春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

紅白咲き分けの梅。

2018-03-16 | 樹木
今年の1月16日に安行地区振興の梅園で梅の剪定をしてから、2ヶ月。
昨日、花の咲き具合を見に行きました。満開までは行きませんが、ほぼ樹木一面、花を咲いたり、蕾を沢山つけて、確認が出来ました。
梅の冬の剪定は、大株もまた徒長枝も枝の元から切り落とす大掛かりな剪定でした。    その中で1本の紅白の咲き分けの梅が目に留まりました。


モモには源平モモと言われる咲き分けがありますが、梅の樹木の咲き分けを久しぶりに
見ました。 花弁の紅白の斑模様は見かけましたが、こんなにも色違いのピンクと白の枝を咲き分ける、不思議です。
熟練の職人さん曰く、たまに見かけるよと言って、遺伝子の兼ね合いなど、さらりと答えを口に出しました。








1月16日の寒い時期の剪定で大きな幹も剪定の対象でした。
梅ノ木の古木は幹に良く幹穴が開くので確かめるようにと、若手などに秘訣を話してました。目で
確かめられる穴のほかに、空洞になってる幹も判断することが大切と話してました。









安行振興の梅園はこれからが見ごろです。天気が良ければ大勢の見物客が
訪れます。梅祭りの開催日は振興センターの一番のにぎやかさを、見せてくれます。










梅が満開に咲き始めるとすぐに、訂正です、ソメイヨシノの開花宣言が毎年出されます。 今日の雨はここ2~3日の暖かさを吹き飛ばしました。 
明日はどうかな。  安行事務所より。




タイリンミツマタ 花満開

2018-03-16 | 樹木
大輪三椏は三椏の園芸交配種、特徴は花の大きさです。
5センチを超えるのもあり、一番大きな花を下から除いて撮影しました。  庭木や公園樹として利用されてます。
三椏も春、葉が出る前に甘い香りをする花を咲かせます。




去年の10月の下旬で。すでに蕾をあげてます。
いかにタイリンミツマタも蕾の時間が長いかわかります。葉も緑一色です。






蕾の色が変化するのが今年の1月10日。枝には葉が出てません、蕾が先に出ます。





2月の下旬の頃の様子。


大輪の小花の集合体は良く見ると、花弁が無く萼片で、この萼が黄色の円筒状に
なってるのが分かります。  萼の先端が花弁状になり、尖ってるのが分かります。3月15日です。













全体の様子はまさに、圧倒的な花数を枝に咲かせ、見る者を
魅了します。    安行地区、振興の事務所の裏手の雑木林の前に在り、この場所は実に懐かしい思い出です。安行事務所より。







サンシュユ 春黄金花。

2018-03-15 | 樹木
安行地区には樹高が10m近くのサンシュユを見かけます。 根元から大きく
枝分かれして大きく育ち、今の時期に枝先に小花を咲かせ樹木全体が黄色に覆われ、春の季節を見せてくれます。

原産地が中国や朝鮮半島と言われて、サンスユは韓国語であると前に聞きました。  日本名は良く言われる 春黄金花と呼ばれ
これも若葉を芽吹く前に、花が咲き全体を黄色に染め上げる、春告の樹木と言われてます。
造園ではサンシュユは庭木として利用されてます。










安行地区の興禅院の鐘楼の前に咲く様子





個体差の出る花を咲かせます。本来は花弁が4枚ですが5枚の花を
咲かせるのもあります。熟練の造園士は線香花火咲きの樹木なんて言ってます。確かにそうですが? 中央にメシベが1本、形状が何かに似てませんか   多肉植物
の花を自分は想像してしまいます。      花月などの星形状の花、無理かな。
下がサンシュユの単体の花です。





多肉植物の花月の白花、とミセバヤ、共に花弁を反り返します。





















トサミズキ 土佐水木

2018-03-15 | 樹木
春に黄色い花が垂れるように咲く、5弁花ですが開ききりません。名前の通り
自生地は高知県ですが、庭木として全国的に利用されてます。  見ての通り若葉の芽吹く前に花が咲き出します。
枝から7~8輪の長い穂のように集まった花が垂れ下がる。小さな花ですが、沢山群生して咲けば見ごたえがあります。  






花が終わると入れ替わるように葉が茂りだします。
丸形状の葉で、秋には黄葉に変化します。











変種のヒマラヤトサミズキもあります。







春の先駆けは黄色の花といわれますが、確かに樹木でも沢山ありますね。 安行振興地区より。


 

ミケリア、マウダイエ

2018-03-14 | 樹木
安行、振興地区に今の時期、真っ白な花を咲かせる、深山含笑の名称の
樹木があります。  常緑樹で一年中見事な葉色を見せてますが、春先に沢山の白花を咲かせます。  モクレン科のオガタマノキ属である
花は香りも高く、遠くでもその香りが漂います。  なじみは薄いですけれど、樹高は5mを超えてます。

花は集合体で咲いてくれますが、この状態が全開です。そして花弁の縁取りをすぐに茶に染めるので、全てを
真っ白に撮影が出来ないのが現実です。 かなり長い間、見てますが全てが白色の姿を見られません。










