもしれないという意外なものです。

音楽的知識も才能もない、私の貧弱な耳で聴いた個人的感想なんで、アテにはならないと、おことわりをしておきますね。

その上で感じたのは、楽器が多い方が、音に厚みが出て迫力が増している気がするというもの。

試しに、ご乱心以降の各アルバムから何曲かを、初回発売盤と聴き比べてみました。

BOXのほうが厚みと迫力を感じます。

音の響きもクリアに感じます。

みゆきさんの声の微妙な響き具合が、良くわかるような気がします。

ただ、曲によっては、ハッキリし過ぎて、少し印象が変わった曲もあります。

BOX1と同じく好みがわかれるような気はしますね。

さらに意外だったのが、私の持っている初回発売の「寒水魚」、「予感」と比べると、レベルは上がっていて嬉しいのですが、レベル差が大きすぎて、耳慣れないせいか、曲によってはリズム楽器の音が気になってしまうことです。

これは、再販盤を聴いてらっしゃる方なら、レベル差があんまりなくて、感じないかもしれませんし、私の貧弱な耳のせいかもしれません。

ちなみに、一番気になったのは、
「予感」の「この世に二人だけ」。

一番期待してたアルバムだけに、1曲目を聴いて、「あれ?」って感じになりました。

しかし、「縁」、「テキーラを飲みほして」、「金魚」は素晴らしくて、買った甲斐があったと納得できました。
(実は「ファイト!」も少し気になりました(^^;)

特に、
「テキーラを飲みほして」の
『♪テキーラを飲みほして テキーラを飲みほして』
のガナル手前のハスキーな声の響きが、胸に迫ってきて、萌えましたね。(^^)v

極端に言ったら、この1曲で買って良かったと思うほど、この声は前にも書いたようにツボなんです。(^o^) 

反対に先に書いた、ハッキリし過ぎ?と感じたのは、
「僕たちの将来」(はじめまして)の
『♪さっき抱き合った宿の名前でも~』、
『♪君がとび込んで来てくれた夜の~』です。(^^;

しかし何より、プレイヤーで聴くときの極端なレベル差がなくなったのが1番ありがたいです。(^^)

まあ、私の個人的印象ですから、もっと音楽の知識のある方が詳しく解説されてると思います。

BOX1も数値化したデータを基に、緻密な解説をされてた方もいらっしゃいました。

BOX1の時は、迷っていたので色々下調べしたんです。

もし、迷ってる方でここにたどり着いた方がいらっしゃったなら、買って良かったと言ってる人間が一人は確実にいるということだけ参考にして下さい。

もう1つの購入動機を思い出しました、前にも書いたんですが、みゆきさんの少しでも良いものを届けたいという気持ちですね。(^^)

まあ、賛否あるようですが、私は気持ち良く受け取れました。(^o^)v

あんまり参考にならないことを、長々とスミマセンm(__)m。

今日はいよいよ紅白本番ですね。

みゆきさんは、27日に一足早くリハーサルを終えられたみたいです。

バックミュージシャンもいつもの中島組の皆さんだそうで、関係者の方も
「生演奏は中島さんがなじみのメンバーなので、本人もスタッフも、誰も心配していません」
と言ってるみたいです。

130人のコーラス隊と大量のLEDで再現した麦畑と、かなり大掛かりになるようです。

ハラハラドキドキしながら、観ることになるんでしょうが、今は案外開き直って、何をしでかしても元気に歌い終えて下されば、それだけで大満足という心境です。

ただ、今年の紅白歌合戦のテーマが「歌おう。おおみそかは全員参加で!」なので、みゆきさんが参加を強要されて、ペースを乱される、または参加を拒否して批判されるなんてことにならないか、それが心配になってきました。

やはり、保護者目線になってしまいますね。

ちなみに、Kポップ好きの旦那は、保護者目線が理解できないと言っておりました。

みゆきさんファン特有の感情なんでしょうか?

