心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

孫娘 ①

2021-10-24 11:59:24 | エッセイ

下の娘には3人の子供がいます。

その末っ子の話です。

生まれてから一歳半くらいまでは

何時も木で作った柵の中に入れられていました。

その内成長して、ハイハイするようになっても、

危ないので柵からはなかなか出してもらえませんでした。

伝い歩きするようになっても、

「檻」からは出してもらえないので檻の格子をつかんで

大騒ぎしていました。

 

上の孫達お兄ちゃんとお姉ちゃんが

パパと公園やお買い物にお出かけするときは、

何時もママとお留守番でした。

それはそれは大騒ぎでした。

柵を力一杯ゆすり、「大泣き」でした。

でも、ママに孫娘に「あんたは小っちゃいからね!」

「大きくなったらね!」と

言い聞かせられママとお留守番でした。

 

あるとき爺・婆が訪問したとき、

檻の中から抱っこをせがみ、仕方ないから抱っこすると、

急にいやいやして泣き出し、「ママ~!ママ~!」と叫ぶ。

どうしたのかな?思っていると、

其れはママの所に連れて行け!と主張しているようでした。

ママに手渡すと上機嫌でした。

こういうときもこんな赤ん坊が知恵を使うとは!

 

1歳半になった頃にやっと一人歩きができるようになり、

知恵もついてきたのか、

柵のドアに鍵を掛けてあったが、

いつの間にか内側から外に手を出して、

鍵を開けてしまうようになっていました。

 

直ぐに見つかって、中に戻されていました。

戻されるたびに、やはり大泣きしていました。

 

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