演技するということ

2013年11月22日 | 演劇
 今日のNHK「あさいち」のゲスト、國村準の話で、「俳優はメッセンジャーのようなもの」という松田優作の言葉を紹介していた。

 自分はともかく出来上がった脚本と演出家の意図するところを伝える仕事。
 
 私がそれに憧れていたのは、自分の意思とはべつの次元で生きられるような気がして少し無責任なあり方が自分にあっているような気がしたから。
 しかし、実際は自己のなにやかやに縛られ捕らわれ、人の人生を演じることなど到底難しいと実感した。

 今自分の置かれている状況を、自分の選んだ道だとするのは少し哀しすぎる。ならば、昔憧れたような俳優としての人生だと思って、生きてみるのはどうだろう。
 これは脚本のある、お芝居としての人生。私はその本や演出家の意図するところの、メッセンジャーなんだと思えば、そのときだけ何とかやり過ごすことはできる。

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