とにかく、万全を期して紅白を見守ることにします。

本当に、長々とスミマセンm(__)m。

突然ですが、今年のみゆきさんのお誕生日からブログを始めて、今日で311日だそうです。
(gooさんが教えてくれます)

こんな、文字だらけ、妄想だらけのブログをお読み頂き、本当にありがとうございました。(^^)

その上、コメントを下さった、
こねずみさん、miya さん、たかさん、HAWKさん、SHINさん、Jum さん、景さん、メタルさん、本当にありがとうございました。(^O^)/
(もし、万が一書きもらした方がいらっしゃったなら、スミマセンm(__)m)

お陰さまで、とても幸せな年越しを迎えられそうです。(^^)
 
皆さまも良いお年をお迎え下さいませ。(^o^)v

来年もよろしくお願いいたします、
では、また(^-^)

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みゆきさんの声、その30「問題集」"夜"「問題集」5

2014-12-27 20:25:00 | 中島みゆきさん(声)
ようやく、夜になりました。🌠🌙

"夜"「問題集」
6.問題集
7.身体の中を流れる涙
8.ペルシャ
9. 一夜草(いちやそう)
10.India Goose

「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」
で歌われた曲たちです。

と言っても、これまでの「夜会」曲とは、少し違うような気がしてます。

前に書いたように、
アルバム「問題集」
は、「夜会」曲が半分あるのに、まとまっている印象が強いんです。

上手く表現できないんですが、私のイメージでは、1曲ずつが「夜会」から独立して聴ける曲なんです。

「夜会」を観てなくても、例え存在さえ知らなくても、わかる曲みたいな感じです。

強いて言えば、"普通のアルバム"。

「夜会VOL.17 2/2」の楽曲を収録した
アルバム「荒野より」
と比べると、わかっていただけるんじゃないでしょうか?

私は密かに、
アルバム「荒野より」
を、"一見さんお断りアルバム"と呼んでます。

「荒野より」(2011.11.16)
1.荒野より
2.バクです
3.BA-NA-NA
4.あばうとに行きます
5.鶺鴒(せきれい)🌙
6.彼と私と、 もう1人🌙
7.ばりほれとんぜ🌙
8.ギヴ・アンド・テイク🌙
9.旅人よ我に帰れ🌙
10.帰郷群🌙
11.走(そう)

🌙マークが、「夜会」曲です。

「2/2」(2011.11.19~12.19、2012.2.5~2.21)
を観る前に、「夜会」曲が入っているとも知らずに聴いて、随分驚かされました。

6.彼と私と、もう1人、
9.旅人よ我に帰れ、
10.帰郷群
は、特に「夜会 2/2」と密接に関わっていて、最初に聴いた時に面喰らってしまいました。

「旅人よ我に帰れ」と「帰郷群」は、アクセントとして、違う旋律が入るのではなく、全く別の曲が入ってくるという斬新なつくりで、「夜会 2/2」の一場面を再現した感じですよね。

最初に聴いた時は、チャレンジャーやなと思う反面、これだとみゆきさんを初めて聴く人には、キツいんじゃないかな?と心配になりました。

その印象が強いので、私の中では、
"一見さんお断りアルバム"なんです。

ただ、この2曲、「夜会」の盛り上がりを思い出せていいんですけどね。(^^)

特に、「旅人よ我に帰れ」は、
太く、力強いみゆきさんの声と、「2/2」のラストの絶唱のふたつを堪能できるので、よく聴くんですが。

そんな心配が「問題集」の収録曲では、全くおきなかったんです。

「夜会」予習で聴いたんですが、どの曲も独立した楽曲として、普通に聴くことができました。

それは、たぶん
「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」
全体に言えることかもしれません。

「アルカディア」を観ていて、歌が真っ直ぐ入ってくる感じがして、歌い手3人の歌唱力のスゴさからだろうと思っていたんですが、今振り返ると、1曲ずつの輪郭みたいなモノがハッキリしていて、聴きやすかったようにも思うんです。

耳に馴染み易い曲が多かったような気がします。

ストーリーも歌詞もメロディもわかりやすく感じました。

特に、「問題集」は、歌詞も
「アルカディア」から独立して聴ける曲だと思います。

誰しも、解けない「問題集」を持っていて、自分以外の「問題集」は簡単に解けそうな気がするのかもしれません。

月イチで、初めて聴いた時の感想を
"第一印象は、ノリがよい曲で、微妙に揺れる声が好きです。
アルバムとして聴いた時に、前後の曲(前の曲は「産声」です)とのバランスがどうなるのか、楽しみです。"
と書きました。

軽快なメロディだけど、アクの強い曲だなと思ったので、前後のバランスが心配だったんですが、
「産声」でも書いたように、"昼""夜"の表裏のような感覚で聴いたから、全く気になりませんでした。