モクレン科の花は中央のシベ
を見せると、花は終焉が近づきミケリアも同様です。    係りの人が中を見せてくれました。
この状態を見ると、オガタマノキ属ですよね。





白花が好きな自分はこれからが樹木最大の花、ホオの木の花やタイサンボクの花
の時期を待ちわびてます。



白木蓮 満開。

2018-03-14 | 樹木
川口市鳩ヶ谷本町の見沼用水東緑道脇の大きなハクモクレンが満開です。地域一番の開花、
安行より早く咲く要因は日のあたりが1日中。今年は家主からの花後の依頼で剪定作業が行われる都合があり、この場所に様子を熟練者と見に来ました。
青空に見事です。  白の綿帽子が今の時期が最高の眺め、  白木蓮の蓮はハスの蕾の由来です。






下からの眺めも美しいのがハクモクレンです。



樹勢の勢いが木蓮属は強く、剪定をしなければ大きく枝を伸ばします。







春に葉に先立って咲くことがハクモクレンの白花を際立てる要因です。モクレン属の
剪定は7~8月に来年の花芽を作ります。来年の葉芽が出るのも同じです。樹勢が盛んなこの時期に剪定作業はいたしません。 
判別が出来る12月ごろに剪定をすることを家主に報告をいたしました。 




前の見沼用水のほとりには毎年撮影してる、百日紅並木が500m続きます。
夏の姿もこの場所は見事です。














樹木の花があちこちで咲き始め、春本番の季節を迎えました。今後更紗モクレン、紫木蓮と順番に咲いてきます。


修善寺寒桜 開花。

2018-03-13 | 樹木
すでに河津桜が終焉をして、その後のヨメイヨシノが咲くまでに、間が開く
伊豆方面では修善寺寒桜が咲き始めます。  名が素敵です。 安行地区にも桜樹木の育成所に修善寺寒桜が見事に咲いてますが
、残念なことに葉を出し始め、時期が過ぎ去ってきました。 
濃い紅色を出すことが有名な修善寺寒桜は、寒緋桜を原種として、天城吉野から作られてます。難しい説明を載せましたが交配種なのです。  安行桜場植栽場には多くの桜の苗木や、樹木が植栽され、まるで桜の植物園です。造園の親方の管理の育成場になってます。














桜は多くの人に愛される一番の樹木の花と言われてます。
日本を代表する樹木の花は桜、先人たちの作り上げた数々の名品の桜が満開になってきました。


寒緋桜は台湾や沖縄に多く存在いたします。色彩も紅濃く、下向きに咲きます。
台湾には多くの寒緋桜が今の時期、故宮博物館や名所旧跡に色鮮やかに咲いてます。  沖縄ではこの寒緋桜で開花宣言を
出します。 ヨメイヨシノではありません。



安行でも寒緋桜も今咲いてます。園芸交配種の名品を輩出する原木です。安行事務所より。




大寒桜、開花。

2018-03-13 | 樹木
地元、安行が発祥の地。大寒桜はカンヒザクラ×オオシマザクラ、又はヤマザクラの園芸品種。
オオカンザクラは見ての通り、花がとても大きく、一重の五弁、薄紅色の色。 開花は3月下旬が多く、寒桜より約1ヶ月
遅く、逆に染井吉野より1週間早めです。  安行寒桜と言われ、安行桜と分けられてます。













早咲きの寒桜が2月に一番花を咲かせてから1ヶ月と半分、
ヨメイヨシノの開花も時期に始まります,サクラ前線がいよいよ待機してますね。






オカメ桜 

2018-03-12 | 樹木
桜の中では一番気に入ってるオカメ桜。
安行地区の樹木待機場所に植栽されてましたが先日、半分以上は枝を除去しての静岡に嫁入りでした。
あわてて移動する枝切前に撮影した桜です。 安行を去りました。花が終わってからでも良いのではないかな?








見ての通り、淡い紅色の下向きに花を咲かせる姿の美しさ、
カンヒザクラとマメザクラの交配種。  自分が購入したいぐらいの桜でした。 最後の艶姿、見事でした。



安行桜並木、花満開。

2018-03-12 | 樹木
ピンクの色が濃く、小ぶりで可憐な桜のイメージで遠方から眺めるとピンクの絨毯です。
発祥の地が、安行の名刹、蜜蔵院内で当時の交配士の沖田氏が長年の研究改良で作り上げたのが、安行桜です。すでに70年以上経ってます。

安行では安行桜で有名な蜜蔵院境内の大小30本以上。、もうひとつは埼玉高速鉄道の川口元郷駅付近の約50本が今満開です。
染井吉野がまったく咲かない時期にすでに満開、駅前の並木は独り占めです。










反対側から高層マンションをのぞむ。



近くの芝川の辺の道路の街路樹も見事です。


通りからの全体の眺めです。ほとんど車の流れもまばらで元郷駅は左にあり
地下を走る高速鉄道です。下の3枚が気に入ってます。










川口駅西口のソメイヨシノはまったく咲いてません。これから季節は足早に過ぎ去ります。
安行事務所より。