ゲキ×シネ 「メタルマクベス」  劇団新感線

2015年08月28日 | 演劇
 やっと見たかった舞台を見た。

 内野聖陽のマクベスと松たか子のマクベス夫人、北村有起哉のマクダフ、橋本じゅんのバンコー
 ときたらみらずにはいられない

 当時は忙しくて舞台鑑賞どころではなかったので、いつか再演しないかと思っていた。
 今回テレビでみられて、何年か前で少し懐かしさの中、メタルガンガン、汗がほとばしる熱い芝居を堪能した。

 それにしても、松たか子の演技力、歌唱力と、森山未來の身体能力には圧倒される。

 本当は内野聖陽が好きで見たかったのだ! 彼の演技は勿論すごいけど、
 新感線では、怪物なみの役者ぞろいで、彼の個性もかすんで見える。

 その中で、松たか子は、マクベス夫人の悪女ぶりとその錯乱を、圧倒的な歌唱力、大胆で繊細な表現で見るものを
 惹きつける。
 森山未來は、大人計画の舞台でもみたが、ダンスに培われた体の美しい柔軟性を生かしながら、歌唱力、セリフ回しも
 鮮やかで、出てくる場面に花がある。

 他にも、上条恒彦の声とその存在感、粟根まことのいつもながらの品がありながら器用な演技、猿時さんのアドリブなど
 みるところ満載。

 
 ゲキ×シネでは「薔薇とサムライ」もよかったけど、やはりシェイクスピア作品をうまく脚色した宮藤官九郎が一枚上手
 かな?
 クドカンは天才だけど、人間を描くのにどんな時代でも通用する芝居を書いたシェイクスピアは偉大だ。。。

 
 

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