最近は出張作業に追われて手付かずだったダイナ…
本日からようやく修理を再開。
早速作業を進めていきます…
が、前回までエンジンのO/H時に使用していたエンジンスタンド…
せっかくなので使わない手はない…との思いで以前、簡易的に作ったフレームに補強を入れて、エンジンスタンドで使用出来るように加工しました
…
穴を開けて、ボルトで固定出来るようにしたのでひっくり返しても大丈夫…
これで作業性も上がりました…
まず、リングギヤを取り付けていくんですが、コレ…焼き嵌めです。
で、整備書にはリングギヤを熱湯で100℃に熱して取り付ける…と書いてあるんですが、そんなデカイ鍋も無ければ、オイルヒーターなんかもありません。
なのでヒートガンで地道に熱していきます…
熱してすぐに取り付けれるようにリングギヤをセットして加熱…
全体を満遍なく温めます…
時間かかります…笑
酸素だと早く温まりますが火力が強すぎてリングギヤが歪むリスクがあるので使用しません…
で、リングギヤが素手で触れない熱さになってきたら嵌め時です。
ボルト穴を素早く合わせて仮付けします…
後は冷めるの待ってからボルトを規定トルクで締めます…
更にロックワッシャをかしめて…
組んだら必ずデフキャリアに取り付けてリングギヤの振れ点検を行います…
キャップを規定トルクで締めて、アジャストナットをガタが無くなる程度まで締込んで振れの測定…
リングギヤの振れは歯当たりに影響してくるので重要です。
結果、0.01mmなので問題ありません…
お次はドライブピニオン…
交換前のピニオンのセット長を測定してあるので同じ高さになるように実測してシムを選択します…
で、適切なシムを選択してドライブピニオンにシム、ベアリングを組みます。
このシムの選択を誤ると歯当たり不良になります…
当然、結果は歯当たり点検後に分かるので…ズレてれば最初からやり直しです…笑
キャリアに取り付けて…
2種類あるプレロード調整用シムは2枚共1番厚いサイズを仮に入れます…
フロント側のベアリングとコンパニオンフランジも圧入。
やっぱりコレが正常なんです…
交換前のドライブピニオンはフロント側のベアリングもコンパニオンフランジも手で簡単に抜けてきてましたから…
本来は圧入なんですよね…
再度スタンドにセットして…
ロックナットを規定トルクで締めて…
ドライブピニオンのスラストのガタを測定。
このガタを仮に入れておいたシム厚から引いた数字のシムを選択。
そのシムを交換する為再度バラします。
選定したシムを付けて…
またまた組み付け…
ガタも無くなりロックナットを規定トルク範囲内で締め付けてプレロードも基準値内なのでオッケー…
と本日はここまで…
続きはまた来週からです…
本日からようやく修理を再開。
早速作業を進めていきます…
が、前回までエンジンのO/H時に使用していたエンジンスタンド…
せっかくなので使わない手はない…との思いで以前、簡易的に作ったフレームに補強を入れて、エンジンスタンドで使用出来るように加工しました
…
穴を開けて、ボルトで固定出来るようにしたのでひっくり返しても大丈夫…
これで作業性も上がりました…
まず、リングギヤを取り付けていくんですが、コレ…焼き嵌めです。
で、整備書にはリングギヤを熱湯で100℃に熱して取り付ける…と書いてあるんですが、そんなデカイ鍋も無ければ、オイルヒーターなんかもありません。
なのでヒートガンで地道に熱していきます…
熱してすぐに取り付けれるようにリングギヤをセットして加熱…
全体を満遍なく温めます…
時間かかります…笑
酸素だと早く温まりますが火力が強すぎてリングギヤが歪むリスクがあるので使用しません…
で、リングギヤが素手で触れない熱さになってきたら嵌め時です。
ボルト穴を素早く合わせて仮付けします…
後は冷めるの待ってからボルトを規定トルクで締めます…
更にロックワッシャをかしめて…
組んだら必ずデフキャリアに取り付けてリングギヤの振れ点検を行います…
キャップを規定トルクで締めて、アジャストナットをガタが無くなる程度まで締込んで振れの測定…
リングギヤの振れは歯当たりに影響してくるので重要です。
結果、0.01mmなので問題ありません…
お次はドライブピニオン…
交換前のピニオンのセット長を測定してあるので同じ高さになるように実測してシムを選択します…
で、適切なシムを選択してドライブピニオンにシム、ベアリングを組みます。
このシムの選択を誤ると歯当たり不良になります…
当然、結果は歯当たり点検後に分かるので…ズレてれば最初からやり直しです…笑
キャリアに取り付けて…
2種類あるプレロード調整用シムは2枚共1番厚いサイズを仮に入れます…
フロント側のベアリングとコンパニオンフランジも圧入。
やっぱりコレが正常なんです…
交換前のドライブピニオンはフロント側のベアリングもコンパニオンフランジも手で簡単に抜けてきてましたから…
本来は圧入なんですよね…
再度スタンドにセットして…
ロックナットを規定トルクで締めて…
ドライブピニオンのスラストのガタを測定。
このガタを仮に入れておいたシム厚から引いた数字のシムを選択。
そのシムを交換する為再度バラします。
選定したシムを付けて…
またまた組み付け…
ガタも無くなりロックナットを規定トルク範囲内で締め付けてプレロードも基準値内なのでオッケー…
と本日はここまで…
続きはまた来週からです…