B面1曲目の感覚ですね。

軽快なリズムに、賑やかなネオンサインの夜のはじまりを感じます。

故意と鼻にかけたような捻りのきいた声が微妙に揺らぐところに、酔わされます。

まず出だしの
『♪~カバンの中には~』
の歌声に振り向かされて、
『♪あなたの問題集は』の
『♪シュウは』
に惹かれ、
『♪答合わせには~』
の歌声に酔わされていく感じです。

その心地好い酩酊感が、3番の
『♪明日には わかるようになるかな~』
で、ほどよく弾けて、気持ちいい高揚感になるんです。

私には、聴けば聴くほど、歌声の酩酊感で気持ちよくなれる曲です。

いくら酔っても、泥酔もしないし、二日酔いもないし、アルコールに弱い私にはありがたい美酒ですね。(^^)v

歌詞では、
『♪イカれた女が急に答えても
 誰も信じない~』
のところが、一番好きですね。
 
誰しも、自分の問題が一番高尚だと思ってますから、他人から簡単に答えを出されても、受け入れられないんでしょうね。

私の勝手な解釈では、
『イカれた女』の対で、
『偉い(と思ってる)人』や『賢い(と思ってる)人』なんかがいるのかな、と。

そういう人は特に、
『♪信じない~』んでしょうね。

ここからは、少し
「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」
のネタばれを書きます。

やはり、"夜"「問題集」は、「夜会」ネタを絡めた妄想になるので、5曲ともネタばれ付きになります。

で、「夜会」は終わりましたが、映像化まで何も知らずにいたい方は、唐突ですが、スミマセンここでありがとうございました、です。(^^)




では、以下は
「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」
ネタばれ付妄想でございます。

しかし、私は記憶力に重大な欠点があります。(T.T)

うろ覚え故に、間違ったことや、トンチンカンなことを書いたら、このバカモノと、お叱り下さい。(--;)

よろしくお願いいたします。(^^;

「アルカディア」では、「問題集」は2回歌われます。

第1幕第1場で、みゆきさんとあたるちゃんが、同じように演じながら歌います。

そして、第2幕第1場の開幕前にイントロが流れて、コーラス。

(「中島みゆき研究所」様で確認もしたので、間違ってないと思います(^^;)

まず、みゆきさんと同じように歌いながら芝居ができるあたるちゃんを観て、思わず心の中で、「ほ~」と歓声をあげました。

そして、デュエット部分では、やはり、声の相性は良いな~と思いながら、厚みのあるデュエットに嬉しくなっていました。(^o^)v

この曲で、この舞台は成功すると、勝手に確信してたのを思い出しました。

アルバムで聴いた時の酩酊感とは違う、二人の歌の迫力に酔っておりました。(^^)v

「アルカディア」での「問題集」は、そのものズバリ、みゆきさん演じる橋元人見と、あたるちゃん演じる豊洲天音の前世が絡んだ問題だと思います。

探しモノがみつからないから、橋の下を離れられない人見と、帰らぬママを待って離れられない天音。

人見の探しモノは、前世で別れた愛猫すあま(あたるちゃん)だろうし、天音の本当の待ち人は、前世の飼い主の人見(みゆきさん)だろう。

お互いが本当に探し求めているモノがすぐ近くにあって、お互いが答えを持っているっていう、せつなさがいいですね。

明るいけど、せつないですね。

そして、第2幕第1場のオープニングは、その問題にお互いが気づき始める伏線なのかな?、前世を思い出す前兆なのかな?と今は思ってます。

以上、「アルカディア」の「問題集」についてでした。

またまた、長々と書いてしまって、スミマセンm(__)m。

ここまで、お読み頂いた方、本当にありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)
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みゆきさんの声、その29「産声」"昼"「問題集」4

2014-12-21 02:20:00 | 中島みゆきさん(声)
"昼"「問題集」のラストの曲
「産声」です。

やっとここまで、たどり着いたって、感じです。(^^;  

まず、冒頭で書いたように、前半の"昼"「問題集」のラストの曲です。

非「夜会」曲を"昼"、「夜会」曲を"夜"と感じた時から、このアルバムは、まるで昔のLPレコードみたいだなあと思っていました。

CDしか知らない世代の方には、LPレコードと言っても、ピンとこないかもしれませんね。
(そんな若い世代の方が、読んでくれてるとは思い難いのですが、念のため)

