「再興第100回日本美術院 院展」  東京都美術館

2015年09月18日 | 美術
 久しぶりに展覧会へ。
 またまた最終日の飛び込みで、あまり時間がなかった中、たくさんの素敵な作品に出会えました。

 秋は大作が多いので、見るのも時間がかかる。
 今回は同人の方々は分散して展示しているため、メリハリがあってよかった。
 また、最後に《特別展示表紙絵》を最後に展示していて、院展の長い歴史とその時代を感じられた。

 今回気になった作品は、

 同人より、      清水達三《海霧》、西田俊英《森の住人》、松村公嗣《うず潮》
 無鑑査ではやはりこの三人は安定している。
            武部雅子《あずける》(大観賞)、染谷香里《一葉の躊躇い》(奨励賞)、守みどり《幕間》(奨励賞)

 こんかいは同人よりもそのほかの作品に心惹かれるものが多く、
 これからの日本画の楽しみを期待させてくれるひとばかり・・・。
 
            玉井伸弥《祀》(初入選)、本多翔《玉樹》(初入選)、村上里沙《沁み入る》、
            山口裕子《きらきらひかる》、山佳代《月ノウエ 月ノシタ》、𠮷村佳洋《時の囁き》

 特に、村上里沙の水と植物の表現には、そのゆらめきとざわめきに、心が静かに引き込まれるよう。
 また、山佳代の絵には、一見何もないようなところから浮かび上る夜の深みと月の光の対比が感じられる。
 二人ともこれから注目していきたい作家です。

 いつもあーだこーだ偉そうに言うけれど、結局はすべての作品から、毎回大きな感動をいただいて、日々の活力になっているのです。
 感謝感謝です。


 
 
 

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