春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

個人所有のヒマラヤスギ 巨樹

2019-12-09 | 巨樹

上野台東区、谷中の古い町並みの三又に
分かれる小さな道の中央に、ヒマラヤスギの個人所有の巨樹が鎮座してます。幹回り、枝ぶり巨大化。

詳しい説明は下の写真を見てください。 亡くなった(みかどパン屋の御主人)が鉢植えの小さな
ヒマラヤスギを地植え込んだのが昔、年代は100年は超えてません。 しかしこの大きさには

驚きです。今年の台風で大枝が折れ、危うく、みかどパン屋の家屋が崩壊の寸前で
あったと聞いてます。 電線も樹木の中にあり停電の可能性もあります。今や伐採の危機にあると言われてます。

保存樹木の指定を受けてますが、谷中の新しい住民と古くからの住民との意見の違いがあり
今後は台東区の判断が注目されてます。 まるであの蒲田ジャカランダと同じような境遇で

街路樹課の判断一つで、谷中のヒマラヤスギはこれからどうなるか




























































道路の脇の個人所有の
樹木は大きくなると、地区の所有物に何らかの害を及ぼすものには
行政が立ち退きや、器物破損を及ぼすものには排除命令を出します。 又電線にかかり
切れるようなことには損害賠償を請求してきます。 今やみかど屋のパン屋さんには年齢の高い

85歳の女性の主人の方が生活してます。とても難しい問題を抱えて、
保存樹木のボランテアの人たちが今、力を貸してます。 久しく来ない間に

ヒマラヤスギの環境がすっかり変わってました。 
かつてこのみかど屋に真夏の暑い時期にアイスキャンデイーを店で食べた
ことがあります。 もう8年以上前です。
でも表看板は当時のまま。 実に懐かしいです。