春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

緋牡丹錦  サボテン

2018-09-26 | サボテン
ギムノカリキュウム属のヒボタンニシキが涼しくなるにつれて
鮮やかに色彩を増してきます。接木をしないで、株自体から根出しを試みることが出来ます。難しいことですが、観賞価値も
高くなり、見栄えも良くなり育ちます。  似てる緋牡丹は店先でよく見かけられますが 台木を使わなくては生きていけません。
接木作業を長くやってきましたが、自分自身あまり好きではありません。 特に形が。


暗緑色の中に緋色、オレンジ、真紅の色、黄色の斑の混じり合いが綺麗で観賞価値の高いサボテンでここ数年、
品薄です。 業者さん曰く、海外の方が値段は高くてもすぐに購入すると言われてます。緋ボタン錦の栽培がもっともなされてるのはバンコクです。


一番の期待株、小さいながら色の配置も良く緑も程よく見えて
これからの変化が楽しみです。 緋ボタン錦は耐暑性は強いですが寒さには弱く、明るい場所を好みます。
斑の色や成長は日の明るさに左右されます。 成長期には根が弱く、固形肥料はつかいません。その代わり
液体肥料を使い、成長を促し、株を充実させます。











  


緋ボタン錦も周りから子吹きをする株も有り、これらを成長させ良い斑だけを選別して育てます。








斑の出方も株によって違います。全体、片側だけ稜間の狭い部分に斑が出る。
いろいろの出方がありますが、成長とともに変化があります。


    

皆さんもご存知の緋牡丹、色鮮やかです、多種多彩な色彩を出しますが
根降ろしが出来ません。 一生接木で成長をさせます。接木は三角柱でこの作業はかなりの技術が必要です。 飾りには良いですが、この形を嫌らう人がいます。
私もです。今日は珍しく蕾を上げてきたので、載せてみました。 ギムノ特有の花姿とピンクの花色です。   外は大雨、帰宅準備です。
 












スダジイの巨樹 36 枝の絡み合い

2018-09-26 | 巨樹
 埼玉県川口市安行地区の九重神社の境内には2本のスダジイの巨樹が
御神木として鎮座してます。 この巨樹の特徴は上部で黒い大枝が大蛇のごとく絡みあい、異様な光景を見せてくれます。
樹齢500年、幹周り6.5m 樹高16mの巨樹は地域の人に守られながら、生き続けてます。

樹勢は極めて旺盛で2本の巨樹の空間はまさに力をもらえるスポット、多くの人が参拝に参ります。













スダジイの巨樹は幹に巨大なコブを作る特徴を有します。



九重神社は巨大な大枝を支える支柱を去年新しく変えました。支えがなければ太枝は折れてしまいます。


   


この地域は多くの社寺仏閣があります。高台の上にある九重神社は
石段を上がり鳥居をくぐり、社殿がある境内に入ります。大昔安行村の9つの村の神社がゴウヒされて九重神社になってます。
祭神はスサノウノミコトです。



   

九重神社をもっとも有名にしたのは 御神木を表した、御朱印です。
豪華絢爛、御朱印ファンは全国から参拝に来ると言われてます。 他にも多くの御朱印がそろってます。参拝の証ですね。
安行事務所。紹介です、お許しを。