CDが普及する前のレコード盤は、A面、B面の裏表に曲がそれぞれ収録されていました。

だから、A面を聴き終えると、レコード盤をひっくり返して、B面を聴くようになっていました。

A面ラストの曲が、一つの区切りの曲になっている場合が多かったんです。

みゆきさんの声、その23「グッバイ ガール」で書いたように、
「グッバイ ガール」の
A面ラスト「十二月」、
B面ラスト「吹雪」の組み合わせと
「36.5℃」の
A面ラスト「毒をんな」、
B面ラスト「白鳥の歌が聴こえる」
が、私の中で最強のA・B面ラスト曲なんです。

"昼"のラスト「産声」と
"夜"のラスト「India Goose」
の組み合わせに、久々の最強コンビ登場といった感じがしました。

と、ここまで書いてるんだから、
「産声」に対する思い入れと妄想もさぞや凄かろうと思われるかもしれませんが、実は、軽いトラウマがある曲なんです、、、(--;)

「産声」は、このアルバムで聴く前に、昨年の
「夜会工場」
のオープニングとエンディングで聴きました。

オープニングで歌われる前に、
「あらゆる民族の新生児が奏でる最初の音、Aの音」
というようなことを仰いました。
(スミマセン、記憶力がないので、正確な言葉は思い出せません(>_<"))

で、音楽の知識ゼロの私は、Aの音が何かまるで解らなかったので、帰ってから調べました。

Aの音とは、ドレミファソラシドのラの音だそうです。
(本当に知らないんです(--;)

そして、ラの音は、440ヘルツなのだそうです。

新生児の声帯の長さは、性別や人種に関わらずほぼ同じで、その声帯が出す周波数がおよそ440ヘルツであり、ラの音だということです。

世界中の新生児の産声が、このラ(440ヘルツ)の音だという説は、昔からあるそうです。  

ただ、科学的根拠に乏しい俗説だと言う方もいらっしゃるようですが。

「Aトーンが聴こえてきました」と言ってから、アルバムのように、ピアノのラの音が鳴って、曲に入っていったような記憶が、、、(--;)

「夜会工場」福岡公演で、初めてこの曲を聴いた時は、ピアノの音がラの音だと言うことも解らなかったのですが。

そして、キレイなみゆきさんの声が、
「産声」を歌い上げていかれました。

ただ、初めて聴く「産声」を大曲だと思う反面、強烈な違和感があったんです。

何曲かの曲をつなぎ合わせたような違和感が。

また、私の頭の中では、Aトーンって?という疑問もあったので余計に。

聴きなれないせいだろうとも思ったんですが、エンディングで再び聴いた時もその違和感は消えませんでした。

それでも、みゆきさんの歌声に感動し、ピンヒールで走り回る姿にハラハラし、ウエディングドレス姿にうっとり見惚れ、と工場自体は充分堪能したんですがね。

その違和感の正体が知りたくて、ネットで「工場」の感想を検索したのですが、
「産声」
に関しては、絶賛する声ばかりでした。

私の感性がおかしいのかなと、それが、この曲に対する軽いトラウマになっていました。

「夜会工場」は合計3回、「産声」も都合6回聴くことになり、聴きなれるにつれて、最初の違和感は薄れていきましたが、それでもトラウマは残ったまま、「問題集」で再会したのでした。

ですから、「問題集」を初めて聴いた時は、
「産声」
の時だけ、少し身構えて聴いたんですが、なんの違和感もなくスンナリ聴けて、肩透かしを喰ったような気分になりました。

あれ?って思いながら、聴き馴れたからだろうと自分を納得させていたのですが、今日、ある方に教えて頂いて謎が解けました。

「工場」では1番だけだったのが、「問題集」には2番がプラスされていて、2番の
『♪もう一度生まれることが~
  あなたと』
は、メロディも変化球になっているとご教授頂いたんです。

この変化球が入ることによって、私には曲がまとまったように感じられたんです。

感覚の問題なので、うまく説明できないんですが、たぶんこの少しアクの強い変化球が、私好みだというのが、大きいんでしょうね。

mさん、ご教授ありがとうございました、お蔭でブログが更新できそうです。(^^)

