ディーラーさんからブレーキパイプを全交換して欲しい…との依頼。
詳しく話を聞くと、この車両は年式が平成9年と古い為に既製品のブレーキパイプは受注生産になり納期に数ヶ月かかるらしく…そんなに待てない‼︎…という話みたい。
それで当工場に依頼が来た訳ですが…
既製品が無い…という事は、新たにブレーキパイプを製作する必要があります。
で、今回は全交換と言っても交換するのはオイルパイプだけでいいみたい…
正直、ちょっとホッとしました…
エアパイプも製作交換となると、かかりっきりでも1週間はかかるから…
この忙しい時期に1ライン止まると非常に困るとこだったので…
車両はギガ…
まずは簡単に交換出来る所から進めていきます…
外したブレーキパイプを元に同じ形になる様にパイプをベンダーで曲げていきます。
おおかた決まったら末端にダブルフレア加工を。
で、取り付け。
コレぐらい単純なパイプばっかりなら楽なんですけどね…
徐々に形が複雑になっていきます…
フレアナットも交換したかったんですが在庫が切れてて注文中の為、使える所は再使用です…
更に複雑に…
長さを計ってストレートパイプから加工…
ちなみに銅パイプは使いません。
純正規格のパイプ、もしくは同等品のブレーキパイプを使用します。
銅パイプと違って硬い分加工は大変ですが…
見た目もスッキリするし、耐久性も十分ありますからね…
長くなると加工も大変です…
計っては曲げて確認…の繰り返し。
ダブルフレア加工も…
カットしたパイプのバリ取りと面出し…
ココを丁寧にしないとキレイなダブルフレアにはなりません。
キレイにして第一加工…
アダプターを取り外して…
第二加工…
キレイなダブルフレアの完成。
コレもそれなりにコツがいります…
当然ですが、ダブルフレア加工がキチンと出来てないとブレーキオイルの漏れに繋がります。
構造上…先端加工はダブルフレアに越したことありませんが、下手なダブルフレアにするぐらいならシングルフレアの方がマシです…
で、基本的には6mmパイプなんですが、箇所によっては8mmパイプを使用してる所もあります…
通常、柔らかいパイプや細い鉄ならこのベンダーで事足りますが…
8mm以上になると丈夫なベンダーが必要になってきます。
このダブルフレアリングツールもネットで売ってる様な安モンだとキレイなダブルフレアになりません。
銅パイプには使えるかもしれませんが純正規格にはそれなりのフレアリングツールが必要になります。
ハスコーからは定価が30万以上するダブルフレア加工機が出てますが…
使用頻度から考えるととても買えません…
1度どんなもんか使ってみたいんですけどね…
そして…
1番の長尺物…
4mパイプを丸々使用しないと作れない長さです…
長さ、曲げ角度、曲げ方向、オフセットなどなどここまで長いと曲げ間違えない様に何度も確認しながらの作業で非常に気を使います…
途中に若干のごまかしもありますが…
完成…
車両に取り付け…
で、全てのブレーキパイプの交換が終了。
後はエア抜きを入念に行って漏れの確認&試運転です。
記事にするとあっという間ですが、この作業も約3日間かかりっきりで作業してようやく完了です…
疲れました…笑
やっぱり寒冷地の整備工場ではこういう作業も頻繁にあるんでしょうかね…
大変だろうな…
分解整備記録簿も書いて…無事納車です。
詳しく話を聞くと、この車両は年式が平成9年と古い為に既製品のブレーキパイプは受注生産になり納期に数ヶ月かかるらしく…そんなに待てない‼︎…という話みたい。
それで当工場に依頼が来た訳ですが…
既製品が無い…という事は、新たにブレーキパイプを製作する必要があります。
で、今回は全交換と言っても交換するのはオイルパイプだけでいいみたい…
正直、ちょっとホッとしました…
エアパイプも製作交換となると、かかりっきりでも1週間はかかるから…
この忙しい時期に1ライン止まると非常に困るとこだったので…
車両はギガ…
まずは簡単に交換出来る所から進めていきます…
外したブレーキパイプを元に同じ形になる様にパイプをベンダーで曲げていきます。
おおかた決まったら末端にダブルフレア加工を。
で、取り付け。
コレぐらい単純なパイプばっかりなら楽なんですけどね…
徐々に形が複雑になっていきます…
フレアナットも交換したかったんですが在庫が切れてて注文中の為、使える所は再使用です…
更に複雑に…
長さを計ってストレートパイプから加工…
ちなみに銅パイプは使いません。
純正規格のパイプ、もしくは同等品のブレーキパイプを使用します。
銅パイプと違って硬い分加工は大変ですが…
見た目もスッキリするし、耐久性も十分ありますからね…
長くなると加工も大変です…
計っては曲げて確認…の繰り返し。
ダブルフレア加工も…
カットしたパイプのバリ取りと面出し…
ココを丁寧にしないとキレイなダブルフレアにはなりません。
キレイにして第一加工…
アダプターを取り外して…
第二加工…
キレイなダブルフレアの完成。
コレもそれなりにコツがいります…
当然ですが、ダブルフレア加工がキチンと出来てないとブレーキオイルの漏れに繋がります。
構造上…先端加工はダブルフレアに越したことありませんが、下手なダブルフレアにするぐらいならシングルフレアの方がマシです…
で、基本的には6mmパイプなんですが、箇所によっては8mmパイプを使用してる所もあります…
通常、柔らかいパイプや細い鉄ならこのベンダーで事足りますが…
8mm以上になると丈夫なベンダーが必要になってきます。
このダブルフレアリングツールもネットで売ってる様な安モンだとキレイなダブルフレアになりません。
銅パイプには使えるかもしれませんが純正規格にはそれなりのフレアリングツールが必要になります。
ハスコーからは定価が30万以上するダブルフレア加工機が出てますが…
使用頻度から考えるととても買えません…
1度どんなもんか使ってみたいんですけどね…
そして…
1番の長尺物…
4mパイプを丸々使用しないと作れない長さです…
長さ、曲げ角度、曲げ方向、オフセットなどなどここまで長いと曲げ間違えない様に何度も確認しながらの作業で非常に気を使います…
途中に若干のごまかしもありますが…
完成…
車両に取り付け…
で、全てのブレーキパイプの交換が終了。
後はエア抜きを入念に行って漏れの確認&試運転です。
記事にするとあっという間ですが、この作業も約3日間かかりっきりで作業してようやく完了です…
疲れました…笑
やっぱり寒冷地の整備工場ではこういう作業も頻繁にあるんでしょうかね…
大変だろうな…
分解整備記録簿も書いて…無事納車です。