今は、違和感も全くなくて、伸びやかな歌声が気持ちよい大曲だと思っています。

キレイな歌声で歌い出し、段々力強く伸びやかな声に変わっていくところに惹かれます。

2番の変化球がアクセントになって、
『♪始まりの音が思いせたら』から
『♪忘れてきたのも何かある』のロングトーンが、
「どこまで伸ばす~」状態で、無茶苦茶気持ちいいです。

そして、
『♪どれも都合良く(たやすく)~』

出ました、みゆきさん得意の当て字。

この言語感覚がスゴいですね。

耳で聴く以上のインパクトが、歌詞カードを見た時にありました。

みゆきさんの強い意思を見た気がします。

誰にとっての『都合良く』なのかって。

この曲を「工場」で聴いた時に、先に書いた「吹雪」の
『♪どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち』
が、まず浮かんで、それから、
「EAST ASIA 」 ( EAST ASIA )と
「ひまわり"SUNWARD " 」(LOVE OR NOTHING )
が浮かんできたんですよ。

これ以外にも
「世情」(愛していると云ってくれ)、
「アンテナの街」(LOVE OR NOTHING ) 、
「4.2.3」(わたしの子供になりなさい)、
少し毛色が変わって、
「背広の下のロックンロール」(I LOVE YOU , 答えてくれ)
なんかが浮かんできたりして、曲も詞も大きく深い曲だと思いました。

師匠が、海外レコーディングから、ファイーストの意識を持つようになり、俯瞰的にモノを見れるようになったと仰っていましたが、
「産声」
はファイーストどころか、全世界、全人種を視野に入れた大きさを感じました。

なので、はじめに戻って、
「India Goose」
と最強コンビだと思うんです。

ああ~やっと、まとまったかな?

次からは、"夜"です。

「夜会」も終わったので、ネタばれ混ぜながらの妄想になることと思います。

ただ、このペースだと、いつ終わるかはわかりませんが。(^^;

生モノネタもありますしね。

もし良ろしければ、気長にお付き合い頂ければ、幸せです。(^^)v

長々とありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)
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みゆきさんの声、その28「病院童(びょういんわらし)」"昼"「問題集」3

2014-12-14 02:08:00 | 中島みゆきさん(声)
"昼"「問題集」の3回目です。

"昼"「問題集」って何?という方もいらっしゃると思います。

そんな呼び名が存在する訳ではなく、私が勝手に、
「問題集」の前半の非「夜会」曲5曲を"昼"、後半の「夜会」曲を"夜"に分けただけです。

で、この3回目で妄想の対象になるのが、"昼"「問題集」の4曲目
「病院童(びょういんわらし)」です。
(先は、長い、、、(--;)

師匠が
「自分自身のことを歌うのはスゴく珍しいですね」
というくらい、ご実家の病院のことを歌った初めての曲だと思われます。

今までの医療関係のフレーズと言えば、薬(クスリ)と産室かな?
(以下は、取り合えず思い浮かんだ曲です)

『♪酒とくすりで体はズタズタ 
忘れたいことが 多すぎる』
(「彼女の生き方」みんな云ってしまった 1976)

『♪明るい顔ができるまでには クスリたくさん必要よ』
(「あわせ鏡」臨月 1981)

『♪眠り薬をください 私にも」
(「鳥になって」寒水魚 1982)

『♪あの人がくれた冷たさは薬の白さよりなお寒い』(「肩に降る雨」miss M. 1985) 

『♪大都会の薬屋では 睡眠薬が売り切れる』
(「十二月」グッバイ ガール 1988)

そして、自身の誕生を歌った(?)「やまねこ」(36.5℃ 1986)の
『♪嵐あけの如月壁の割れた産室』

「病院童(びょういんわらし)」は、ズバリ、
『♪病院で産まれて 病院で育った』
ですから思いっきり、歌われてますね。

みゆきさんのお父様は、産婦人科医で、札幌の大学病院勤務を経て、岩内と帯広で開業されていたそうです。

昔は、自分からご実家の話をされることは、なかったような気がします。

しかし最近では、「ROCKIN ' ON JAPAN VOL. 411」(2012)のインタビュー記事で、
「子供の頃、ご自宅が産婦人科をやってらっしゃったっていう」
と、ふられても笑って対応されてましたね。

誕生の喜びや痛みが身近にあり、生死に対して、俯瞰した視点を持たれたのでは?
というような質問にも
「そりゃ影響がないことはないでしょうけれども、そればかりということもないでしょうね」
と、正面から答えていらっしゃいます。

病院が閉まった後も患者さんからの電話が、自宅にかかり、食事時に吐いた話や下痢の話は、日常茶飯事で聞いていたので、
「カレー食べながら下痢の話しもOKです(笑)」
と、締めは笑いにされてますけどね。(^^)

また、"田家さんと師匠2"で、触れたように、
師匠とみゆきさんが、バトった曲でもあります。

"童"に重きを置いて、メルヘンティックにアレンジした師匠に対して、
「それは、違う、歌声は、"童"で可愛くても、
『♪病院は戦場だ』
という緊張感が欲しい」
とみゆきさんのダメ出しが出て、スッタモンダの挙げ句、仕上がりが、ロックンロールになった曲だそうです。

『才能ある育ての親ってやつに、希望くらい言ったっていいじゃん。言いたいじゃん。』
(『楽園』中島みゆき著「泣かないで・女歌」1988)
が、ちゃんと現実になっているというのを、具体的な作品で確認できるとは思ってなかったので、師匠の話は嬉しかったですね。(^^)

みゆきさんの歌声も歌い出しの
『♪痛い苦しい時にゆく~』
は、地の声(小説などの地の文のイメージです)で、
『♪きっと元どおりにしてね~』
の語りかけの部分を、少し幼声に変えて、師匠が求めた童(わらし)のイメージ(?)にしているのかな?なんて妄想も楽しいですね。(^^)

『♪病院は戦場だ 病院は外国だ』
は、拘られた通り、思いっきり歌いきってますね。

1番、2番、3番、4番と進むに連れて、力強さが増していくのも気持の高まりが、伝わってくる気がします。

このフレーズの
『♪病院は戦場だ』
は、感覚的にわかるんですが、最初
『♪病院は外国だ』
が、???だったんです。

で、妄想の末に勝手にたどり着いた、私なりの解釈を書いてしまいます。

あくまで、私の解釈です。

突然ですが、日本の国民皆保険制度は、日本に在住する全ての人が、国籍に関係なく加入することを義務付けたものだそうです。
(他国の保険制度での国籍の取り扱いについては、知りません)

なので、日本在住の外国籍の方も割りと気軽に病院に行くことができるのでは、ないでしょうか?

そこで、その病院の医師が外国語が話せれば、口コミで集まることもあるのかな?と、想像して何となく納得したんです。

でも、具体的なものを想像して書くと、もっと感覚的なことなのかもしれないなと、反対に思えたりもして、、、(--;)

やっぱり、みゆきさんの歌は突き詰めると、頭のユルい私には、難しくて袋小路に入ってしまう、、、(>_<")

なので、自分で書いておきながら、恐縮ですが、
『♪病院は外国だ』
は、置いとくことにします。(^^;

それ以外に、妄想を刺激されたことを追加で少々(?)。

第一印象を書いた時にも取り上げた、歌い出しの後の
『♪もしくは運ばれる』の
『もしくは』は、何度聴いてもツボです。

同じ意味合いでも、『または」だと聞き流してしまうところを、文語調の硬質な言葉を使うことで、軽い違和感を故意と持たせて、引っ掛かりを作っているような気がします。

また、先に書いた歌声のメリハリ(地の声と幼声)と、同じく歌詞も文語調『もしくは』が、地の文と語りかけのメリハリをつけている気がします。

書き忘れてましたが、「愛詞」の
『♪群像の中で 突然の中で~』や
『♪昨日までならば言えた戯れ言も~』
も、同じくツボですね。

さらに、この曲の妄想の1番のツボが、
『♪日曜日も寄り添ってる 童になりたいわ』
です。
(ここで、1番って、、、と、自分で突っ込んどきます(゜゜;)\(--;)

入院経験のある方ならお解りになるでしょうが、日曜日って、検査や治療は基本的にないですよね。

だから、一人きりでいると時間が長いんですよね。

大部屋で、他の患者さんに見舞い客がいて、自分が一人きりだと、

『♪所詮1人であることを ここでは知らされる』
っていう気になります。

その気持ちを十分理解したと思える
『♪日曜日も寄り添ってる』
が、スゴく響くんですよね。

そして、
『♪所詮1人であることを~』
の4番を聴いて浮かんでくるのが、

『♪付き添いの誰もない女たち 運ばれてゆく』(「十二月」グッバイ ガール 1988)
なんですよ。

『♪病院は戦場だ』の緊張感にも繋がる気もしますしね。

段々力強くなっていく、
『♪病院は戦場だ 病院は外国だ』に、元気になれという強い思いを感じます。

また、「ジョークにしないか」で、
『♪君をただ笑わせて
 負けるなと願うだけ』
(泣かないでアマテラス)
のテイストを感じると書きましたが、
「病院童(びょういんわらし)」は、
もっと色濃く、その思いが出ている気がします。

その思いが、ラストの
『♪病院童になりたい 切実な願い』
に、凝縮している気がするんですね。

軽快なロックのリズムが、シビアな内容を響かせているように感じられて、みゆきさんの思い入れが、見事に成功しているようで、この曲自体、私にはツボなんです。(^^)

ほとんど、フレーズについてで、"声"というより、"言葉選び"になってしまいましたが、先に書いたメリハリのついた歌声と歌い方も含めて、ツボなので。

今回も長々と、、、(--;)。

本当に、お付き合い頂いて、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)

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2014年カラオケで「糸」が圏外からランクイン(^o^)/

2014-12-11 00:36:00 | 中島みゆきさん(ランキング)
2014年のカラオケランキングが、JOYSAWND とDAM の両方で、出揃いました。

「糸」(中島みゆき)は、両方で昨年の圏外から、ランキング入りしています。(^^)

先に発表されたJOYSAWND の年間(2014年1月1日~11月30日)ランキングでは、13位。

DAM の年間(2014年1月1日~12月6日)ランキングでは、トップ10入りの6位です。

どちらも、2013年の圏外(JOYSAWND は、2013年119位)から、トップ20入りの快挙です。(^^)v

また、7月に紹介した「上半期カラオケランキング」のDAM 13位、JOYSOUND 28位より、どちも順位を上げています。

更に驚くのは、最新のランキングが、よりランクアップしていることです。

JOYSAWND
月間ランキング11月  3位
週間ランキング(2014.12.1~12.7) 4位

LIVE DAM (月間不明)
週間ランキング(2014.11.30~12.6) 5位
DAM
週間ランキング(2014.11.30~12.6) 2位

JOYSAWND もDAM も、12月31日までの集計なら、より順位を上げそうな勢いなのが、凄いですね。(^o^)v

話は変わりますが、NHK 紅白歌合戦で、みゆきさんが歌われる場所が内定したみたいですね。

スコットランドでも、余市でも、ましてNHK 大阪放送局でもなく、東京のNHK 放送センター101スタジオだそうです。

同じNHK 放送局でも東京じゃ、出待ちもできないし、大人しく家で観ることにします。(^^;

とにかく、寒空の下で歌わされることにならなくて、ひと安心です。(^^)

どのようなステージになるか、楽しみにしていましょう。(^^)v

また、2015年TBS /MBS 新春ドラマ特別企画
「わが家」(2015年1月4日(日)21:00)
の主題歌が、高畑充希さんの歌う
「ホームにて」(詞・曲 中島みゆき)に決定してます。

「わが家」の専用サイトで、予告編のバックで流れる、可愛く切ない「ホームにて」を聴くことができますよ。

以前、有吉弘行氏が、ダチョウ倶楽部の上島竜兵氏が、みゆきさんの「ホームにて」を泣くほど好きで、その影響で、みゆきさんを聴くようになったという話をされていました。

2015年は、「糸」の次に「ホームにて」が、リバイバルするかもしれませんね。(^^)

「糸」は、1992年発売のアルバム「EAST ASIA 」 収録曲ですし、「ホームにて」に至っては、1977年発売のサードアルバム「あ・り・が・と・う」収録曲です。

これって、みゆきさんの曲が、時の流れに決して流されない"モノ"を持っているということなんだと思うんです。

それこそ、唯一無二ということなんだと。

2015年1月24日(土)から
「縁会2012~3 劇場版」
も、全国ロードショーされます。

来年もみゆきさんに、たくさんの贈り物を頂けそうですね。(^o^)

あれこれと、生モノ情報でした。

ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)


コメント (6)
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